書籍・雑誌

リンゴが教えてくれたこと

この本はちょっと前に話題になったので知ってる方も多いはず。
木村秋則さんというリンゴを栽培されている方が書かれた本です。

木村さんは青森出身の方。
一時は上京しサラリーマンをされてましたが、1年ちょっとで退職。
故郷でリンゴ栽培を始められました。
その栽培方法は無農薬・無肥料栽培。
しかし10年近くその栽培方法で育てた木村さんのリンゴは実をつけることがなかったんです。
その間ずっと収穫はほぼゼロ。
もちろん収入もゼロ。
奥さんに毎月渡すお金は3千円。
お子さんの文房具を買うこともできず、1つのケシゴムを3つに割って使っていたそうです。

周囲の人間には散々バカ扱いされ、親戚からも煙たがられる日々。
収入がないと暮らしていけないので昼間は農業、夜はパチンコ店や飲み屋で働いていたそうです。
写真を見ると木村さんは歯がありません。
飲み屋で働いていたときにヤクザに殴られて歯がなくなったんです。
そのまま歯を入れてないのはその出来事を一生忘れないためだと言います。

そんな生活を10年も続けられるなんて脅威の人です。
今の世の中すぐに結果が出ないとすぐ「や~めた!」となる中でこんな人がいるなんて・・・信じられない。
尊敬の一言です。

木村さんが無農薬でリンゴを育てるようになったきっかけは、農薬を使ったりんごが苦しがってるのに気づいたから。
そして10年近く結果が出ないまま続けられたのは、無農薬で育てたりんごの方がおいしい、いいリンゴが出来るという信念があったからだと思います。
そして、その信念についていった家族の方の理解や協力もあってこそ。
10年間、ずっとりんごを見て、試行錯誤されてやっと無農薬栽培に成功されました。

今や、木村さんは日本全国ならず、韓国まで行って講演されています。
そして木村さんのりんごは東京の有名シェフが使いたいと言いにくるほど。
木村さんのりんごは2つに割ったまま2年間冷蔵庫の上に放置しても腐敗せず、フルーティーな香りがするそうです。
正に「奇跡のりんご」apple

木村さんは無農薬栽培を始めてすぐに、りんごの木についている虫を観察しました。
ハマキムシという虫ですが、よく見るとつぶらな瞳をして意外にかわいい、だから憎い敵なのに殺せず葉っぱに戻したりもしたそうです。
またりんごにほんとんど毎日声をかけていたそうです。
「1個でもならしてちょうだい」

ああ、何という優しい人か!
ただ意固地に続けたというのでなく、そういう木村さんの人柄が成功につながったのだと私は思います。

|

ジョッキー

松樹剛史さんの本です。

以前から競馬の小説ってあまり見かけないなと思ってました。
そこでパッと目に入った「ジョッキー」というタイトル。
思わず手に取りました。

読むと序盤、競馬の専門用語や、競馬好きなら興味を引かれるような言葉が並んでる。
そしてこれは面白くなりそうだ、という展開。
それが段々「おや?」と思うようになり、「な~んだ」となってしまう。
それがこの本の感想です。

フリー騎手の20代後半の男性が主人公。
乗り馬に恵まれなかった彼にめぐってきたチャンス。
それはオウショウサンデーという良血で将来性のある馬が回ってきたこと。
ところが馬主との意見の対立でオウショウサンデーは他の騎手に乗り替わりとなる。
その後、さまざまな馬に乗る彼のもとに、その馬主から自分のところの馬に乗って欲しいという依頼を受ける。
それはオウショウサンデーも出走するレースだった。

良血で実力があるはずなのに走る気のないドロップコスモ、その調教助手で東大卒の女性、大舞台を前にして減量に失敗してしまい行方不明となる先輩騎手、同期でつかみどころのない一流騎手、生意気な後輩・・・。
魅力的な材料がたくさんあるのに、ありすぎて何が言いたいのか分からなくなってしまっている気がします。
ドロップコスモに焦点を当てるかと思ってたのにそうでもなく、他に馬を出してきて何で?という感じでした。
女性にしても4人出てきて、馬も人も焦点が絞れてない。
レースの描写もあまりに淡白で、あれ?優勝したの?といった感じ。

ただフリー騎手の厳しい生活状況がよく描かれているし、その騎手を取り囲む状況などもよく理解できるものになっています。
競馬とは馬主が絶対だということ、減量の厳しさ、馬の性質、そういったことが全く知らない人には面白いだろうし、とても分かりやすく書かれているのがいいと思います。

|

龍は眠る

宮部みゆきさんの本です。

やられた~という感じでした。
もう宮部みゆきさんの本は読まない!と決めていたのに・・・。
今まで見たことのないタイトルを目にして手にとってまえがきを見たとたん、引き込まれてしまった。
お話の本文が見たくてたまらなくなり、冒頭から心を掴まれたという感じです。
最初はそんな感じでぐいぐい話に引き込まれました。
それがいつもの如くだんだん尻すぼみ。
そして相変わらずのくどい文章で読み終わったあとは「やられた・・・」という感じでした。

雑誌記者の主人公は台風の中、自転車がパンクして困っている少年を助ける。
彼を車に乗せて走っていると、何かにぶつかった衝撃が。
車を降りてみると、そこには蓋の開いたマンホール。
そして側には子供用の傘が!
少年はそのマンホールの蓋を開けたのは誰なのか、まるで実際見たように話し始める。
さらに、主人公の触れられたくない過去までも言い当てる。
彼は言う。
「自分は超能力者なのだ」と。
その後、彼の友人だという少年が現れ、全ては彼の作り話だと言うのだが・・・。

このあたりまではすごく引き込まれました。
中盤から後半にかけて、あれだけ引きつけておいてこれか・・・という感じ。
あまりに期待をもたせすぎる語り口だと思います。
これは実話で、まるでこの少年たちを作者自身が知ってるんじゃないか?
と思わせるようなまえがきにも惹かれたし・・・。

ところで、このお話の中に出てくる「スプーン曲げ」のブームのお話ですが、以前私テレビでそのトリックの検証なるものを見たことがあるんです。
トリックというほどのものでなく、それはただのコツでした。
よくは覚えてないけど、スプーンを曲げる際にスプーンをこする動作。
あの動作に意味があったように覚えてます。
あれを繰り返してちょっとしたコツをつかめば普通の人でも何なくスプーンが曲げられます。
現にテレビを見ながらその通り母親がやったところ、あっさり曲がりました。
その後私がやったら同じように曲がりました。
ただスプーンの材質によっては曲がらないものもありました。

そういうトリックというかタネ明かしって分かってしまうと「な~んだ」という感じなんですよね。
でも私自身はそれと別に、超能力とか不思議な力ってあると思ってます。
この世界にそんなのが無いなんて面白くないからそう思っておきたいです。

| | コメント (0)

恐怖特急

いきなりですが・・・。
この世の中で一番恐いものってなんですか?

私はこの世の中で生きている人間が一番恐いと思ってます。
そりゃ、幽霊だって恐いけど、生きている人間の方が恐い。

私の実家って、墓場の隣だったんです。
周りに家もなく、ポツンと一軒家。
その隣は墓場。

最初はそこに引越しする時、嫌でした。
恐いな~。
夜幽霊とか、火の玉を見るんじゃないか?
そんな心配をしていたけど、霊感がないせいもあり、恐い思いをすることもなく、むしろとても静かで快適でした。
今町中に住んでいて夜中に意味なく叫ぶ生きている人間のほうがよほど恐いよと思います。

幽霊が何故恐いって、見えないものが見えるから恐いんだと思う。
でも生きている人間が恐いのは、実体は見えてるのにその人間の本当の心が見えないというところだと思います。

久しぶりに阿刀田高さん監修の「恐怖特急」という短編を読みましたが、この本もそういう恐怖を書いた小説ばかりでした。

例えば筒井康隆さんの「乗越駅の刑罰」はうっかりと駅を乗り越しただけで命まで危うくなってしまう。
最初感じ悪いな~と思っていただけの駅員が主人公に対してどんどん暴力的になり、まるで滑稽なくらいその残虐さがエスカレートしていく。
筒井康隆さんの話は大体いつもこういう「ないだろ~。これは」という状況を描きつつ、そこに人間の心の恐さをかいまみせるんです。

でもこの短編集に収録されている本はどれも昔のお話で、ちょっと古臭くて感覚的に違うな~、正直あまり面白くない、というのが私の感想でした。

ところで、私が夕飯時に窓から外をながめていた時、お墓に向かってずっと手を合わせている女性が目にとまりました。
その人・・・多分人だと思うけど、全然動かないんです。
私がご飯を食べ終わってもずっと同じ姿勢で墓に手を合わせいている。
気持ち悪くなって親に言ったところ、親もそちらを見てその後もそこにずーっといるその女性が普通じゃないと判断して声をかけに行きました。
その女性、近所の人だったらしいですが・・・。
どうも事情を聞くとお姑さんと何かあってあそこにいたらしいんです。

死んでる人より生きている人間のそういう心の動きの方が恐いと思う私です。

| | コメント (0)

キップをなくして

私がよく見る夢があります。
それは電車やバスなど乗り物に乗る夢、または乗り遅れる夢、そしてそこで誰かと乗り合わせる夢。
多分私は夢の中でここじゃないどこかに行こうとしてるんだろうな~。

今日「キップをなくして」という本を読み終えました。
この本は以前マイミクのたまきちまるさんが日記で紹介されていた本で、作者は池澤夏樹さんです。

物語は、切手を買いに行こうとする少年が電車の中でキップをなくして駅から出られなくなる。
そして「駅の子」として駅の中で暮らすというお話です。

「駅の子」と呼ばれる子供たち(中には子供とは呼びにくい年齢の子も)は主人公の少年以外にも何人かいて、彼らは皆キップを無くした子たちばかり。

「駅の子」といえばキオスクでもお弁当を無料で提供してくれるし、寝るところもちゃんとある。時には電車に乗って駅の構内にある食堂やレストランで食事をしたりもします。

彼らは駅の中で勉強もするし、仕事もします。
仕事というのは自分たちのような電車を使う子供たちが危険な目に合わないようにすること。
なぜか、助けてもらう子供たちには彼らの姿が見えてないんです。

そんな時、自ら定期を無くして「駅の子」の仲間入りをする少年が現れます。
彼は言います。
もし出ようと思えば駅から出られたのだと。
その言葉で「駅の子」たちに動揺が広がります。
そして自分がここにいることについて考えるんです。

駅で暮らすのって楽しそうですね。
駅弁、キオスクのお菓子は食べほうだい。
電車も乗り放題。
でもそれが楽しいと思えるのは、それにいつしか終わりがあると思うからじゃないかな?

私がこの本を読んで思ったのは、人は誰も「ここに自分が必要なんだ」「ここが私の居場所なんだ」という場所を求めているということ。
ある時期、それが分からない、どこが自分の居場所か分からないときを過ごして人はそこにたどり着くのかな・・・という気がしました。

もう私もいい加減、乗り物や駅の夢を見るのはやめたいもんです。

| | コメント (0)

平家物語

よくクイズ番組とかで、何何と何何の武将が戦ったのは何の戦いか?という質問がありますが・・・。
私ああいうの、全然!分からないんですあせあせ
何度聞いても覚えられれない。
というか、覚える気ナシ。

そんな私ですら関ヶ原の戦いと壇ノ浦の戦いくらいは知ってます。
その壇ノ浦の戦いの源平(主に平家)について書かれた宮尾登美子さんの小説「平家物語」を読みました。

正直やっと読み終えた・・・という感想です。
とにかくやたら長かった!
単行本4冊!

平家の大将、平清盛の出生から平家の繁栄、そして滅んでいくまでを書いた小説なんですが、やたら登場人物が多い上に名前がみんな似てるんです。
大体、平家なら○盛とかって、下に「盛」という字がつく。
源氏にしても似たような名前が多く、何度も巻末の系図を確かめながら最初は読みました。
だんだん面倒になってきて、趣旨だけ伝わればいいや~と適当に読み流しました。

この小説、はっきり言って面白かったのは1巻の最初の方だけでした。
平清盛の出生の秘密について書かれたあたり。
平清盛は平忠盛の長子となっていますが、実際は白河天皇の血筋をもった人でした。
白河天皇は相当な女好きで、側女を孕ませては臣下に下げ渡ししていました。
その一人が平清盛の母親だったんです。

産みの母親は平清盛を産んですぐに亡くなり、継母に義理の弟と差別されて育てられた平清盛はかなり淋しい幼少時代を送りました。
それが後々、さまざまな女性に母親の面影を追い求めることにつながったように思います。

平清盛は情に厚く優しい人柄の人だったようです。
宿敵となり、後に平家を滅ぼす頼朝の命を救ったのも、義母に懇願されてのことでした。
義母は頼朝に亡くなった自分の子供の面影を見て、平清盛に命請いをしたんです。

この小説、最初は平清盛からみたお話を描かれていて、時の経つにつれ、お話の主人公は平清盛の妻・時子となったり、下女の手古菜になったりで、話が進むごとに思い入れが薄くなりました。
また、だんだんと歴史的な出来事を追うことに終始していって、歴史に興味のない私には退屈でした。
その中の人間模様、人の心が描かれている話じゃないと、私は話に入り込めないです。

でも本当によく調べ上げてあって、歴史に興味のある人なら読んで損はないと思います。
せめて壇ノ浦の戦いくらいはどういう背景で、どんな戦いだったのか知っていてもいいと思うし。

戦いで言えば、平家が源氏に負けたのは当然だったような気がします。
討伐に行けば、水鳥の飛び立つ音に怯えて逃げ帰るわ、源氏に夜討された時は谷におびきだされて戦わずして何万もの兵を失うわ。
それに対して源氏は野生の馬も乗りこなすような戦いなれた兵士たち。
これじゃ最初から勝負あったという感じです。

壇ノ浦の戦いの際にはもう平清盛は病気で亡くなった後だったというのも初めて知りました。
それと平清盛の人柄が分かっただけでまあ、読んでよかったかというのがこの本の感想です。

| | コメント (0)

女性の品格

ひところブームになった坂東眞理子さんの本です。
今頃読みましたsweat02
ブームも去ったせいか、図書館にポッと出てたのを見つけたんです。

内容を一言で言うと「当たり前のことを書いてる」という印象でした。
ただその当たり前が出来てない私としては耳の痛いことばかり・・・sweat02
例えばお礼状をこまめに出すとか、敬語をちゃんと使うとか・・・。
ただ大体において当たり前のことを書いてるんで、何でこれがあんなにブームになったんだろう?という気がしました。

印象に残ったのはこのお話です。
「秘すれば花」
『不完全で、欠点の多い自分をありのままに告白して、あるがままに認めてもらおうというのは、とても不遜極まりない態度です。できるだけそうした自分を見せないで少しでもいいところを見せるように努力することが、人間の品性を高めるのです』
これは耳が痛かったsad

私は自分を等身大以上に見せようという努力を全然しない人間なんで。
また自分自身もありのままの自分を見せてくれる人が好きだし。
ただ人によってはありのままのその人をぶつけられると苦しくなる人もいるのは確か。
大人なんだし、もっと表面上のおつきあいも身につけなきゃ~。
と思いました。

また人間関係の章においてはほとんど共感できるお話ばかりでした。
・もてはやされてる人にすり寄らない。
もてはやされて既に有名な人は警戒心が強く、今人気絶頂の人に好意をみせてもあまり報われないと考えましょう。
bud
お金持ちやその場で権力をもつ人にすり寄る人は多いですが、見ていて見苦しいといつも思ってます。
自分が一匹狼で離れたところにいるので、いろいろ見えるんです。
そういう人気のある人が自分にすり寄る人を尊重することって、よほどメリットがない限りはない!というのは確かです。

・利害関係のない人にも丁寧に接する
部下や自分より弱い立場の人にどういう態度をとるかで、その人間の本性がにじみでます。
apple
私が知ってる限り、自分よりも弱い立場にいる人、目下の人に普通に接する人は仕事ができる人が多いです。

・仲間だけで群れない
『友達といることはとても重要ですが、群れるのは品格がないというのが私の意見です。なぜか?群れているうちに自分自身で判断しなくなり、正しい事は何か?自分は本当は何をしようとしているのかに向き合わなくなるからです。(中略)品格のある女性の第一歩は一人で生きていけること、群れないことから始まります。』
maple
全く同感!

・友人・知人の悪口を言わない
『友人と信じて付き合っていた相手のことが、どうしても嫌だ、耐えられないと思ったら、当人にその理由を述べたり、批判して改めさせようと思ったりしないで、少しずつ遠ざかっていけばよいのです。(中略)明確なピリオドを打つのでなくフェードアウト、いつの間にか疎遠になっていたというのが一番品格のある別れ方だと思います。』
clover
これも全く同感!


私は個人的に品格というのは、人の嫌がることをしない、迷惑をかけない、ということだと思ってます。
あまりにも大きいくくりですが、それ以外の小さいことはある程度大目に見てもいいと思うんです。
それと同じようなことをこの本にも書かれていました。
これが一番共感できます。

『自分がしてほしくないことは人にもしないというのは品格ある生き方の基本です。(中略)自分のしてほしいことを相手がしてほしいと思っているとはかぎりません。人の好みはさまざまだからです。でも自分が嫌だと思うことはたいてい人もしてほしくないと思っています』

例えば、
狭い通路で人が来る気配があればちょっと身を縮める。
レジで並ぶ際、後の人をなるべく待たせないようにサイフをバックから出しておく。
車を駐車する際、後ろに車がいたら奥に入れる。

そんなしょうもないと思われるようなことでも、出来る人と出来ない人の差は大きいと私は思います。

| | コメント (0)

怖い絵

本のタイトルですcoldsweats01
しかも3巻sweat02
図書館で借りました。

世界の名画を歴史的視点から見て、実はこれって怖い絵なんだよ~という本。
もう見るからにこれは怖いでしょ、という絵もありますし、パッと見て何でこれが怖い絵なん?というのもあります。

例えば、ルーベンスの「メドゥーサの首」などは見るからに怖い。
怖いというより気持ち悪い。
本に印刷された絵を見てるだけで吐き気がしてくるぐらい。
首を切り落とされたメドゥーサの目や鼻から流れる血。
その表情だけで壮絶ですが、何よりも頭の蛇や爬虫類が気持ち悪い。
蛇の中にはメドゥーサの頭から離れてとぐろを巻いたり、蛇同士でケンカしたり・・・。
色合いも見ているだけで気色悪い配色。

反対にパッと見て怖い絵だとは思わない絵は、ボッティチェリの「ヴィーナス誕生」、ベラスケスの「フェリペ・プロスペロ王子」、ゲインズバラの「アンドリューズ夫妻」など。

Prospero








「フェリペ・プロスペロ王子」などはパッと見て「わぁ~。可愛い」と思いました。
幼い金髪の王子が少女のようなドレスを着て、腰から鈴を下げているんです。
ところがそのドレスにも鈴にも意味があって、当時男児は女児よりも死亡率が高かったので厄除けでそういう装いをしていたというんです。
しかも、当時は幼い頃から「我慢を教える」として、子供にコルセットをつけて、胸を締めつけるこの拷問具は子供らしい活発な動きを制限したばかりでなく、充分な呼吸を不可能にし、内臓の健やかな発育まで阻害したそうです。
118948452583616311896 Gainsborough_andrews00




また「ヴィーナス誕生」は神話的に見てヴィーナスは悲劇の中から生まれたということ。
「アンドリューズ夫妻」の静かな田園風景をバックの地主夫婦の肖像の裏には搾取される農民の苦しみが隠されている。
こうやって見ると、神話や歴史を知って名画を見るとまた別の見方ができるのだと思いました。

私がこの本で一番印象に残ったのは、レーニの「ベアトリーチェ・チェンチ」です。
Retyenti
この絵を見て、「えっ!この人が?」と軽く驚きました。
以前ベアトリーチェのことは本で読んで知っていました。
ベアトリーチェは暴君の父親の殺害をはかった女性。
そのために家族を巻き込み、殺害が発覚してからも最後まで口を割らなかったのがベアトリーチェです。
美女で聖女っぽい外見とは裏腹に計算高く、したたかな女性という印象がありました。
それが絵を見ると、あまりに少女のようで、清らかで、これがあの?という意外性から何度も見てしまいました。
この容貌なら、あとから彼女を悲劇のヒロインと見るのは当たり前だろうと思いました。
ただ、とても美しいのに、どこかこの絵はまがまがしいんです。
それがまた魅力だ、とも思いました。

怖い絵は個人的に好きじゃないですが、どの絵も魅力があります。
人の心をパッととらえる力があります。
あのムンクの「叫び」なんて子供の頃見た時、しばらくあの絵の印象が頭から抜けませんでした。
好みを超越した名画。
これからもまた目にする機会があれば実際に見たいと思いました。

| | コメント (0)

ゼニと成功法則

「ナニワ金融道」の作者として有名な青木雄二さんの本です。

今まで「ナニワ金融道」以外にも何冊か青木雄二さんの本を読んできました。
お金について。
資本主義とはどういうものか。
どんな人間が騙されやすいのか。
そういったことをどの本も分かりやすくズバッと書かれてあって、それが全て大阪弁というのが味があっていいです。

まずさすが!と感心したのは、この本の冒頭にいきなり、
『これから三十代、二十代のリストラがはじまる』
と書かれていること。
この本、発行年を見ると2000年なのに。
もう当時から今の時代を見越してたんだと感心しました。

『不況という言葉は、みんな聞き飽きた、もうそろそろ不況から這い出してもよさそうや、日銀の見通しでも「少しよくなりかけている」なんていっている。だから、リストラの嵐とやらも終わりや。大体二十、三十代の若いサラリーマンにリストラなんかあらへん-そんな楽観的なこと考えてたら、あんた、大ヤケドするで。たしかにリストラはちょっと静まった。しかしな、それは中高年のリストラが一段落したということなんや。これから三十代、そして二十代のリストラがはじまるんや』本文から

すごいでしょう?
十年近く前に今の派遣切りや職にあぶれた若者のことを予測されてなんて。
そして大阪弁の面白い語り口!
この調子でズバズバと鋭い視点から今の社会をとらえて書かれている。
1冊読んだら面白いからまた1冊・・・と読みたくなるんです。
また、青木さんの書かれていることは私も共感できます。
中には耳の痛い話もありました

青木さんは25歳の時にマンガの賞をとりましたが、その後漫画家にならずにバーテンダーやさまざまな下積みの仕事をされました。
それが全てマンガにつながると思ったから修行だと思ってやっていたそうです。
そんな下積みの時代に人間を見る目を養ってひたすら我慢したり根気よく続けることを覚えられた。
あとデザイン事務所を立ち上げ、時に10数人も従業員がいた事もあったそうですが、その時人を使う難しさをつくづく知り、手形の仕組みなども知った。
そういう経験が全て「ナニワ金融道」というマンガに集約されているんだと思います。
ようやく「ナニワ金融道」が売れたのが40代になってから。
その後たくさんの後進を育てられ、結婚してやっとゆっくりした生活が出来るという頃に亡くなられました。
訃報を聞いた時はショックでした。
いい人ってやっぱり早く亡くなるんやな・・・と思いました。
青木さんが今の世の中を見たらなんて言うだろう。
「やっぱりな。言うた通りやろ」
かな?

| | コメント (0)

人生、90歳からがおもしろい!

今日スーパーで買物をしてると、どこからか「アンパンマンマーチ」がnote
飲料のキャンペーンで応募券を集めてアンパンマングッズを集めようというのをしてたんです。
それでアンパンマンマーチを流してた。
私がふとこの歌を耳にする時っていつもちょっと気分が重いときが多いんです。
だけどこの歌の「優しい君は~」というところを聞くとちょっと優しい気持ちになれる。
自分に言ってくれてる気になるんですよ。

ところで昨日アンパンマンの作者、やなせたかしさんのエッセイ「人生、90歳からおもしろい!」という本を買いました。
表紙は可愛い百面相のアンパンマン。
中もやなせたかしさんの可愛いイラストがいっぱいheart04
それを見てるだけで癒されますclover
ご自分のことをアイドルならぬ「老い」のアイドル、「オイドル」としてユーモアたっぷりに書かれてます。

それにしてもあのアンパンマンの作者が90歳なんて!
90歳なんてうちの祖母とちょうど同じくらいですが、比べたら全然違います!
うちの祖母は起き上がるのがやっとくらい。
歩くのもヨボヨボしてる。
その同世代が今だに一線で活躍してるなんて!
これだけで脅威ですよ。
そして絵にしても、90歳の人が描いた絵とは思えない。
線も大胆だし、キャラクターが生き生きとしている。

ただそうは言っても90歳。
やなせたかしさんも持病をもっていて、入退院や手術を繰り返しながら頑張ってるようです。

歳も歳だし、アンパンマンの作者ということで世界的にも有名。
周りから言われていろんな名誉職を引き受けられてるそうですが、ご本人は至って謙虚で「えらい人にはなりたくない」「静かに暮らしたい」と書かれている。

そしてとても優しい。
無料でキャラクターを作ったり、歌を作ったり、サインを書かれたり・・・。
サインを書くだけで1日つぶす日もあるようです。
それなのに無料で仕事をしてもらった人はお金を出してないから作品を大切に扱わなかったりするそう。
そして無料で仕事を引き受けると、同業者から非難される。
板ばさみで可哀相だな~と思いました。
大体いくら予算がないからってプロに無料で仕事をしてもらおうという根性が私には分からない。

ところで「手のひらをたいように」という歌をやなせたかしさんが作ったというのをこの本で初めて知りました。
すごい!

やなせたかしさんが歌を作るときは、言葉が降ってくるそうです。
まるでお化けがやってきてつくってくれるように。
だからお化けがやってこないと何も書けない。
やってくるとスラスラと書ける。
とにかくはじめはゼロでなんにもない。
これって私がこの間童話を書いたときと同じ感覚だと思いました。
創作って意外にそういうものかも知れないですね。

この本を読んでまたまたやなせたかしさんが大好きになりましたheart01
これからもずっと元気で長生きして欲しいです。

| | コメント (0)

ツレがうつになりまして。

ご存知大ベストセラーのコミックエッセイです。
先日書店で文庫本になってるのを見て買いました。
続編も文庫本になってたんですが、まずは大元を買ってからと1冊だけ買いました。
次にその本屋に行ったら続編が無い~。
他の本屋でも見つからないしあの時買っとけば良かった~。

この本はうつ病になったダンナさんのことを、イラストレーターである奥さんが書いた本です。うつ病と聞くとどうしても暗いイメージがありますが、この本は絵も可愛いしちょっとギャグっぽく書かれてるので、読んでて暗くなっちゃうことはありませんでした。

私数年前にすごく大変な時期を過ごしていたとき、
「私このままじゃ鬱病になる!」
と危機感を覚えてました。
でもこの本を見ると、私って鬱病になるタイプじゃないと思いました。

まずこの本の鬱病になってる作者のダンナさん=ツレさんですが、性格の特徴として、

・生活にこだわりがある。
例えばツレさんは、何曜日にどのネクタイをしめるとか、どの入浴剤を使うといったこだわりがあるんです。
「~しなければ」という自分の中のルールがある。

・優しすぎる。
鬱病になっても周りにちゃんと気遣いしている。

・完璧主義
手紙を書くときは定規を使うなどsweat02

・頑張りすぎる。
自殺しようとする寸前まで辞表を出せなかった。

・繊細
・神経質
・ポジティブ志向で強い。

というのがありますが、私も完璧主義でこだわりがあって繊細で、こんな私がこの状況で鬱病にならないわけがない!と思ってました。
でもならなかった。
このツレさんと比べると、私も何曜日に何の家事をするといったこだわりがあるけど、状況によって「今日は別にいい」とすぐ考えを切り替えられるんです。
あと完璧主義だけど合理主義でもあるのでそれが合理的じゃない行動なら適当に変えることもできる。
人の気持ちを察してその人の望むようにしてあげるところがあるけど、自分がしんどいときは人に気を遣う必要なし!と割り切っている。
自分が死ぬまでは頑張らない。
他の方策をとる。

こう考えると私が鬱病にならなかったのも頷けました。
またこのツレさん、鬱病になる前はネガティブ志向の作者を励ましたりするくらいポジティブで強い人だったようですが、強い人は折れやすいんだと改めて思いました。
時々折にふれて私はつらいんだよ~と言える人のほうが実は強いのかも知れない。
あとは自分のことを全然見えてない人は強いよな~。
鬱病にはならんわな。
と思います。

結構鬱病になったダンナさんのことをおっとりとらえて、自分はのん気に構えてたように書かれている本ですが、それはマンガにするためで、実は一番近い存在の作者は相当悩まれただろうと思います。
ただ読む分には重くならずに読みやすかった。
娯楽ものとして薄い本なので、あっという間に読めちゃう。
だけどちょっと考えるところを残す本だと思います。

| | コメント (0)

大地の子

山崎豊子さんの本です。
この本は以前から読もうと思いつつある意味敬遠してました。
多分内容が重いだろうと予想していたので・・・。
実際に読むと思った通りでした。
ただこの本は本当にいい本だと思います。

「大地の子」は中国残留孤児の男性のお話です。
主人公の松本勝男は東北の中国開拓団に加わった家族の一人。
中国の地で勝男たちはソ連兵の攻撃を受けます。
そして父親とはぐれ、祖父は途中行き倒れ、母親は殺され、妹とは生き別れになる勝男。
妹との縁をつなぐものはたったひとつのお守りだけ。
その後、中国人夫婦に引き取られたまだ7歳の勝男は「大福」(ターフー)という名前をつけられ、家畜のようにこきつかわれます。
あまりの生活のつらさから逃亡をはかるも、その後人買いにさらわれ、買い手がつかないところを一人の男性に救われます。
その男性は学校の先生をしている陸徳志という男性でした。
その後高熱に苦しむ勝男をその陸夫妻は看病し、結局自分の養子として育てることにします。
そして改めて勝男につけられた中国の名前が「陸一心」(ルーイーシン)
一心は心優しい養親のもとまっすぐに育ちます。
しかしそれは、子供の頃から日本人といじめられ、日本人と分かると手の平を返したように初恋の女性にもふられるという決して平坦なものではありませんでした。
そしてとうとう一心は日本人というだけで冤罪をきせられ刑務所に入れられます。
そこで拷問・強制労働を課せられ、いつ死ぬか分からない日々を送る一心。
それを救ってくれたのがやがて一心の妻となる一人の女性でした。

この本は上中下巻からなっていて、ここに書き出したのは上巻の一部です。
中巻になると中国と日本の共同プロジェクトである、中国に鉄工所を作る話がメインになり、下巻になりやっと一心の物語が動き出します。

とにかく上巻は読んでいてつらくなりました。
中巻は正直いってあまり興味のない硬い話ばかり。
下巻になってやっと話がつながり話にひきこまれました。

私はこの物語の舞台となった年代の西暦を見て驚きました。
私が生まれるほんのちょっと前、1965年!
その頃まだこんな非人道的な拷問が中国では行われていたなんて・・・。
歴史の古いあの国が当時、その頃の日本と比べるとどれだけあらゆる面で立ち遅れていたかが分かります。

そういえば私が子供の頃中国残留孤児の方がテレビに出て肉親に訴えかける映像をよく目にしました。
この本によると、ああやって日本に来られるのはまだいいほうで、本当に悲惨な生活を送った日本の孤児の方たちは、肉親に会うこともなくそのまま埋もれていったそうです。
日本が中国に残された孤児を本格的に探し始めたのは35年も経ってからでした。
しかもそれはボランティアの方たちが率先して始めてからのこと。
あまりに遅すぎる。

私はこの本を読んで、国民性の違いはあるにしても中国でも日本でも、優しい人もいるし、人間とは言えないような残酷な人もいるんだ、と改めて思いました。

私は戦争を知らない世代ですが、戦争は絶対にしてはいけないことだと思っています。
これからの世代にもそういう意識を薄れないでもっていて欲しい。
そのためにもこの本はとてもいい本だと思います。
この本を書くために作者はどれだけ勉強して取材をしたのか。
本当に尊敬します。
とにかく具体的にきちんとその当時のことが書かれていて、それが私でも読めるくらい分かりやすいんです。
この本を今の季節に読んだというのもまた感慨深かったです。

| | コメント (0)

東京島

桐野夏生さんの本です。

今日は夏休みに入ったばかりの祝日、その上大雨の上に雷が鳴っていて・・・。
人が多いだろうな~。
出かけるのおっくうだな~。
と図書館に行こうかどうしようか迷いました。
でも今日は何となくあの本が出てるような気がする・・・。
予感がして行ったところ、ありました~sign03
それがこの本、「東京島」です。

主人公は46歳の主婦、清子。
清子は早期退職した夫と共にクルーザーで世界一周の旅に出る。
ところがクルーザーが遭難して、二人は無人島に漂着する。
無人島で夫婦二人だけの生活が始まるが、生きていこうと食べ物の確保に動き回る清子に対して夫は何もしない。
そんな3ケ月後、23人の若者が乗った船が島に漂流したどり着く。
彼らは首都圏のフリーターたちで、与那国島のきついバイトから逃げ出してきた若者たちだった。
やがて若者たちはこの島を「東京島」と名付ける。
他にもなじみ深い地名を次々と島の各所につけていく。
その後、中国人のグループが島にやって来る。
彼らはライフルをもつ危ない団体にこの島に捨てられたのだった。
もとからいる日本人は中国人のことを「ホンコン」と呼び別の場所で生活をするようになる。
また皆から嫌われ者のワタナベは、怪しげなドラム缶置き場になっている「トーカイ」と呼ばれるところでたった一人の生活を余儀なくされる。

そうしてこの島には総勢32人の人間が生活することになった。
その中で女は清子ただ一人。
清子は男たちの注目を浴びるようになり、女王のようにふるまう。
やがて清子の夫は崖から落ちて変死をとげる。
その後清子と結婚した若者も同じ崖の下で死体となって見つかる。
争いを避けるために、2年毎に籤引きにより清子の夫が選ばれることとなる。
籤で選ばれ3番目の夫となった若者は仕事もしないただの怠け者。
そしてその2年後、籤で選ばれた4人目の夫は記憶喪失の若者。
やがて生活力旺盛なホンコンたちは自力でボートを作り島からの脱出をはかる。
それを知った清子は一緒にボートに乗り込むのだが・・・。

面白い設定だと思いませんか?
話の展開が次々と変わるので面白くてあっという間に読んでしまいました。

無人島という何もないところで皆で力を合わせて協力するのかと言えばそんな単純なものでなく、各々が自分の好きなように生きている。
普段から何もしない人間はこんな無人島でもやはり無気力で何もしない。

そして人は何人か集まるとリーダーが必要になって、それが状況によって次々と変わっていく状況が見ていて面白かったです。
強いのは物をもっている人間。
強く自分をアピールできる人間。
判断力のある人間。
そして最後には生きることへの執念が強く勇気のある人間。
ってことだな~とこの小説を見て思いました。

この小説の主人公が46歳で太った主婦という設定がミソだったと思います。
最初は島に一人の女だからとチヤホヤされていた清子でしたが、もう4番目の夫を選ぶときには籤に参加するのはたった6人だったんです。
20代の美女という設定だったらまた状況が変わってて、違う小説になってたと思う。
あと後から漂着した若者がニートとかフリーターといった普段から生活力のない人間だというのもミソだと思います。
普段から生きることに旺盛な力をもつ人たちだったら何としてもここから脱出しようと努力してたんじゃないか?と思います。

結末も良かった。
でも内容的にヘビーなので、そういうのが好きじゃない人にはオススメしません。

| | コメント (0)

湿地帯

宮尾登美子さんにしては珍しい男性が主役の小説です。

読んでいて「これ、本当に宮尾登美子さんが書いた小説?」と思っちゃいました。
宮尾登美子さんの本は読み進むにつれてどんどん引き込まれていくのに、この小説はなかなか読み進められませんでした。
登場人物がバラバラだし、主人公の男性の心情が共感しにくい。
結末も「あ~、そうだったんだ」というところもありましたが、結局うやむやに終わった印象です。

高知県庁の薬事課長として東京より赴任してきた主人公。
彼は赴任先へ向かうバスの中、一人の美しい女性と出会う。
そしてさらに乗り換えた汽車で、別の女性と出会う。
その女性は初対面の彼に馴れ馴れしい態度で、主人公は強引に誘われるまま料亭、そしてバーへつきあう。
後日、その女性は青酸カリで自殺をしたと新聞で知る主人公。
そして彼女が薬店を営む女性で経営に悩みをもち自殺したという記事を目にする。
彼女の薬店は高知では破格の安値で薬を取引きする店だった。
やがて、彼の前に殺された女性の妹が現れ、姉の死は自殺ではない。真相をつきとめると言う。
そしてバスで出会った美しい女性との再会。
彼は女性の素性が分からないまま彼女に惹かれていく。
その美しい女性の夫である大学教授と、その夫の同僚。
その同僚の友人で、彼女に憧れるカメラマンといった人物が見えない形で影響しあう。

こんな風にいろんな人が出てきますが、ここに書いててもどうあらすじを書いていいか分からないくらい話がバラバラでまとまってないんです。
なんでこの登場人物が必要だったんだろう?
もっとほかのことを書けばいいのに・・・とも思いました。
あと主人公が教授の美しい妻を好きになった感情がちゃんと描かれてなくて唐突すぎる気がします。
「あとがき」を見ると、この作品は昭和37年に書かれたものだそうです。
宮尾登美子さんが若い頃の作品だと知って納得しました。

ただ話の筋と関係なく、とても印象に残った登場人物のセリフがあります。
「都市の形成は三十万が一つの単位だね。人間の行動や生活にはある一定の法則があって、三十万を基準にしてそれが還流状をなしているそうだ。だから地方都市では知った顔によく出会うというのも、この法則通りなんだよ。平たくいえばね。田舎が口うるさいというのも目撃される事柄と、そこから推測される行動の範囲がほぼ決まってるということなんだ。」
この小説の中でいいたいことは結局このセリフに集約されているのだと後で気付きました。
「湿地帯」のような地方都市の閉塞感や澱みを感じる小説です。

| | コメント (0)

「やりたいこと」が見つかるスピリチュアルマップ

P1000618 P1000619 P1000620








先日買った溝口あゆかさんの『「やりたいこと」が見つかるスピリチュアルマップ』という本をもとにスピリチュアルマップなるものを作ってみました。

この本がいいと思ったのは、「スピリチュアルマップを作る前に」という前書きとして、
『このエクササイズで自分のやりたいことがはっきりする人もいれば、ぼんやりと進みたい方向が見えるだけで試行錯誤の期間が必要な人もたくさんいる、ということです』
『必ずしも全員がバリバリ仕事をする必要はない、ということです。(中略)「すぐに仕事を見つけなければいけない」「お金にならなければいけない」という考えをとりあえずどこかに置いておくと良いでしょう。』
という2つのことが書かれていたことです。
大体こういう本はやりたい事を見つけてその目的に向かって邁進しよう!という本が多くて、そういうのが見つからないと却ってプレッシャーやストレスになってました。
その点、こうやって書かれてると気楽にできますよね。

pencilスピリチュアルマップの作り方

tulip用意するもの・・・ペン、A4の用紙

clip手  順clip

oneまず紙の真ん中に写真左のような図形を描きます。

twoそして「子供の頃の好」「前からの興」「現在の楽」「未来の喜」
という言葉を三角形の周りに書きます。

・子供の頃の「好」・・・子供の頃に好きだった時間も忘れてやってたこと。
・前からの「興」・・・現在、または前から興味があること。ひかれること。
・現在の「楽」・・・現在やってて楽しいこと
・未来の「喜」・・・もし、何も条件や制限がないとして、未来の自分はどんなふうになったらうれしいか?


three三角形の頂点から線を引き、写真中のように、好きだったこと、興味があること、楽しんでること、そうなったら嬉しいことなどを書きます。

fourそこから枝をどんどん増やしていきます。好きなことが動物のTV番組を見ることなら、枝を作りそう書き、また枝を作り何の番組が好きか、さらに枝を作り、どうしてかなどを書きます。また「ワクワクする」「もっと知りたい」など、どう感じたかも書きます。

five4つのテーマをこれ以上書けないところまで書いたら出来上がりです。

ここまでがスピリチュアルマップの作成手順です。
出来上がった私のスピリチュアルマップが写真右ですcoldsweats01


notes今世の目的を探るエクササイズnotes

oneスピリチュアル・マップのすべての項目から好きなもの、欠かせないもの、絶対経験してみたいものなどを10こ書き出します。

twoあなたの目の前に天使が現れたと想像してみてください。そして「そのリストから5つ選びなさい。それは一生あなたの人生に与え続けられるでしょう」と言われたらどれを選ぶか考え、選び出します。

threeさらに選んだ5つを優先順位に並べ替えます。

fourこの順位づけを日にちをおいて何度も行ってみてください。日によって順位が変わるかも知れませんが、何度もやっていくうちに順位がほぼ同じになっていくでしょう。

ってことで、私はここまでやりました。
何度も順位づけを確認するのは面倒なんでやりませんcoldsweats01

そしてここからが肝心。
punchスピリチュアルマップを実行するpunch

one書いてあるものの情報を集める。
two情報を実行にうつす。
threeすぐにやれるものはどんどん実行していく。
four小さな楽しいことをやる回数を増やしていく。
five今実行できないものはイメージとして楽しむ。

そして、毎日、今日はどのくらいやったか、明日は何がやれるかの2つを確認します。

私がこのスピリチュアルマップを作って思ったのは、もう今まで夢地図やら自分の好きなもの、したいことの書き出しをやってるので、やりたいことに関してはほぼ把握してやってきてるということ。
やってないのは全てお金の関係でしてないだけ。
あと新たな発見は、私は「美術」とか「うっとりするもの」が好きなんだってことと、意外に昔はよくチマチマ物を集めてたってことです。
今は家に物を増やしたくないんで、よく物を捨てるんですが、昔はすごく物を大切にして集めてたな~って。
あと昔からマンガが大好きですが、特に恐いマンガが好きだったことに気づきました。

あとこの本に書いてあることでいいと思ったのは、現在の「楽」を考えるとき、
『いくら楽しくても真夜中にボリュームを上げて音楽をかけて踊るなど、他人に迷惑をかけている場合は別です。そもそもあなたが周りの人を尊重していないとき、あなたは自分自身も尊重していません』
とうい言葉です。
自分さえ楽しければ周りが迷惑しようがどうしようがおかまいなし!という態度は私もいい結果につながらないと思います。


さて。さて。
もうスピリチュアルマップもできた!
実行もしてる!
でも全然夢に近づかない!
それはなぜかというと、「実行のポイント」なるものがあるんです。
それは長くなるんでまた今度~paper

| | コメント (0)

ターシャ・テューダーの言葉

P1000601 P1000603 P1000613
















先日、図書館でターシャ・テューダーの言葉『思うとおりに歩めばいいのよ』『今がいちばんいい時よ』を借りました。

その中から私が共感した言葉clover

『残念ながら、人生を後戻りしてやり直すことは、誰にもできません。
私も、間違いや失敗をたくさん経験しましたが、
やり直したいとは思いません。
もし、やり直せたとしても、
その人生が今よりも良くなる保証は、どこにもないのですもの。』

同感!
私も若返らせてあげる。
人生のどこかでやり直させてあげる。
と言われても断ります。
面倒くさいし。
うちのダンナはやり直したいそう。

『鳥かごの新聞を取り替える仕事もあるわ。
新聞はとっていないので、
息子や友達が、古新聞を持ってきてくれます。
新聞を見るのはそのときだけ。
鳥かごには、政治家の顔がのっているページを
わざと上に向けて敷いてやるのよ。
掃除や鳥かごの世話などで、
あっという間に昼になってしまうこともしばしばです。』

こういうちょっとしたユーモアって大好きheart04

『家事をしている時、あるいは納屋で仕事をしている時、
これまでの失敗や過ちを思い出すことがあります。
そんなは考えるのを急いでやめて、スイレンの花を思い浮かべるの。
スイレンはいつも、沈んだ気持ちを明るくしてくれます。
思い浮かべるのは、ガチョウのひなでもいいんだけど。』

私もこれはやってます。
自分が嫌なことを思い出してるな、考えてるな、と気づいたとき、なるべく違うことを考えます。
最近はいつもつば九郎のことです。

『本を読んでいると、情景が生き生きと目の前に浮かびます。
映画のように動きがあって、色もついているのよ
本の世界は、わたしにはとてもリアルです。
「どんな船よりも、さまざまな場所へ連れて行ってくれる書物」と
詩に詠んだエミリー・ディキンソンを崇拝するわ』

私もそう。
本を読んでるときは情景を思い浮かべながら読んでます。
でも大体の人ってそうですよね?


ターシャ・テューダーさんの言葉には共感できる言葉が多いです。
それは私にもターシャさんと似たような部分があるからだと思います。
嫌いな人はいろんなことを考えるきっかけをくれるし、好きな人は自分に似ていて自分のいいところを見せてくれるのだと思います。
つば九郎のおちゃめでラブリーでやんちゃなところが大好きだけど、私にもそういうところがあるのかな~なんてsmile
ついでにメタボな腹もcoldsweats01
でへへbleah


camera本の中で気に入った写真

| | コメント (0)

「オーラがある」と言われたい

泉智子さんの本です。

「オーラがある」と言われたい。
確かにcatface
以前「オーラの泉」を毎週見て、「自分のオーラって何色だろう?」と興味津々だったりしました。
雑誌の自分のオーラが分かるという診断テストをしたところ、紺色でした。
紺色・・・。
地味。
でも私らしいか。
と納得coldsweats01

この本は恋愛、美容、仕事、健康の面でどうやれば自分のオーラを輝かせられるかということが書かれています。
恋愛なら、ペアグッズを部屋に置こうとか、ハッピーなカップルと頻繁に会うとか。
このハッピーなカップルと頻繁に会うというのは効果的だと私も思います。
私の実体験から言っても、恋人が欲しいなら、彼、彼女がいる人とつき合う方が恋人が出来やすいのは確か。
恋人がいない同志でつるんでいると安心できるけど、考え方・生活ぶりなどさらにシングル色が強化されて恋人いないオーラをさらに強めます。
その分野で成功している人と一緒にいてその人を見習う方が恋愛にしろ、仕事にしろ成功しやすいってことですね。
他の分野もそんな感じでやろうと思えばすぐに実感できるようなことばかり。

ここに書かれていることを見ていくと、NLPの手法を使われてると思いました。
ビューティーオーラを高めるの「有名人をお手本にする」や仕事オーラを高めるの「お手本となる人の言葉や行動を知る」などは「モデリング」。
健康オーラを高める「ヘコんだときはオレンジのパワーをもらう」は「サブモダリティ」
理想を書き出して、リアルにイメージするなどは正にNLPそのもの。

あと風水も取り入れられてると思いました。
お金にとって居心地のいいお財布を使うとか、スペースを浄化&活性化するなど。

知ってるよ~ということばかり書かれてるけど、さらっと楽しく読める内容の本ではあります。
イラストが面白いnote

| | コメント (0)

聖女の救済

東野圭吾さんのガリレオシリーズ。

有名なパッチワーク作家の夫が殺された。
死因は毒物によるもの。
殺害時、彼が口にしたのはコーヒー。
そのコーヒーカップ、フィルターを鑑識が検査をするが毒物は発見されない。
女刑事内海は最初から彼の妻であるパッチワーク作家が怪しいとめぼしをつけるのだが、どうやって毒を仕込んだのかどうしても分からない。
そこで協力をあおぐのが例のごとくガリレオこと湯川。
いつも湯川とコンビを組む同級生の草薙は今回は反目に回り、捜査は二つの方向から進んで行く。

いきなり犯人が分かる刑事コロンボのような展開。
だけど最後までトリックが分からなかった。
どうやって毒を仕込んだのか知りたくて読み進めるけど、どうもお話に入り込めなくて読んでる途中で寝てしまう。
多分犯人側の心情が描かれてなかったからだと思う。
その点でやはり「容疑者Xの献身」のほうが断然面白かった。

それにしても、「聖女の救済」というタイトルの意味が分からない~coldsweats01

| | コメント (0)

風の墓碑銘

乃南アサさんの本です。

真面目で堅物な独身女性刑事と不潔でおやじな敏腕刑事のコンビ復活!
以前はお互いをけん制しあい嫌い合ってた二人ですが、今回は最初から気持ちの歩み寄りを感じました。

女刑事、貴子の属す管轄で、取り壊している借家から白骨化した死体が見つかるという事件が起きる。
その3体の死体は死後20年以上経っていると思われ、死体の1つは胎児だった。
借家の持ち主に聞き込みを始める貴子。
それからしばらくして、その借家の持ち主である老人が殺される。
その事件の担当として再び、貴子は「アザラシ」とあだ名をつけた不潔なおやじ刑事とコンビを組むことになる。
犯人としてあがったのは、老人の孫、老人の世話をしていたヘルパーの男、そしてホームレスの男。
そして事件を追及する間、ニセ刑事が現れ捜査をかく乱する。
犯人は誰なのか?
そしてニセ刑事の正体は?

今回事件そのものは最後の方にパタパタッと解決していき、焦点は二人の刑事の関係、そして警察という組織で働く人々の大変さ、苦労にあたってると思いました。
またどこでもそうですが、悪意というものはどこに転がってるか分からないと思いました。
自分が見えなくなった人って恐い。

| | コメント (0)

新世界より

私のパソコンのセキュリティ24。
どんどんバージョンアップしていってその度にアップロード(っていうんでしたっけ?)をしなきゃいけません。
そしてその度にパソコンが重くなってる・・・。

それってウイルスがどんどん巧妙化していってるから?
そういうのがある度にこの世の中悪いことをしない人ばかりだったらいいのに・・・とふと思います。
ウイルスを撒き散らす人間がいなきゃそんなセキュリティソフトを入れる必要なし。
サクサク、パソコンは使える。
もちろんパソコンだけじゃない。
家や車に鍵をかけたりしないでいい。
あと色々あるんだろうけど、もうその不便さが当たり前になっててパッと浮かびませんcoldsweats01


昨日、貴志祐介さんの本「新世界より」を読み終えました。
1冊がぶ厚い上下巻の本。

内容は近未来の日本のお話です。
主人公の女性が子供の頃から思春期までを思い出し、今に至るというのを手記にしている形の小説。

頃は今から1000年後の日本。
人口はたった5万人足らず。
そして町ごとにコミュニティが作られていて、町の周りには注連縄が張り巡らされている。
そこから外に出ると子供はバケネズミやらバケネコみたいなのにたちまちに殺されてしまう。
だけど人々は呪術という能力を使い、ある一定の秩序を守って「住みやすい世の中」に暮らしている。

ある日、主人公の女性は気づく。
同級生の中に突然姿を消していく子供がいることに。
さらに自分の姉がなぜ死んだのか?と思い当たる。

もうお話の序盤からこうじゃないかな・・・?という予想があって案の定そのまんまだったので「な~んだ」という感じでした。
そして結局言いたかったのは下巻の最後のたった1行だけ。
それにしては長ったらしすぎる~。

このお話は最初に書いたような「悪い芽をもった人間」を排除していけば住みやすい世の中になるのか?
ということを問題提起してると思います。

そうなったらどうなる?
どんな世の中になるんだろう?
想像もできないけど、この「新世界」ではそのために新しいルールを作っていびつな世の中になってる。
優れた人、性格がいい人、何がいいのか、悪いのか、
誰が決められるんだろう?
誰かにとって悪いものでも、別の面は良かったり・・・。

もしかして世の中に悪いことをする輩がいるのはそれなりにその人たちにも存在意義があるからなのかな?などと考える内容でした。

| | コメント (0)

流星の絆

東野圭吾さんの本です。

待ちに待ってやっっと図書館で借りて読むことができました。
あまりに期待していたせいか、読み終わっての感想は「こんなもんか」という感じ。
もちろん東野圭吾さんの本にしては・・・ということです。

洋食屋を営む家の三兄弟。
三兄弟のうち、長男と次男は母親が同じ。
下の妹だけが父親が違う。
ある日、流星を見ようと夜中三人は家を抜け出す。
帰ると両親が殺されていた。
犯人の手がかりは残されたビニール傘。
捜査は難航し、犯人が見つからないまま時は過ぎていく。
やがて、養護施設に入り成人した三人は世の中の仕組みを知り、自分たちは「騙す側」の人間になろうとチームを組んで詐欺を働くようになる。
そんな時、詐欺のターゲットとして一人の青年実業家に目をつける。
彼にかかわっていくうち、三人は14年前の殺人事件の犯人にたどりつく。

序盤に「こうじゃないかな?」と犯行動機を予想していたのですが、まあ、見事に外れました。
というか、いつものようにどんでん返し、意外な結末があったのは良かったけど、それをわざと作り出してるような感じがしました。
三兄弟の長男が犯人を警察に捕まえさせようと色々画策するのもちょっとまだるっこい気がしたし、三人にあまり共感できないところが多かった。
・・・とまあ、ボロクソに書きましたが、よくできた物語だとは思います。

| | コメント (0)

母子変容

今まで読んだ有吉佐和子さんの本の中では一番つまらない本でした。
文庫本の裏のあらすじを見ると、
『母親は娘に嫉妬の焔を、娘は母に憎悪の刃を・・・女優であり、母娘であるふたりの女の凄まじい葛藤のドラマの幕が上がる』
とあり、今昼メロでやってる「エゴイスト」みたいなのかな~。
また女同士のドロドロとした戦いの話か・・・と期待に胸膨らませてただけに・・・。
何じゃコリャの内容でした。

新劇界の女王、森江燿子の前に幼くして別れた娘が、近々デビューする映画女優としていきなり現れる。
突然お膳立てされた親子の対面に感動を抱くよりもとまどう燿子。
一方娘の輝代子の方も母親と会える喜びを胸に再会を果たすものの、思ったものとは違う再会に違和感を抱く。
やがて、二人の間に燿子のことをよく思わない関係者たちが介入することによって、二人の間は微妙にすれ違っていく。
さらに、燿子の愛人である若手俳優の存在が二人の関係を決定的に断絶させていく。

母親が娘の若さや美貌を妬むというのはあると思いますが・・・。
あまりにそこに焦点があたっていて、もっと最初はわが子に会えたという喜びがあってもいいのでは?という感じがしました。
それに、娘の方も田舎育ちとはいえ、あまりに世間知らずで浅慮すぎる。
二人をとりまく環境、周りの意識や対応もあまりに時代外れ。
この小説が書かれた時代はそうだと言われればそれまでですが・・・。
それとどうせならもっと最初から二人が対決していればいいのに、お話の最後の方でやっと輝代子が母親に憎しみを抱くあたりが残念でした。

母子って血がつながっていても長い期間会わないと、親として、子としてお互い接することが難しくなるのかな?
年月が親子の関係を変えてしまうのかな?
などと思いました。

| | コメント (0)

三国志

最近三国志を読んでます。(と言ってもマンガですが・・・たらーっ(汗)
横山光輝さんのマンガですが、1冊が分厚く内容も深いので、マンガといっても中々読みごたえがあります。
やっと13巻まで読みました。

私は三国志と言えばイコール諸葛孔明だったんですが、いつまでも出てこないんで意外でした。
やっと11巻にて登場。
主役は遅れて出ると言いますが・・・。
やはり圧倒的な存在感です。

三国志は登場人物が多く、誰が主人公と言い難い気がします。
でもこのマンガでは劉備玄徳を主人公としています。(今のところ)
そして「レッドクリフ」のように曹操は悪役です。

今まで読んで私が思ったのは、「自分がした行いは何れ自分に返ってくる」ということ。
そういう場面が三国志にはたくさん出てきます。
中でも象徴的なのは、呂布という武将の話です。
呂布は弓の達人で相当強い男です。
でも人の言葉にだまされて義父を殺した上、そのきっかけとなった董卓とも意中の女性を取り合った上、殺害します。
それをよく思わない者たちに城を追われた際、唯一助けてくれた主人公・劉備玄徳の留守中に城をのっとります。
最後には曹操に殺されますが、それは部下の裏切りによるものでした。
人を裏切り、部下の言葉よりも妻や子供の意見を聞いて、すぐに決断を変える。
さらに小欲のために動く呂布についていけない・・・と下の者は思ったからです。

それに対して、玄徳が戦に破れ、山河をさすらっていた時、山に入れば木に食料がつるしてあったり何かと助けられます。
それは日頃の玄徳の行いに対する百姓、民の気持ちです。

また曹操は悪役ですが、人を惹きつける魅力のある人物です。
残虐、冷酷ですが、頭が切れるし決断力がある。
世の中の流れや時勢を見る目に優れており、この人についていこうと思わせる所があります。

そんな曹操がどうしても自分の臣下にしたいと思う男が玄徳の義弟である関羽です。
曹操は関羽欲しさに罠にかけ、自分の元に一時関羽を置くことに成功します。
それから曹操は関羽の気を惹こうと物をあげたり、帝に進言して位を与えたりしますが、どれにも関羽はなびきません。
自分の主君は玄徳だという信念があるからです。
そして手柄を立てたら自分の軍に帰るという約束を果たし、曹操の元を去ろうとしますが、曹操はわざと会おうとしません。
そうすると、義理堅い関羽は自分の元を去ることができないと思ったからです。
しかし関羽は数日後手紙をおいてとうとう曹操のもとを去ります。
その関羽を追う曹操。
曹操は嫌がらせをして自分の元においておこうとした事を恥じて、関羽に餞別を差し出すのです。

残虐非道な曹操ですが、そんな風に自分の心から気に入った人間には礼節を示すのが好感をもてますし、いかにも人間的だと思います。
またそうさせた関羽もすごい。

このお話には続きがあって、赤壁の戦いで息も絶え絶えに逃げる曹操を関羽が待ち受けます。
そこで一太刀あびせればもう曹操軍は全滅。
しかし、関羽は昔受けた恩を忘れられずに曹操を切ることができません。
ここでも自分が過去にした行いが自分に返ってる。

関羽が曹操を切ることが出来ないと分かっていて諸葛孔明は関羽にその任務を任せました。
それは何故か。
玄徳の義弟であり軍の主軸を担う関羽であっても軍紀を守ることは絶対であると周りに知らしめるためです。
結局、関羽を死罪にせよという諸葛孔明に玄徳が割って入り、死罪は逃れた関羽ですが、誰かが必ず止めることも孔明は見越していました。

レッドクリフ占いで私はこの関羽だったんで、どうも自分と照らし合わせて見てしまいます。
多分私もお金や物では動かないけど、あまりによくされたら気を遣っちゃってキッパリ断るなんてできないよな~とか。
あと関羽は思慮深い人間だけど、こうと決めたらガンコなところがあって、それが視野を狭くしてるような、思い込みの激しさがある。
それが私とは似てるな~と思いました。

私が今まで出た登場人物で好感をもってるのは玄徳、関羽の弟の張飛です。
張飛はガラッパチで単純、ケンカっぱやく口が悪い。
早とちりも多く、考えが浅いために失敗も多いのですが憎めない。
裏表がないんです。
考えが浅くて単純というところは殺された呂布に通じるものがありますが、違うのは張飛は何があろうと玄徳を裏切らない、そして素晴らしい仲間に囲まれているという点です。

三国志は他にもいろいろと学ぶことが多いマンガです。
うちのダンナも夢中になって読んでます。
今の世の中は複雑ですが、やはり「自分のしたことは自分に返る」世の中であって欲しいと思ってます。

三国志ファンが多いのが分かりました。

| | コメント (0)

ユダヤの力

加瀬英明さんの本です。

この本を読んで最近なんで自分がユダヤに興味をもつのか分かりました。
ユダヤの人の考えが自分に似ていたからです。
特にバランスを重んじるということが。

ユダヤの人たちはその歴史からお金儲けが上手です。
ユダヤ教は世界では珍しくお金を汚いものとみなさない宗教。
でもお金に執着はしません。
お金はひとつの道具としてみているからです。

ユダヤ人は世界各地に散らばっているので、容姿もさまざまです。
そこに共通しているのは宗教の教え「タルムード」「ミシュナ」などになりますが、それもキリスト教などに比べるとかなりゆるいものです。
だからユダヤ人の定義とは?と改めて問われると難しいとこの本にも書かれています。

また休日の過ごし方として、ユダヤの人は「休日は自分に向かい合う時間」だとしています。
日本人はレジャーやスポーツなど、何かと外に出る休日の過ごし方をするのに対して対照的です。
『日本人は集団型であるために、いつも自分を何かに委ねていなければ安心できないようなところがある。まるで自分の時間が、自分のものでないかのようだ。日本人の大多数は、常に関心があちこちに分散していないと気がすまない。そして四六時中、周りの人々の顔色や機嫌をうかがって、周囲にあわせようとする。これには和をもたらすという望ましい面があるが行きすぎると、いつも自分を周囲に委ねて外から操られることになってしまう。静かに休日を過ごすと、嫌でも自分と向き合わざるを得ない。そこで、それができない人ほど、自分を忘れるために忙しく遊ぶこととなる。』
ここでも仕事と休日のバランスをうまくとっている。

また知識より知恵を重んじるという考え方も共感できます。
知識とはただ物事をどれだけ知ってるかというもの。
それに対して知恵は自分なりの解釈をくわえたもの。
同じものを見ても何も感じない人もいれば、どんな小さいことからも何かを感じ取る人もいる。
その感じ取ったものこそが「知恵」なのです。
知識なんて今の世の中ネットでいくらでもとろうとすればとれるもの。
それに自分なりの解釈をどれだけ加えられるかだと思います。

ただユーモアのセンスをもち、議論が好き。
という民族性は私とは全く異なるものです。
「ライフイズビューティフル」のお父さんのように自分が死にゆく中もそれを喜劇として息子に見せるなんてユーモアを私はもちあわせてません。

cloverユダヤの言葉(カッコは私の心の声)

・人の心を傷つける者は、同時に自分の心をも傷つける。だから、人の心を傷つける者は、その心が荒む
(全然無頓着に人を傷つける人もいるけど?そんな人の心も荒むのかな?)

・愚かな者は、自分がよく知らないことでも話す。賢人はこれから自分が話すことが、どのような結果をもたらすかを考えてから話す。
(確かにね。耳が痛い・・・)

・喧嘩は川に似ている。一度、小さな川ができると大きな川となり、再び小さな川に戻ることがない。
(川を一度つくると自分がつらいんだ~。川をつくらない努力が大事ね)

・最も勇気のある人は誰か?敵を友に変えようとする者である。
(無理!)

『他にも「タルムード」には人生のあらゆる問題についての解釈、回答が用意されているが、それではこれらユダヤ教の教えの中で最も重要とされているのは、はたしてどのような教えなのだろうか。
それは、「自分にとって嫌なことを、他人に対して行ってはならない」ということに尽きる』

この一文だけで、自分がユダヤに関心をもった理由が分かりました。
私は人を幸せにしたり、楽しくさせる才能はないけど、人に自分がされて嫌だったことはしない!という事だけは信念として実行しています。

| | コメント (0)

非色

有吉佐和子さんの本です。

この本のテーマはズバリ人種差別。
そして人種差別を通して世の中のさまざまな差別について考えさせられる内容の本です。

時代は終戦直後の日本。
主人公の笑子は女学校を卒業後キャバレーのクローク係として働く。
そこで知り合った黒人の男性と特に恋愛感情もないまま関係をもち結婚。
そして二人の間には子供が生まれる。
子供は大きくなるにつれ周りから奇異の目で見られるようになる。
笑子の実の母親、妹ですらその子を愛そうとはしない。
そんな中、笑子は帰国した夫を追って渡航する決意を固める。
渡航の船には、同じように戦争花嫁(戦時中異国の人と結婚した女性)三人、そして留学生の若い女性の集団がいた。
留学生たちは戦争花嫁である笑子たちをバカにして口をきこうともしない。
また同じ戦争花嫁である四人の中でも、白人を夫にもつ志満子は、笑子や黒人を夫にもつことを大っぴらにして隠そうとしない竹子をバカにし、また竹子は志満子の夫がイタリア系であることをバカにする。
もう一人の育ちのいい上品な麗子の夫は美しい白人の男性。
笑子は夫の写真を眺めて長い船旅に耐える麗子に憧れる。
やがてアメリカに着いた笑子を待ち受けていたのは過酷な現実だった。
住居はハーレム。
黒人である夫の給料は生活できる金額ではなく、笑子はすぐにも子供を抱えながらすぐにも働かなければならない。
ただ黒人が一番差別される対象かというとそうではない。
その下にはプエルトリコ人がいて、その生活たるや散々たるもの。
アメリカ人はユダヤ人、イタリア人を軽蔑する。
イタリア人、ユダヤ人は黒人を軽蔑する。
そして、黒人はプエルトリコ人を軽蔑する。
さらに同じ黒人どうしでもアフリカに住む黒人はアメリカの黒人を軽蔑する。
やがて船で知り合った三人の戦争花嫁と再会し、同じ職場で働く笑子だったが・・・。

このお話では分かりやすいように人種差別を取り上げてますが、世の中のほかにも存在する、ありとあらゆる差別について書かれた本です。
学歴の差、美醜の差、育ち、出身・・・。
人はある面では誰かに優れててもある面では劣る。
そしてその人より優れている面を見て安心したり、または相手を差別することによって自分の価値が高まったような気になる。

私がこの本の中で特に心に響いたのは主人公である笑子さんが、自分と同じような戦争花嫁が働くきつい労働条件の職場よりも、裕福な日本人の家庭に住み込みの家政婦として働くほうがつらいという言葉です。
笑子さんは、その家の奥さんからブローチをプレゼントされます。
しかし「いりません!」と拒絶します。
そして気づくのです。
自分も学生の頃、同じように差別されていた女の子と仲よくしようとしたことがある。
けれど、その子は決して心を開かなかったことを。

差別する人、人より優位に立ってると錯覚している人は、その人に何か「してあげる」という気持ちがどこか態度に出ます。
それを差別される人は絶対に感じとります。
なぜなら差別される側は長くそういう対応を受けてきたらどういう人の態度が「お情け」か、心からの「思いやり」か感じることが出来るからです。

笑子さんは結局条件のいいその職場を辞めて、自分と同じような境遇の人がいる職場で働く決心をします。

私が笑子さんでもそうするでしょう。
例えばお給料が高い、条件のいい職場。
だけど周りは若くてブランドものを着こなしていて学歴の高い人たちばかりの職場だとしたら・・・。
居心地が悪いし、毎日劣等感でいっぱいになると思います。
卑屈になるかも知れません。

笑子さんの場合、時代や環境的にただそうするしかなかったわけですが、自分の運命を受け入れて進んでいる。
自分の生きるフィールドはここなんだ!と強く実感して。

誰が上とか下とか本来は無いんです。
ただ人より上にいると思う人間は弱い人だというだけの話。
必ずその気持ちは相手に伝わっています。

| | コメント (0)

使命と魂のリミット

東野圭吾さんの本です。

主人公の研修医の女性は父親の死に不信感を抱いて医者の道を選んだ。
父の手術はきちんと行われたのかという疑問。
手術を執刀した医者と母親が父の死後、交際を始めた事からその疑問は芽生えた。
さらに父親が警官だった頃を知っている刑事と知り合い、ある話を聞いたことによりその疑惑は深くなる。
それと別に、主人公の勤務している病院に脅迫文が届く。
病院のやり方に不満を抱く者より、病院を破壊するという内容のものだった。
脅迫文を送った人間はある人物に恨みを抱き復讐を企てる。
その復讐に主人公、周りの人間は巻き込まれていき・・・。

読んでいる途中で結末が読めました。(シャレじゃないですが・・・)
医療サスペンスではありますが、犯罪を追うお話ではなく、タイトルの「使命」が主題だと思います。
医者、刑事、看護婦、皆自分の使命のために動き、それが主人公の心を動かす。
私的には星三つのお話です。

| | コメント (0)

ユダヤ式交渉術

矢部正秋さんの本です。

今日図書館で借りて読みました。
ユダヤに興味があるので、「ユダヤ」というタイトルの本を見るだけで手にとってしまいます。

ユダヤ人は交渉上手な民族だそうです。
それは何故か。
ユダヤは自分たちの国家をもってない流浪の民なのでどこかの地に行きそこの住人たちと交渉を繰り返してきた歴史があるから。

交渉術というと私は口八丁手八丁で適当に相手を言いくるめるというようなイメージがあったんですが・・・。
ユダヤの交渉はそれとは全く反対。
むしろ日本人の方が口だけで行動がともなわない交渉をしてるようです。

ユダヤの交渉はとにかく情報を集めて入念に水面下で計画を進めます。
そしてここぞという時に打って出る。
その際は感情的にならず、きわめて冷静に。
環境を整えることも大事。
また厳しい交渉であればあるほど、ジョークが生きてきます。
最後にどんな小さな約束でも守るということ。

私は交渉ごとには興味がないので、この本で興味深かったのはやはりユダヤの民族性とか格言です。

ワイングラス「ブドウの房は重いほど下に垂れる」

ある時弟子が先生に尋ねた。
「先生、真理がどこにでもあるなら、道に落ちている石のようにありふれたものでしょうか」
「そのとおりだ。だから誰でも拾うことができる」
「ではどうして人々は拾わないのでしょう」
「真理という石を拾うには身をかがめなければならない。むずかしいのは身をかがめることなのだ」

『しょせん一個の人間の能力も、知識の範囲にも限界がある。自分より弱い者に対しても幼い者に対しても謙虚でないと、世の中をわたっていくのは難しい』

同じような諺で日本にも「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がありますよね。

これは私も日頃実感してることです。
一流の人であればあるほど何故か謙虚。
私は転職を繰り返してきたので、いつもその組織の底辺でものを見てきました。
だからよく分かります。
私のようにパート、派遣で入った人には誰しも偉そうにしやすい。
そして、偉そうにする人は得てして大した事無いと思うことばかり。
または仕事が出来る人でも自慢げにしてる時点で底が見えたという目で見てました。
今日の図書館でも、窓口で一番腰が低いのはその中で一番えらいと思われる年かさの男性職員の方。
一番えらそうなのは期間職員と思われる若い女性。
本を借りる間、ずっと無言でした。

『世の中を知れば知るほど腰が低くなる。この世の中はおもしろい仕組みになっている。腰の低い者より傲慢な者が世に出ることは決してない。偉くなればなるほど謙虚なものだ。必ずそうだ。』


りんご『人間には口が一つなのに耳は二つあるのは何故だろうか。
それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ。』

このようにユダヤ人は繰り返し繰り返し謙虚さの大切なことを学んできました。

『私の経験からいくと、最悪の人間は知性だけがあって謙虚の心をもたたない人間である。確かに知性のある人間は大切にされる。だが、それは単に便利だからである。(中略)だから、広やかな心をもっている者こそ人生の勝利者なのである』

芽「知性だけで人々に愛されようとするのは砂漠で魚を捕らえようとするようなものだ。魚は水がなくなると死ぬが、人は礼儀がなくなると死ぬ」

・・・とまあ、本のタイトルとは関係ないようなところが一番心に残りましたクローバー

| | コメント (0)

東福門院和子の涙

宮尾登美子さんの本です。

いい本ですが・・・。
読んると眠くなってしまって中々読み進むことが出来ませんでしたsweat02
最初、和子様の両親のこと、おかれてる状況を説明されていて、それがやたら長くて丁寧すぎる。

お話は和子様のおつきの女中の語り口調で綴られています。
和子様は徳川秀忠とお江与の方の間の姫君。
やがて後水尾天皇に嫁がれて国母となられます。

和子様のことをこの話の語り部である女中は「まるで春風のような方だった」と言っています。
いつもほがらかで見ている者まで幸せにするような方。
闊達で利発、その上、手先も器用だったようです。
和子様の母上、お江与の方は和子様が嫁がれる前に、
「和子はたぐい稀なるしあわせ者じゃ。悪いことや悲しいことなど、いささかも考えてはなりませぬ。よいこと嬉しいことのみ考えていれば、いつもそうなります。和子はそのようなさだめのもとに生まれておいでの姫じゃ故に」
と言われました。
でも帝のもとに嫁がれた和子様の人生はそのような順風満帆なものではありませんでした。

実は和子様がお輿入れする前に後水尾天皇には既に奥方と子供がいました。
そが公武合体のために和子様が輿入れする事になり、その奥方と子供とは引き離されてしまいます。
それをよく思わぬ者も多く、宮廷内ではさまざまな嫌がらせにあいます。
料理の食器はお父様の秀忠様のお土産のものを使うこともならず、全部白の食器にせよという事から始まり、夫である帝ともなかなか会う事も出来ず、いつまでも帝に寝所に招かれない。
不思議に思っていると、それは帝の周りに「和子様はまだ月の障りがなく夫婦の契りはしばらく猶予給わらんことを」とでたらめをもって進言する者がいたからだったり・・・。
果ては後の天皇となる皇子を自分の手で育てることもかなわず、皇子は不信な死を遂げます。
その上、心のよりどころとなる帝は浮気のし放題。

これで春風のようにいられたら・・・。
それは心が無いということでしょう。
和子様は一言も愚痴などこぼしたことのない方だったそうですが、後年は時折イライラと周りの者にあたったり、夜にひっそりと泣いておられたそうです。

それにしても、「和宮様御留」や「天璋院篤姫」でも思いましたが公家の世界は陰険だと思います。
表面はたおやかで優し気な言葉つかい。
でも腹の中は妬みやら嫉みで真っ黒。
私の一番苦手なタイプの人間です。

私がこの本を読んで学んだのは、周りの者の嫌がらせにより2年以上も帝と夫婦の契りを結ぶことのなかった和子様の態度です。
和子様はその間ひねくれたり、落ち込んだりしないで、長い間ほっておかれたことについて帝に何も言われませんでした。
そのいじらしい態度が帝の心を開いたものだと思います。
周りに振り回されず、心平らに素直に生きている、その生きざまが福を運んでくるのだと思いました。

| | コメント (0)

恋とお金と夢に効く!奇跡につながる転機のサイン

佳川奈未さんの本です。

佳川奈未さんの本はタイトルを見るだけで魅かれますね。
この本はすごく薄い本でイラストつきなので、30分ほどで読むことができます。

イメージングとか、手放すとか、よくある啓発本と似たような内容。
分かりやすいのでそういった本をあまり読んでない人が読むには入門書としていいかも。

私がこの本で心に残ったのは、
頭では行動しなくちゃ!と思ってるのに、なかなか動けないのは?
という問いに対しての答え。

今自分がその状態だから響いたんでしょうね。
頭でわかっているのに行動に移せないもの、動けないのには2つの理由があるそうです。
1つは頭では分かっていると言っているが本当はそのことが自分自身の中で飲み込めてない。
もう1つは頭で動こうと思っていることが、強制しないとなかなかできない自分にとっての課題だったり不本意なものであったりする場合。
私は後の方だな~。

『人は、自分が好きなことや、求めていることや、やりたくてしかたないことには、すんなり動けるもので、あれこれ考えたり、心の中で議論したり、頭と心が一致しないなんてことはないわけです。自分の心が弾むような、わくわくするような、楽しさややる気やエネルギーが満ちるものには簡単に動けてしまうのです』
『なにも無理してあせって、自分を強制してまで動かさなくても、本当に自分が自然に動きたくなる時までそれをするのを待っていてもいいでしょう。あなたが抱えているそのことが、本当の心からの夢や目標ややりたいことなら、あなたにもっとも適した時期に、もっとも適したやり方で、動き出し、成し遂げられるようになっています』

この一文は気持ちが楽になりましたnote

作者の佳川奈未さんは子供の頃からイメージングを使って欲しいものや、なりたい状況を手に入れてきたそうです。
でもやはり行動してます。
公募に何度も応募したり、就職活動をしたり、広報宣伝部の部長の座を自分のアイデアと行動で手に入れてます。
イメージングも大事だけど、やはり大切なのはアクションを起こすことなのだと思いました。

| | コメント (0)

働くことの意味がわかる本

昨日履歴書が返ってきました。
先週あたりから連絡がないので書類審査で落ちたんだろうと思ってたのでショックはありませんでした。
むしろ、今頃面接の案内?
なんてむしろそっちの方がうっとうしい気分になってたりして・・・。
長い間待ってたせいでまた働くモードから少しはずれてしまったsad

さて、タイトルの本は飯田史彦さんの本です。
働くこととは・・・というのが分かりやすい言葉で書かれてあります。

まず働いている人は、5つのタイプに分かれるとこの本にはあります。
1.「働くことは、使命である」という人
すでに裕福なのに働くことに喜びを感じて嬉々として働く人のことです。
このような人にとって働くことは「使命」となります。
2.「働くことは、悦楽である」という人
働いてお金を稼がなければいけない状況に置かれてますが、働くことによって大いに喜びを得られる人。
このような人にとっては働くことは「悦楽」となります。
3.「働くことは災難である」という人
すでに裕福で本人は働く意思がないのに周囲からの圧力で働かなければいけない人。
このような人にとって働く人は「災難」となります。
4.「働くことは苦痛である」という人
誰にも頼れず自分自身で懸命に働いてお金を稼がなければいけない状況にある上、働くことに喜びを感じず単に食べていくだけに働いている人のことです。
このような人にとって、働くことは「苦痛」にほかなりません。
5.「働くことは試練である」という人
これまでに述べた4つの心情のどれにもぴったりと当てはまらない人。
このような人にとって働くことは「試練」であるといえます。

私は4と5が半々くらいかな~coldsweats01

また、現在の仕事の満足度を
1満足の状態・・・仕事の内容も職場の人間関係も良好
2職務不満の状態・・・人間関係は良好で仕事の内容は不満
3対人不満の状態・・・仕事の内容は気に入ってるが人間関係が不満
4絶望の状態・・・仕事内容も人間関係もうまくいってない

の4つのタイプに分けていて、1のタイプ以外の人にアドバイスをしています。

1働くことは、「人間の本能」だと考えてみる
2働くことは、「神様のご意思」だと考えてみる
3働くことは、「悟りをひらく手段」だと考えてみる
4働くことは、「山登り」だと考えてみる
5働くことは、「ロール・プレイングゲーム」だと考えてみる
6働くことは、「サッカーをするようなもの」だと考えてみる
7働くことは、「動物園に遊びに行くようなもの」だと考えてみる
8働くことは、「お化け屋敷に入るようなもの」だと考えてみる
9働くことは、「飛行機に乗るようなもの」だと考えてみる
10働くことは、「トイレで用を足すようなもの」だと考えてみる
・・・・・・。

といった感じで20のアドバイスがあります。
私がこの中で使えそうかな~とか、共感できそうと思ったのは、

【働くことは「ロール・プレイングゲーム」だと考えてみる】
職場での自分をRPGの主人公だと思い、逆境にある自分を客観的にみるというもの。
日常のつまらぬ雑用のように思えた作業は自分を少しずつ成長させるために用意してある「ザコキャラ」(経験値をためるってことですね)
ボスキャラ(上司など)を倒すには日常の次々襲ってくるザコキャラのような仕事をきちんと片付けることによって自分を成長させておかなければ。
「何事も無駄な経験は無いのだ」と職場や仕事や人生の持つ意味を見つめなおすことができます。
これは自分がRPGをしてるから理解できるんだと思います。

【働くことは「動物園に遊びに行くようなもの」だと考えてみる】
職場とはまるで動物園のように、ライオン、トラのように立派な上司もいれば、ほかの動物が仕留めた食事にたかるハイエナのような同僚もいる。
他にもカバやら、馬やら、キツネやら・・・。
このように職場を動物園とみたてて、「な~んだ、私って毎日動物園に通ってたんだわ」と考えを切り替えてみる。
これも分かります。
以前動物占いというものがはやってましたが、当時働いてた職場が正にこの動物占いにぴったり面白いほど当てはまる職場だったんです。
要領のいい女性はサルだったし、人を教えるのが上手だけど少し臆病な人はこじかだった。
あとタヌキの上司やら、仕事をしない男性(あの人もタヌキだったような・・・)
性格だけでこの人はあの動物と言い当てられるほどでしたhappy01
今日もあの動物園に行くか~と思うと少しは気持ちが楽になるsign02

ひとつひとつ紹介できないのが残念ですが、なるほど~と思うこともあるし、ハテナ?というところもある本でした。

| | コメント (0)

人生楽らくセラピー

斉藤一人さんのお弟子さんの一人、舛岡はなゑさんの本です。

読みやすくて分かりやすくて一言で言えばゆる~い感じの本です。
肩ひじはらずに「なるほどね~」と読んでればいいって感じ。
こうじゃなきゃいけない!という思い込みを捨てた楽な考えで生きていこうよという内容だと思いました。

作者のはなゑさんは朝起きるのが苦手。
飽きっぽくて色んなことをやっては途中でやめちゃうそうです。
でもそんな自分を責めたりしない。
それは完璧主義じゃないから。
そして完璧主義じゃないと相手にもそれを求めなくて楽なんだと書いてあります。
あ~。これは見習いたいなと思いました。

どちらかと言うと私は完璧主義でちゃんと出来ない、しない自分を責めてしまう。
そして社会に出ても非常識なことをしている人間を見てはイライラしてしまう。
自分も完璧じゃない。
だから相手も完璧じゃなくていいんだと思えたら楽だよねと思いました。

また嫌いな人がいるなら会わなければいい。
それには「仕事が立て込んでて・・・」などとウソも方便で断りましょう。
親だからって、人を命と思わずに平気で粗末に扱うような人間からは離れてください。
逃げずに延々とやられているということは、相手に罪を作らせているのですよ。
と書いてあり、心からそうだと思いました。

とにかくゆる~い本なので、自分を責めてしまいがちな時に読むとホッとしますよclover

| | コメント (0)

一弦の琴

昨日テレビにノーベル賞を受賞した大学教授が出てました。
その方の図書室とも言える書斎には小説がほとんどないんです。

「物事のああなってこうなってと、そして結論が分かればよい。現実の話の方が面白い」
と言われてました。
それを聞いて何と合理的なことよ、と思いました。

今日宮尾登美子さんの「一弦の琴」という本を読みました。
この本をつらつらと眺めていると言葉に酔いそうになりました。
まるで季語で小説が出来ているような感じ。
イメージや想像が広がって、さっささっさと読む気になりませんでした。
あの教授はこういう感覚を味わった事が無いのかしらん?

まず、一弦の琴というものがあるというのを初めて知りました。
お隣の県の高知にこの一弦の琴を広めた女性がいたということも。

頃は幕末。
士族の娘として生まれた笛は幼いある日、旅絵師の奏でる一弦の琴の音色に魅かれる。
有名な一弦琴の師匠に弟子入りし稽古に励む笛。
しかし、結婚後は琴に触れることもなく20年の歳月が過ぎる。
その後、最初の夫の死。再婚。姑、舅の死、さまざまな経験を経て、子供の生まれないままに過ぎていく歳月。
ある日笛は琴をもう一度したいと夫に打ち明け、一弦琴の塾を立ち上げる。

この後主人公は蘭子という少女に変わります。
蘭子は士族の生まれ。
容姿端麗で全てに優れた資質をもつ蘭子はやがて一弦琴を習い始めます。
そして、先生である笛の跡目を継ぐことを夢見る蘭子ですが-。

このお話も女同士の確執が描かれていました。
これを読み終わって思ったのは、人へのこだわりを胸にとどめないようにしようという事です。
あの人に負けたくない、あの人よりも少しでも良くなりたい。
そういう人生を送るのなんて虚しいものだという気がしました。
このお話の蘭子さんはその思いが生きがいになってたけど・・・。

あと私は楽器は全然何も弾けないのでよく分からないけど、音色というものはその人の育ち方、考え方、生きてきた人生が出るものだと思われました。
こういう単純な一弦だけの琴という楽器ならなおのこと。
他のテクニックを弄する楽器はどうか知らないけど、単純なものなら単純であるほど人の心がはっきり音色に反映するのだろうと思います。

それにしても、琴の意匠の説明だけでも、
桜に扇面、梅に鶯、卯の花にほととぎす、童子に牛の図、鷹に松、松竹梅、金魚の図、汐汲みの図、虫かご、夕顔
ですよ。
もうこの文章だけで想像してるとワクワクします。
中々読み進められない。
日本語が本当に美しい本でした。

| | コメント (0)

人生は廻る輪のように

以前日記に書いた「ライフレッスン」の著者、エリザベス・キューブラー・ロスさんの自伝です。

この本を読み終えての感想は、作者のエリザベスさん(長いのでこう呼ばせていただきます)の人生は戦いの人生だったんだという事です。

三つ子の一人として生まれたエリザベスさん。
両親もどの子がどの子やら区別がつかず同じ服を着せられることに違和感を感じていた。
そして自分の個性を認めてもらうことに戦ってきた。

子供の頃から正義感が強く、医者になりたいと強い意志があり、それを反対する父親と戦った。

まだ医師の免許ももたないときから、戦争の被害にあった地に赴き、国際ボランティアとして身の危険をかえりみず奉仕された。

そして、結婚、幾度もの流産、離婚、近隣者の霊能者との戦い、ご自身の病気・・・。
果ては、エイズ患者のための施設を作り、それを反対する近隣の住人たちとの対立。
ついに施設に火をつけられたり・・・。
常に自分の信じる道を進み、それによる周りの軋轢と戦ってきた人生の記録。
それがこの本だと思います。

とにかく、すごい!
壮絶な人生だと思いました。
ここまで何かをやり遂げる人って小さい時から自分が何をすべきか、そういう使命感のようなものを感じて生きているのだと感じました。

ただ人の死について興味をもち、幽体離脱などスピリチュアルな方向に興味をもたれたあたりからオカルトっぽい感じがしてついてけない感じがしました。
そういうのを嘘だと思ってるわけじゃないけど、あまりにも精神世界に傾くのはちょっとな~と思っちゃいます。

エリザベスさんは若いとき、ナチスの被害にあった地に赴きます。
そこでたくさんの蝶の絵を目にするのですが、その時にはそれが何を意味するのか分かりません。
そして25年経ってやっと、その絵の意味を理解します。

蝶は人間の魂の化身。
体はなくなっても自分のたましいは生き続けるのだという、今から死ぬ人たちのメッセージだったのです。

『学ぶために地球に送られてきたわたしたちが、学びのテストに合格したとき、卒業がゆるされる。未来の蝶をつつんでいるさなぎのように、たましいを閉じこめている肉体をぬぎ捨てることがゆるされ、ときがくると、わたしたちはたましいを解き放つ。そうなったら、痛みも、恐れも、心配もなくなり・・・美しい蝶のように自由に飛翔して、神の家に帰っていく・・・そこではけっしてひとりになることはなく、わたしたちは成長をつづけ、歌い、踊る。愛した人たちのそばにいつもいて、創造を絶するほどの大きな愛につつまれて暮らす』

『神が人間にあたえた最高の贈り物は自由選択だ。偶然はない。人生で起こるすべてのことには肯定的な意味がある。峡谷を暴風からまもるために峡谷をおおってしまえば、自然が刻んだ美をみることはできなくなる』

『いのちの唯一の目的は成長することにある。究極の学びは、無条件に愛し、愛される方法を身につけることにある。』

この本を読んで、以前母が言ってた、
「何であんなにいい人があんなにつらい病気にかかって苦しんで死んでいかないといけないんだろう。いい人ほど早死にする」
という言葉の意味が分かった気がします。

| | コメント (0)

人間なんておかしいね

P1000466


アンパンマンの生みの親。やなせたかしさんの言葉集です。

とにかく優しいclover
全ページ、やなせたかしさんの直筆。
時に筆、時にペン、マジックで書かれていて、
その書き方も言葉によってそれぞれ。

P1000467 P1000468





言葉だけじゃなく、絵も描かれてたりして。




おさない時に
父母を失い、肉親にも先だたれ
妻もこの世を去って天涯孤独と
いうことになった。
哀れすぎてなんか笑ってしまう
でもおちこんでいたって
しょうがない
悲劇と喜劇はうらおもて
冗談めかして
ぼくは生きる
たわむれの言葉たちを
友として・・・
人間なんて
おかしいね

loveletter cherry tulip chick

うさぎが
草をたべている
あまり
おいしそうにたべるから
私もすこし
たべてみた
おいしくなかった
にがかった

bell bud cherryblossom cake


時々取り出して見たくなる本です。
図書館で借りたけど、また見たいと思ったら買おうかな~。

| | コメント (0)

言いたいことが言えない人

加藤諦三さんの本です。

この本を読んでて、「あ~。これ私のことだわ」と実感しました。
この本のタイトルにもなってる、言いたいことが言えない人=恥ずかしがり屋の人。

「人と話していて、会話が途切れることを恐れ」「相手が怒っているときに、なんとなく自分が悪いことをしている気持ちになり」「気まずいことがあるくらいなら、自分のほうが我慢し」「相手から非難されたときに、怒ったり憂鬱になったりし」「相手の感情を害することを恐れて、自分の意見を言えない」
これが典型的な恥ずかしがりやの人。

「恥ずかしがりやの人はすぐに人に譲ってしまう。
譲っているが、納得して譲っているわけではない。
したがって譲るたびに心の底に怒りが蓄積されている。」
これは今までずっと私がやってきたことです。

家庭環境から恥ずかしがり屋という人格は培われます。
そして、恥ずかしがり屋の人は普通の人にとっては何でも無い事が非常に困難だったりする。
つまり生き難い思いをしながら今日まで生きてきた。
だからそんな自分を誉めていいんだ、とこの本には書かれてます。

また、あとがきに、「恥ずかしがり屋の人を積極的に評価するとすれば、それは「嘘をつかないこと」だと思う。」
と書かれていて、正に私だ!と思いました。

また、「恥ずかしがり屋の人と正反対にペラペラと平気で嘘をつく人がいる。それはヒステリー性格の人である」とあります。

恥ずかしがり屋の人は利用されるが、ヒステリー性格の人は人を利用する。
恥ずかしがり屋の人は低い自己評価に悩むが、ヒステリー性格の人は大きいことを言っては陶酔する。
恥ずかしがり屋の人は他人とかかわりあっても、その後どうしてよいかわからないで無口になる。
ヒステリー性格の人は陰口が多いし、人の間に入ってそれぞれに違うことを言って人を撹乱する。
恥ずかしがり屋の人は人に近づくことが怖いが、ヒステリー性格の人は表面的には親切で、社交的である。
恥ずかしがり屋の人はすぐに人に譲ってしまうが、ヒステリー性格の人は自己中心的でわがままで我を通す。人の言うことは聞かない。絶対に譲らない。
恥ずかしがり屋の人は人に迷惑をかけることを異常に気にするが、ヒステリー性格の人はわがままだから平気で人に迷惑をかける。迷惑をかけながら迷惑をかけていることに気がつかないくらいである。
恥ずかしがり屋の人は困惑しそうな場所を避けるが、ヒステリー性格の人はとにかくでしゃばりで、どこにでも出て行きたがるし、なんでも威張りたい。自分が中心でないと気がすまない。その自分の立場を脅かす者には猛烈な憎しみを持つ。
恥ずかしがり屋の人は相手を見ない。ヒステリー性格の人は相手を見る。相手を利用するから相手が何を欲しがっているかを見抜く。
恥ずかしがり屋の人は大胆な人と間違えられることはないが、ヒステリー性格の人は冷酷なエゴイストなのに、演技がうまいからいい人と間違えられる。
同じ兄弟姉妹でも恥ずかしがり屋とヒステリー性格の人がいる。

見れば見るほど、自分は「恥ずかしがり屋」なんだと自覚しました。
このヒステリー性格の人の特徴を見てると、当てはまる顔もはっきり思い浮かびました。

最後に、「この本を読んで私は恥ずかしがり屋の人間であると思ったら、生きていくうえでもっとも注意することはヒステリー性格の人と深くかかわらないことである」と結ばれていて、そうしよう!と思いました。




| | コメント (0)

願いをかなえる1秒ルール

昨日履歴書をとある会社に送りました!
そこって、ほぼ私の希望通りの条件だったんです。
ただ履歴書を送っただけなのに、何かやり遂げた気持ちになってます。

ところで、今週あたりから割と仕事探しも気楽~になってました。
希望のところがあるなら面接に行けばいいし、無いなら無いで今やることを精一杯やってればいいや~って。
ある意味探しつつも、少し忘れてたくらいの感覚。
そういう時にものごとって不思議と動き出したりするんですよね。

先日、ネットで端河光二さんの「願いをかなえる1秒ルール」という本を買いました。
タイトル通り、願望はパッと思い浮かべてすぐ忘れようというもの。
それだけのことを延々書いて一冊の本にしてて「買うほどじゃなかった」と思いました。

ただ書いてる事はうなずける。
私も今まで願望が叶った時を思い浮かべると、パッと強烈に思って深刻に思いつめなかった時が多いからです。

時々「夢地図」とか何ヶ月先までにこの願望をかなえる、なんてのを書いたりしてますが、いつも途中で仕舞いこんでしまいます。
何故かというと、それを見ているとまだ願望を達成できてない自分が強く印象づけられてどんどん落ち込んでくるからです。

この本にも書いてありますが、そんな風にいつも目標を意識して叶えられる人ってごく一部の人らしいです。
かなりなポジティブ志向。
または目標に対するゆるぎない信念がある。
普通の人は最初こそ「よ~し。頑張るぞ」と思っても段々「ムリかも・・・」「やっぱり私なんて・・・」とネガティブな意識が出てきてしまう。
だからその目標は目標として、日々のすべき事を確実にちゃんとやる。
たまにこうなればいいな~と思う。
それくらいでいいのかな?なんて思ってます。

| | コメント (0)

つば九郎のおなか

41lv7lj8l1l__sl500_aa240_



昨日待ちに待ったつば九郎の本「つば九郎のおなか」が届きましたるんるん
東京の至るところに出没したつば九郎の写真がいっぱいムード

可愛い~ハート達(複数ハート)
癒される~クローバー
笑える~わーい(嬉しい顔)

つば九郎がいろんな質問に答えてるんですが、つっこみどころまんさいです。

つば九郎は九郎ってことは九男ですか?という質問に、

『きょうだいはつばみしか知らないし~。つばみは、10ねんくらいまえにとつぜんあらわれたし、えんたろうにいたっては、どこのどなたか。あかのたにんですよ』

おいおい!
一緒にチームを応援してる燕どうしなのに「赤の他人」かい!


つば九郎、生きる意味って何なんででしょうか?という質問に、

『さいごまでこうかいなく、いきぬく!!!』

つば九郎のくせにいい事言ってる~わーい(嬉しい顔)


つば九郎貯金はしてますか?の質問に、

『えどっこですから、よいごしのおかねはもちません』

ぶはっ!わーい(嬉しい顔)
男らしいの~。

とにかく、ファンにはたまらん本です。

| | コメント (0)

花の回廊

宮本輝さんの本です。

「流転の海」の第五部。

私が「流転の海」を読んだのは、20代の頃。
かれこれ20年以上昔でした。
その時の感想は「全然おもしろくない!」というものでした。
今から思えば20代の私にこの本を理解しろというのは無理な話だったと思います。
私がこのシリーズで面白い・・・のかな?と思えるようになったのは四部です。
やっとそのくらいになって、この本の主人公である熊吾という男の人間性や他の登場人物の心の動きについて分かるようになりました。

愛媛県南宇和郡の片田舎出身の松坂熊吾という50代の男が主人公。
熊吾は50代にして初めて自分の子供を授かる。
そして、大阪で事業を立ち上げ、一財産をつくるも、従業員に会社の金を持ち逃げされ全てを失う。
一時は富山に身をよせた熊吾一家だったが、また大阪に戻り再起をはかる。
・・・とここからが五部のお話になります。

今回人の嫉妬とは恐いものだと改めて思いました。
再起をはかるため資金を必要とする熊吾は金を持ち逃げした男の消息を追い、誰の手にそのお金が渡ったかをつきとめます。
それは、昔の知人。
そして何故そんな事をされるのか。
熊吾は嫉妬からだと思い当たるのです。

また、熊吾の妻の房子は小料理店で賄いとして働くのですが、そこの女主人に嫉妬されないように気を遣います。
房子は苦労人で、何よりも嫉妬という感情がこわいものだと知っているのです。

熊吾って大胆豪気で一見単純な人に見えますが、実は人を見る目、世の中の先を見る目のある人。
そして何より素直な人なのだなぁ~と思いました。
自分が悪いと思ったら年下でも素直に腰を低くして謝ることができる。
愛すべき人間だと思います。

やっと私も40歳になり、いろんな人生経験をしてこの本が分かるようになりました。

| | コメント (0)

あなたは絶対!守られている

浅見帆帆子さんの本です。

この本に書かれてる事はシンプル。
わたしたちは皆、目に見えない何かに守られている。
そして精神レベルが上がれば上がるほど運がよくなり、守られる力も大きくなるというもの。
その精神レベルを上げる方法は、前作「あなたは絶対!運がいい」を見てくださいとあります。

薄くて読みやすい本なのでさらっと読めました。
と言うか読み流した感じです。
まずこの本でよく使われている「精神レベル」という言葉が私には違和感がありました。
精神にレベルがある・・・。
確かに精神が高い、低いはあると思いますが、それをレベルと言うのか。
レベルというから分かりやすいからそういう表現をされてるんだろうけど・・・。
私負け組、勝ち組という言い方も嫌いなんで、その言葉を見た時点で真剣に読む気を無くして拾い読みしました。
それに精神レベルが上がれば運が良くなるというけど、どうしようもない悪人がいわゆる悪運が強いという事もあるわけだし・・・。

でもこの本は別として、私は目に見えない何かに守られているというのはいつも感じてます。
私は今まで大病もした事を無ければ、事故にあった事もない。
困った事があってもすぐに解決できるんです。
その困った事というのはいつも自分で引き起こしてます。
よくここでも書くように私ってすごい抜けてるところがあるんで、人がしないような失敗をポッとやっちゃうんです。
でもその度に誰か助けてくれたり、運よく大した事無い状態になるんで、「守られてるな~」と思ってます。

うちの実家は祖母と父親だけが毎朝、毎晩、神棚に向かってお祈りらしきものをしてます。
他の家族は無神論者で、その姿をよくバカにしたり、「朝からパンパンうるさい!」(拍手の音)などと言ってました。
何宗かも知りません。興味も無いです。
そんな私もふと「私たちが健康で事故も無くいられるのは毎朝ああいう風に熱心にお祈りしてくれてるおかげかもね」と言った事があります。

やはりこの世の中は見えない力があると思います。
自分が守られていることを確信しています。
そして、時々感謝していますclover

| | コメント (0)

天璋院篤姫

宮尾登美子さんの本です。

やっと読みました~。
これだけ世間でブームになってるのに、ドラマも原作も見た事無かったんです。
読もうと思ったのは先日「和宮様御留」という本を読んでその中でちらっと篤姫様の名前が出てきたから。
和宮様は意地悪をされてたと書かれてるけど、本当はどんな人なんだろう?と興味をもちました。

篤姫様は薩摩藩島津家の分家に生を受けました。
優しい両親と養育係のもと、すくすくとまっすぐな気性に育った篤姫。
勝気で利発、だけど目下の者に優しく正義感の強い篤姫は周りから慕われます。
やがて篤姫は島津本家の養女となり、そこで新しく自分のお付きとなった老女、幾島と対面。
家来なのに自分に何かと指図する幾島に篤姫が反発を覚え、思わず幾島を「こぶ」と呼んでしまうところは笑えました。(幾島の顔には大きなこぶがあった)
その後、篤姫は時の将軍、家定のもとへ嫁ぎます。

こんな感じで上巻は篤姫の生い立ちと結婚してからの事が書かれてました。
驚いたのは下巻はほとんどといっていいくらい和宮様とのさまざまなやりとりが書かれていたことです。
ほんのちょっと物語に出るくらいのものだと思ってたら、あまりに篤姫の人生で大きな存在だったので驚きました。

篤姫にとって和宮は嫁にあたります。
結婚してからも家定とは夫婦の関係が一度も無く、当然子供もいなかった篤姫ですが、家定亡き後、家茂という養子の義母となります。
その家茂のもとに嫁いできたのが和宮ですが、将軍である夫、家茂にも先に頭を下げさせるなど気位の高さを見せつけます。
和宮が嫁いですぐに篤姫に出した手紙には「篤姫」と呼び捨てにされていたことからも、いくら篤姫が御息所であろうと天皇の妹である自分の方が位が上という思いがみてとれます。
そういった宮に反発をおぼえる周りの者に篤姫は「耐えよ」と言います。
しかし大奥の中でますます和宮のおつきの女官は増長していき、大奥の風習をバカにし、京都・公家のやり方を通そうとします。
そしてとうとう、西の丸が火事にあった際、本宮に戻ろうとする篤姫に仮宮に移れとの指示があります。
それはつまり本丸に戻るなという宮の意思。
これには篤姫もとうとう怒りをあらわにし、二の丸へ住居をうつします。
その後いくら宮から本宮に帰って来てくれと言われても頑として受け入れませんでした。

聡明な篤姫ですが、ついに感情というものをコントロールできなくなり、それから自分自身の世界を狭くしていったような気がします。
もちろん、それも耐えに耐えてのことだったので無理はないけど。

それと宮が言ったこと、したこと、本当に宮自身の言動だったのか?という気がします。
いくら天皇の妹とは言え、ただ高慢なだけの宮を家茂もここまで尊重し大切にするだろうか。
宮自身、家茂のためにお百度参りを踏むなどいじらしい面がある。
もしかして、篤姫に出した手紙もおつきの者が代わって書いたのでは?という気さえします。
あと宮の顔が浅黒いと表現されているのに違和感がありました。
ほとんど外に出ないお姫様の顔が浅黒い?
「和宮様御留」では実は和宮は替え玉だったとういお話だったけど・・・。
家茂のぞうりが自分の履物より下に置かれてるのを見て、宮が足袋のまま庭に飛び降りるという場面がありますが、高貴な人がそんな振る舞いをするものかな?とそれも替え玉疑惑の一つになってるようです。

歴史小説は何かと難しいので避けてしまいがちですが、こうやって関連づけて読むと面白いですね。
あと昨日ネットでダンナが篤姫のことを調べてて、「えっ!」と驚くので何かと見ると、私と篤姫って誕生日が一緒だったんです。
「篤姫の生まれ変わりじゃ~」
と冗談で言ってたけど、余計親しみがわいて篤姫が好きになりました。

| | コメント (0)

青い壷

有吉佐和子さんの本です。

有名な陶芸家を父親にもつ省造。
彼は亡くなった父の名前に頼らず、地道に陶芸の道にいそしむ。
そんなある日、偶然にも素晴らしい青磁の壷が焼き上がる。
ところがそれを見た出入りの道具屋は事も無げに「古色(わざと古い色を上塗りして年代物に見えるようにする)をつけてくれ」と言う。
がっくりと肩を落とす省造。
それを聞いた省造の妻はその壷を独断でデパートの外商に引き取ってもらう。
それからこの壷はさまざまな人の手に渡り、10年の歳月を経て偶然にも省造の目にとまるのだった。

本当だったら文句無く焼きあがった青磁の壷なのに、最初にケチがついたせいか居所をとどめないのが不憫だな~と思った。
でも古美術とはそういうものなのかな?
さまざまな人の手と年月でまた渋みを増して価値を高めていく。
まるで人間のようだと思った。

壷を手にするのは、デパートで壷を買った初老夫婦、それをもらった元上司、その妻の生け花教室の友人、病院の医師など本当にさまざまな人達。
そして、スペインまで行ったあげく、結局日本の美術鑑定家のもとに落ち着く。

私はこの壷を目にした人の中では掃除婦をしている女性が一番好き。
毎日健康で元気に働けることを幸せだと思って、患者さんのいらないと言ったバラの花を大切に持ち帰り、それで枕をつくる。
その枕に頭を当てて寝るとき、「極楽だな」とつぶやく。
この物語の中では一番貧乏だけど、一番幸せで充実してる人だと思った。

| | コメント (0)

悪女について

有吉佐和子さんの本です。

この本は面白い!
そして読みやすい!
ベランダから転落死をした女実業家のことを、彼女の周りの人間が話すその会話によってなりたった本なのですが、人の会話なので読みやすいし興味深いんですよ。
それも有吉佐和子さんの文章力があってのことだと思います。
実は私このお話ははるか昔、小学生の頃ドラマで見た記憶があるんです。
タイトルも覚えてないし、原作が有吉佐和子さんだとは知らなかったのですが、一度見ただけで今も内容を覚えてるんです。
ドラマでも小説のように周囲の人が1話ずつ変わり、亡くなった女性のことを語るという形のものでした。
原作がしっかりしてるといつまでも記憶に残るもんだな~と改めて思います。

亡くなった富小路公子は宝石商、不動産経営、女性専用の会員制クラブなど、さまざまな事業を展開する女実業家。
その公子がバルコニーからイブニングドレスを着たまま昼間に転落死する。
周囲からは自殺の原因も無いし、他殺かも知れないとさまざまな証言が飛び出す。
そしてその証言から彼女の隠された生い立ち、性格、生きざまが浮き彫りになる。

一緒に夜学に通った男性、同級生、彼女とつき合った男たち、彼女の子供・・・。
語る人によりさまざまに姿を変える彼女。
ある人は清廉潔白な人だったといい、ある人はとんでもない悪女だと言う。

とにかく嘘に嘘を重ね、虚飾の人生を生きてきた人だったのだなと思います。
でも嘘って必ずバレるんですよね。
不思議なことに・・・。
私などは昔から嘘をついたらすぐバレると言われるくらい顔に出るからつかないけど、普段嘘をつきなれてる人ですら後で考えるとおかしい・・・とか辻褄が合わなくなり結局バレてしまう。
恐いのは嘘をつく人って、その嘘が本当だと思いこむようになる事なんです。
そういう人を何人か知ってますが、必ず自分の都合のいいように事実を変えていく。
以前私を句会に誘った人が、私が俳句がしたい。したいと言ってたから句会を立ち上げたなんていうのを聞いて愕然としました。
事実はスポーツクラブのメンバーであるその人に「俳句やらない?絶対、才能あると思うわよ」と言われたというのがホントなんです。
また私の妹なども小さい頃の記憶を自分の好きなように組み替えてるんです。
私の方が5歳年上なんで記憶がはっきりしてるのに、作り話を「こうだった!」と言い張る。
そして、そういう人たちは口が達者なので、「昔のことだし、もうそう思いこんでるならそう思わせとくか」と思わせるところがあるんですね~。

あと人間って同じ人でも見る人によって全然変わってきますよね。
ある人は「あの人は優しい」と言うし、ある人は「冷たい」と言う。
どちらも真実なんだと思います。

私はこの亡くなった女性、悪女かも知れませんが嫌いじゃないです。
とにかく自分の目指すところに向かい、必死に生きてきた人生。
走り抜けるような人生だったのだな~と思って、その精神力が羨ましいと思いました。
ただ生き抜いて欲しかった。

| | コメント (0)

斉藤一人の絶対成功する千回の法則

タイトル通り、斉藤一人さんの本です。

斉藤一人さんとは何度も高額納税者に名前があがる「幸せなお金持ち」として有名な方。
私、今までも斉藤一人さんの本は何冊か読んでますが、どれも読みやすくて大体同じことを書かれてます。
この本で新しく「なるほど~」と思ったのは、
「タダで手に入れた情報に価値はありません」
という一文です。
「テレビでなくても、たとえば、本もタダでもらっては価値がなくなります。図書館で借りてタダで読むことはできますが、何かに役立てたいと思ったら、かならずお金を出して本を買うようにしましょう。知識をもらったお礼にお金を払わなければ、自分の血となり肉とすることはできません。」
これには「うん。うん。」とうなずきました。
実は私、立ち読みが嫌いなんです。
立ち読みだと内容が頭に入ってこない。
それは歯科とかで待合室に置いてるマンガや雑誌なんかも同じです。
その本に書いてる本当の良さが伝わってこない気がしてました。
「テニスの王子様」なんて歯科で全冊読破してたけど、その時は「ふーん」って感じで、後でお金を出して全巻揃えて読むと「こんなに面白いマンガやったん?」と驚きました。
よく延々とこういう自己啓発本を立ち読みしてる人を見かけるけど、「あんな風にタダで見てる人とその立ち読みしてる本を買った人が得るものって一緒じゃないような気がする」と何となく思ってました。
やっぱりお金を出すというのはそれだけ価値のある事なんだな~。
いや、お金を出すということでその本に価値をもたせてるのかも知れないな~と思いました。
実はこの本、図書館で借りたんですが、開けると所々蛍光ペンでマーキングしてるんです。
こんないい事書いてる本にこんな事して内容が頭に入るんかな~と思ってしまいます。

あとこの本の本当に言いたかったことをシンプルにまとめるとタイトル通り、「幸せだなあ」「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」「豊かだなあ」「ありがたいなあ」という言葉を千回声に出して言いなさい。そうすればさまざまなチャンスが自然にやってくるというものです。

実は私これも試したことありまして~。
その時はちょっと違う言葉だったけど(もう忘れましたsweat01)4つの言葉を千回言って紙にも書きました。
もうめちゃくちゃしんどかったです。
喉はカラカラになるし、手は疲れる。
なんで、一度でやめましたcoldsweats01
とにかく何でもいいと言われたら実際にやる自分って結構可愛いと思ってますbleah

| | コメント (0)

和宮様御留

有吉佐和子さんの本です。

え~っ!これ本当のこと?と思わず読み終えて思いました。

和宮様は仁孝天皇の第八皇女。
有栖川家に輿入れが決まっていたにも関わらず、時の将軍・徳川家茂に降嫁が決まる。
輿入れを嫌がる和宮は五ケ条という条件を出し、大奥へ行くのを先延ばしにする。
その少し前、和宮の伯父のもと働いていた下女・フキが和宮のもとに呼び寄せられる。
まるで影武者のように息を潜めて生活するようになるフキ。
それはフキを和宮の替え玉として家茂のもとへやろうという和宮の母親、観行院の画策だった。
何も知らないうちに公家の暮らしに身を置き、自分がどうなるのか分からないという不安のまま江戸へ向かうフキ。
フキのお世話役として庭田嗣子と能登が任命されるが、二人は宮が偽者であると早くから気づき、下賎の者としてさげすみフキを扱う。
旅の道中フキが心の拠り所としていたお世話係の少進の姿が見えなくなった時、とうとうフキの精神は破綻をきたしてしまう-。

何故替え玉を立てるまで和宮が江戸に行くのを嫌がったのか。
途中本文で出てきます。
そしてここでも女同士の確執が。
観行院、嗣子、能登がお互いがいないところで罵り合い、陰口、悪口などが関係を悪化させ、関係ないフキの身にふりかかるのです。

それにしても公家の生活習慣の窮屈なこと!
声を一切出してはいけない。
御膳は全部食べてはいけない。
用を足すのも人が見ているところで塗り椀にする。
そして後の始末も人にしてもらう。
鉄漿(おはぐろ)を毎日塗る。
そんな自分の性に合わないところに身を置くつらさ。
人に無視されるつらさ。
皸で血が滲んでも外で思い切り体を動かしたい!
思い切り声を出したい!
という人間にはどんなにつらいか。

とにかく難しい漢字が多く出て読みにくい印象の本でしたが、それだけに読み応えがありました。

| | コメント (0)

GOTH

乙一さんの本です。

お~。恐・・・という内容。
相変わらずの「黒い本」でした。

殺人現場を見るのが好きな主人公「僕」(最後まで名前は出ない)
黒い色のものばかり身につけ、殺人者の本を目が輝かせて読むクラスメート、森野。
この二人がさまざまな猟奇な殺人に出会い、不思議な関わり合いをしていく短編。

例えば最初の「暗黒系」というお話では、二人は殺人現場を目にしてそれを警察に報告するでもなく、森野は殺された女性の服装やしぐさを真似する。
しばらくして行方不明になった森野。
「僕」は森野は例の殺人鬼に殺されるているのだろう・・・と淡々と思う。

「僕」は思う。
森野は変わった人間だが、おそらくこれから先人を殺すことはないだろう。
人間を人間と映し出す瞳をしている。
人を殺すような人間は普段は普通に振舞っていても、ふとした瞬間人を人として見ない目つきをする時があるのだと。
僕と森野はだから違うのだ。

私はこの中では「土」という話がいいと思いました。
とにかく発想がすごい!
でもどのお話もあまりに子供っぽい内容だと思いました。

「GOTH」はゴスロリとかのゴスらしいです。

| | コメント (0)

頭がいい人の一日10分文章術

一日10分ゲーム感覚で文章力を鍛えようという本です。

ちょうどこの本を書店で見つけた時、その前に聞いたたまきちまるさんの言葉が心に残っていてパッと手に取りました。
マイミクさんになってもらってすぐの頃、文章を書くことについて語られてたんですよ。
何て言われてたのか詳しくは忘れましたが・・・あせあせ
とても腑に落ちるいい事を言われてて・・・(それなのに忘れてるあせあせ(飛び散る汗)

という事で去年9月頃に買いましたが、途中から嫌になっちゃって・・・。
人とシェアしながらしたら楽しいかな~と思ったので今回紹介します。
どうか、よかったらおつきあい下さいほっとした顔

この本には20のゲームが用意されてます。
だから単純に言えば1日10分、20日続ければ文章力がつくって話。

まず1日目は「短文ゲーム」
最近「ので」などを使い長ったらしく読みにくい文章があるけどそれを区切りのいい所で切るというもの。

2日目はそれを高度にした「文字数ゲーム」
短文だけだと却って読みづらいので、文の長さを調節しようというもの。

3日目は「突っ込みゲーム」
情報の足りない文章に突っ込みを入れる事で詳しく説明しようというもの。

4日目は「模倣ゲーム」
他の文章をとにかく真似て書く。

5日目は「5W1Hゲーム」
この辺りからやっと文章力っぽくなってきた。

「人は感情を刺激する情報をキャッチします。そして感情的インパクトのない文章はすぐに忘れ去られてしまいます。しかし、何千年も消えることなく感情的インパクトを与え続けているものがあります。それは物語です」

と言うことで5W1Hゲーム

次の5W1Hにはが抜けている部分を自由に考えて完成して下さい。

いつ   
どこで  
誰が   26歳OLの私は、
何を   悔しくて泣いた。
なぜ   
どのように 

ヒント電球
想像力を発揮させましょう。26歳のOLが悔しくて泣くというのはどういう状況か?最初に場所を考えてみるといいでしょう。自分がワクワクする答が正解です。

このゲームで相手になりきって想像する力が身につくそうです。
良かったらやってみてください~るんるん


ちなみに私が考えたのは・・・。
いつ  秋の夕暮れ
どこで 男子テニス部の部室で
誰が  26歳OLの私は、
何を  悔しくて泣いた。
なぜ  電車で見かけて一目惚れした中学生(!)に
どのように さっきこの場所でふられたから。

な~んてるんるん
「テニスの王子様」に影響受けてますたらーっ(汗)

| | コメント (0)

出雲の阿国

有吉佐和子さんの本です。

出雲の阿国・・・。
聞いた事はあるような気がする。
そんな感じで本を読み出した私。
読み進めてビックリ!
今の歌舞伎の大元を作ったのがこの一人の女性だったなんて。
そしてこんな半生を送ったなんて全く知りませんでした。

時代は太閤秀吉の世。
出雲の田舎で育った阿国は許婚を残し、育て親と共に都に出る。
それは都で踊り金を得るため。
そして、大宰府で阿国の念仏踊りを見た秀吉の御伽衆、梅庵に気に入られ梅庵の庇護のもと都で踊ることになる。
やがて梅庵の引き合わせで三九郎という鼓の名手と会い、三九郎に惹かれてゆく阿国。
阿国と三九郎はやがて梅庵のもとを離れ一座を立ち上げるが、立身出世を夢見る三九郎と庶民に喜ばれる踊りをしたいという阿国とはいつしか気持ちがすれ違うようになる。
やがて秀吉の世から家康の御世へと時代がうつる。
「天下一」の称号をもらいながらも、ちょっとしたタイミングのずれ、妨害などで決して恵まれた環境では踊れない阿国たち。

いつになったら偉い人に認められるんだろう?
もっと華々しい環境で踊れるようになるんだろう?
と、もどかしい思いをしながら読み進めました。

でも例えどんな状況になろうと、自分の目的、したい事がはっきりしてる人間は強いしブレない。
羨ましいな~と思いました。
そして阿国さんの踊りをじかに見たいと思いました。

| | コメント (0)

ゆほびか3月号

久しぶりに「ゆほびか」を買いました。
今月の特集は「奇跡の玄関」の作り方

風水に基づいて運気がアップする玄関の作り方を紹介されてます。

やはり基本としては玄関は、

・清潔に整理整頓する。
・明るい。
・よい匂いがする。

が良く、「整った玄関」「元気になる玄関」「大楽の玄関」という段階を踏んで紹介されてました。

まず「整った玄関」
・毎朝玄関の外、内をはき掃除。
・週に一度はたたきを雑巾かけ。
・フロアや扉をピカピカに。
・悪臭を除去する。
・脱いだ靴は揃えてはかない靴は靴箱に。
・盛塩を置く。

これは今もやってるぞ!
ほぼ毎日玄関の水拭きもしてるしと胸を張る私。
でも外は毎日掃いて無いし、たたきも拭くのはやってないな~。
それに最近靴も出しっぱなしの事が多い~。
・・・と言うことでさっそく靴をしまいに行く。

次に「元気になる玄関」
・花・緑を置く。→難局を打開するパワーがアップ
・鏡を置く。→右側に置くと財運アップ、左側に置くと人脈・家庭運アップ
・幸福感を感じられる写真・絵を飾る→家庭円満に。

これも結構やってる。
花はなるべく置くようにしてるし、鏡も置いてる。
あと花の絵葉書を飾ってる。
でももっと自分が好きな絵に今度変えてみようかな?

最後に「大楽の玄関」
・香り→財運を育てる。
・パワーストーン→幸運の龍をより強くする。

これもアロマストーンも置いて香りを漂わせてる。
してないのはパワーストーンを置くこと。
・・・と言うことでさっそくパワーストーンを置きに行く。

な~んて感じで本を見ながらお手軽にその場で改善してみました。
こういうのは無理しないで楽しんでするのがコツですねnote
玄関は汚いよりきれいな方がいいというのは運気別にして当たり前のことだし、それでラッキーになれるなら最高くらいな感じで。

あと玄関に置く小物などは、

赤・・・体力・気力・持久力回復
ピンク・・・ストレス緩和
オレンジ・チャレンジ力・自己実現力を高める
黄色・・・やる気を高める
グリーン・・・心身を癒す
シルバー・・・自分の価値を高める
ゴールド・・・富を得る
白・・・個性を強める・新しい道
青・・・判断力・創造力アップ

という風に色によって効果があるそうですhappy01

| | コメント (0)

木瓜の花

有吉佐和子さんの本です。

老境の域にさしかかった二人の元芸者の話。
一人は料亭のおかみの正子。
もう一人はバーや飲み屋の入るビルのオーナー、蔦代。

二人は若い頃に何度も衝突し、長い間疎遠になっていたが、蔦代の母親がいきなり正子の料亭にやって来るところから交流が再開する。
そして、その頃料亭の客であり、昔の恋人の面影を宿す学者に正子は惹かれていく・・・。

この本を読み終えての感想は、とにかく主人公の正子さんを見習いたい!という事です。
今まで散々迷惑をかけられた、なるべく関わりたくない蔦代という友人に、言うべき時に言うべきことをちゃんとはっきり言ってる。
それはその都度、うやむやにせず自分の力で解決してきた経験からくるものだと思います。
関わりたくない人ともちゃんと距離を置いてつきあえる、巻き込まれないんだ、という自信があるからそういう人から連絡がきても動じないんだろうな・・・と思いました。
そして、出すべきときに自分の感情をパッと素直に出してる。

一方、蔦代という女性はしたたかで、都合によって言うことがコロコロ変わる悪女。
お金の亡者で信じているのはお金のみ。
でもそんな蔦代にも実の母親には無償の愛をそそぎ、草花を育てるのが上手という一面があるんです。
そして、憎めないのは自分が人から嫌われてるというのをはっきり自覚してその通りにふるまってることです。
仏のような微笑をたたえながら心の中は真っ黒という偽善者よりは私はこういう人の方が好きです。

これ、序盤から主人公の正子さんが緑子さんに重なってきました。
緑子さんも言うべき事はピシッという大人の女性。
私の中の緑子さん像に似てると思います。
こんな風に私、小説を読むときって、「この人私みたいやな~」「この人誰それみたい」と置き換えて読むことがほとんどなんですよ。
そして、小説の中に入り込んで読むんです。
ただ、最近の現代小説ではそういう本は少なくなりました。
ただ刺激的なことをテーマにして内容を書くだけで、登場人物が書き込まれてない小説が多すぎます。
有吉佐和子さんの文章力あってこそ、ぐいぐいと話に引き込まれるんだと思います。

この小説は「芝桜」の続編で、「芝桜」には若き日の花柳界に身を置いた正子、蔦代が出てきます。
さぞ、ドロドロしたお話でしょうあせあせ
今度また読んでみようと思います。

| | コメント (0)

あなたの望みを世界一早くかなえる本

ブレンダさんの本です。
この方の本は初めて買いました。

タイトルから想像できる通り、引き寄せの法則を分かりやすく書いた本です。
この本で初めてEFTという言葉を知りました。
EFTとは感情解放テクニックで、ネガティブな感情を取り除き、苦しい感覚から自由になるための「心の掃除」ツールです。
それはタッピングという手法で行います。
引き寄せの法則を行うならまずこのEFTを行ってネガティブな感情を解放しないと100%の効果は得られないのだと知りました。
実際にこのEFTをしたらまた日記にupしますねnote

この本で心に残ったお話を紹介しますclover

世界的に有名な心理学博士であるウエイン・W・ダイアーは、このように説明しています。
彼がある日の夕方、家の近くのビーチを歩いていると、その土地に引越してきたばかりの女性にでくわしました。
彼女が「この近くにはどんな方々が住んでいらっしゃいますか?」と聞いてきたので、彼は「あなたがこれまで住んでいたところはいかがでしたか?」と逆に聞き返しました。すると彼女は「すごく素敵なところでしたよ。そこにいた時は、すごくしあわせでした」と答えました。
そこで彼は、「すばらしいですね。この近所もそんな素敵な方ばかりですよ。きっとここでもしあわせをいっぱい感じられると思います」と彼女に告げたところ、その女性はその答えに満足して去っていきました。
同じ夜、彼は同じように引越しをしてきた別の女性にも会いました。その女性も先の女性と同じ質問をしてきたので、彼もまた同じように聞き返したところ、「前の町は心の狭い人ばかりで、嫌な思いをたくさんしました。ここはいい人が多いといいんですけど」と答えました。
彼は言いました。
「残念でしたね。ここも同じように心の狭い人が多いことに気づくと思いますよ」

おそらくこの二人の女性はダイアーが言ったとおりのことに気づくはずです。
先に感じていることが、現実になるのですから。

| | コメント (0)

イルカみたいに生きてみよう

NLPのワークを一緒に受けている方から借りました。

この本を開けて思わず、

「ぶはっ」

と笑っちゃいました。

本のいたるところにイルカの絵が描かれてるのですが、

それがユーモラスで可愛くて・・・heart04

ラッパを吹いてるイルカ、正面から見たイルカ、花占いをしてるイルカ・・・。
ラーメンを食べてるイルカを見た時は思わず「ラーメン食べてんじゃねーよ」と心の中でつっこみを入れましたhappy01
どうも私のツボにはまっちゃう絵で、つば九郎みたいにずーっと眺めたくなります。

肝心の内容ですが、一言で言うとイルカの生き方に学ぼうという本です。
タイトルで分かりますよねcoldsweats01

イルカって友好的なイメージですが、群れで生活をしていて、仲間以外のイルカが入って来たら追い出そうとするそうです。
『きっと人間やイルカだけじゃなくすべての動物がそうじゃないでしょうか。
植物だってそうかも知れません。
そんな自然界なのですから、誰とでも仲良くしましょうというのは理想ではありますが、無理なことなのだろうと思います。』

嫌いな人と無理につき合わなくていいんだよnote
必要な時にだけ必要最低限合わせていればいい。
って事かな?

『イルカたちは、自由気ままに泳いでいます。
私たちがたずねて行っても、
特別なことをしてくれるわけではない。
いつものように、楽しく遊んでいるだけです。
そんな姿を見て、私たちの心はどんどんと晴れていきます。
言葉も何もいらない。
ただ、いつもの自分でいるだけ。
それだけのことで人を幸せにできるのです』

背伸びしないで自分の言葉で、自分の体験を語ろう。
それで嫌われて離れていく人がいても、自分に合った人と出会えるよnote
ってか?

分かりやすくて読みやすい本です。
イラストを見てるだけで癒されますclover

| | コメント (0)

三婆

有吉佐和子さんの短編。

成金で残忍な性格の武市浩蔵が亡くなった。

それから、彼の広い屋敷の敷地内に、彼の妻、妹、妾が暮らすようになる。
三人とも60歳を超えた老女。

妹は嫁にもいかず、兄に似て残忍な性格の上に陰気。
妾は世渡り上手で派手。
その二人に比べたら妻は普通の性格。

三人は牽制しあいながら、決してなじむことなく老いさらばえてゆく。

もっと女同士のバトルでもあれば楽しめたと思う。
あまりに陰気な読後感だった。

この本はほかのお話も大体が、老いをテーマに書かれたもの。
どれも読んでいて切なくなった。

| | コメント (0)

恍惚の人

有吉佐和子さんの本です。

姑の突然死により、痴呆の舅の面倒を看ることになった女性。

徘徊癖のある舅のため夜は添い寝。
毎晩外でする小便につきあう。
入れ歯を取り外して洗う。
果てには下の世話まで。
兼業主婦である彼女の肩に全ておいかぶさってくる。

この小説はかなり昔の小説で、時代は戦後の昭和。
面倒を看る嫁は大正、舅は明治生まれ。
今の人間とはかなり感覚が違うだろうけど、ここまで出来るだろうか?と思った。
主人公の女性は本当に優しい人だと思う。

姑が無くなったその瞬間から、彼女は葬式の手配から親戚への連絡、舅の世話と全て家の事をこなしてきた。
その間夫は感傷にひたっていただけ。

途中彼女も疲労とストレスで夫にその事をなじるが、普通ならもっと早い時点で夫を責めてただろうし、そこまでもしないだろうと思った。

面倒を看てもらう舅は頭がハッキリしていた時は気難しく家族から嫌われていた。
ボケた方がまだマシだというのを見て、はぁ~という感じだった。
ボケた舅が認識できたのは嫁と孫だけ。
それで孫(主人公の息子)がなるほどと思う事を言っている。
「犬だって猫だって飼い主はすぐ覚えるし忘れないんだから。自分に一番必要な相手だけは本能的に知っているんじゃないかな」
そう言えば、私の友人の亡くなったお母様が痴呆になった時、認識したのは義理の息子、つまりその人の夫だけだったそうです。
自分の娘の顔は忘れていたといいます。
そして、おばあちゃんの面倒を看たのがそのダンナさんだったそうです。

あと今と違って近所のおばあちゃんが一緒に老人ホームまでつきあってくれたり、家に痴呆老人がいることをスーパーなどで立ち話できるのが、何となく救われた。
今ならこの状況、短絡に殺人とか自殺といったところまで話が飛びそうだけど、どこかのんびりした雰囲気を感じるのは時代のせいかな?と思う。

最近車に毎日乗らなくなってから、私の車はあちこちガタがきました。
最初は原因不明の電気系統の故障。
次はブレーキ。
そして、今は雨になるとエンジンの調子が悪く、ブレーキをかけて止まる度にエンジンも一緒に止まりそうになる。

この「恍惚の人」に正に同じような文章が出てきます。
「人間は頭でも躰でも動かしていればいたむのが遅いんですよ」
車も人間も同じ。
使わないところからサビがくるのかな~。

そう思えば歳とったから楽隠居なんてせず、働けるならせっせと働こうと思いました。

| | コメント (0)

華岡青洲の妻

有吉佐和子さんの本です。

華岡青洲・・・無知な私でも名前は聞いたことはあります。
でもお医者さんだっけ?くらい。
そのあまりに有名な華岡青洲の妻の話。
と言うよりは妻と姑の女の戦いの話。
てっきり夫を支えた妻の話だと思ってただけに意外でした。
でもその方が面白かったけど・・・。

昔女は夫に嫁ぐのではなく、家に嫁ぐものだとは聞いてましたが、青洲の妻加恵さんは夫不在のまま結婚式を挙げます。
夫である青洲は県外に医学の勉強に出ていて、その後3年もの間夫の顔も見たこともないまま婚家で過ごす加恵。

でも美しい姑にどうしてもと望まれて華岡家に嫁いだ加恵はそれを不幸だとは思いません。
現在では信じられない心持ち。
何くれとなく気を遣う頭のよい姑とその姑を敬愛する嫁。
その関係が変わったのは青洲が家に帰ってからでした。
それから二人の長い長い女の戦いが始まるのです。

今の世ならここまでにはならなかったでしょうね。
同じ家に住むことも少ないし、どうしてもガマンして一緒にいることもない。
また女性も関心や楽しみは夫、子供だけじゃなく自分個人の楽しみにシフトしてるから。

それでも・・・。
私も夫の実家に行った時にこの加恵さんと同じ気持ちになることがあります。
この中で私一人が血がつながってないのだ、と思う瞬間。

夫はうちの両親は実の子供と同じように私のことを思っていると結婚当初言いました。
でも私は「それは絶対ない」とはっきり言いました。

それでいいんです。
もともと他人なんだから。
他人だと言うことを踏まえたうえでお互い気を遣うところは遣ってやっていくほうが自然なことだと私は思ってます。

当時まだ麻酔というものが無かったため犬猫で実験を繰り返していた青洲。
そのためにと身を投げ出した妻と姑。
周りからみると美談ですが、それも見方を変えればこういう事だったとは・・・。
つくづく女の業の深さを思わずにいられません。

そして、いつも地味に黙々と働く小姑の初めて激した言葉。
重みのある言葉だと思いました。
当事者はいつも近すぎてものごとが見えてない。
いつも客観的に見てる人がたまりかねて放つ言葉の大きいこと!

よいお話でした。
日本語が美しい!

| | コメント (0)

BASHAR2006

一緒にNLPワークを受講されてる方に教えていただきました。

その方はこの本を読んで衝撃を受けたそうです。
そして何度も何度も読み返されたとの事。

それで興味をもって読んでみましたが・・・意味がさっぱり分かりません!
あまりにも内容が大きすぎてピンとこないんです。
だって、私達の過去は銀河的な広がりをもつ次元を超えたレベルであるとか。
イルカやクジラは輪廻転生のサイクルでは私達の兄弟姉妹だとか。
ETはかつて私達と同じ人間でパラレル・リアリティで生きていたとか。
ちょっと一足飛びには受け入れがたい内容で・・・。

ただ、一読して今巷ではやってるスピリチュアルな本や自己啓発本などはこの本を分かりやすく噛み砕いて書いたものじゃないかと思いました。
だからこれを理解できればすごいと思うのですが・・・。
今の私にはさっぱり・・・・sweat02
この本をお勧めいただいた方は、今のようにスピリチュアルといった言葉が知られてない10年以上前に読んで衝撃を受けたとの事。
すばらしいshine

この本に書いてある本質は分からないけど、今の私で理解できて「なるほど~」と思ったことをいくつか書き出します。

この本では瞑想のワークが何度も出てきます。
その際に咳やくしゃみ、いろんな音を雑音と見ない。
「起きることすべてを、中断や妨害と見ずにあるがままに受け入れることは、情熱に従って生きるスキルを身につけるためにとても大切な要素です」
と書かれています。
なるほど。
起きてくることをあるがまま受け入れるという練習になるんだ~。

また、習慣と観念、定義について。
「習慣とは、自分で気づかずにしている行動である」
「このように定義すると、自分にはそういう習慣があると気づいた瞬間、それはもはや習慣ではなくなります」
「実は習慣があると気づいた瞬間がその習慣の終わりなのです」
なるほど~。

「なぜ私は自分がやりたくないと思っていることを繰り返し何度もしてしまうのだろう?
こういう習慣を持っていると気づいたからには、もはやこれは習慣ではないと知っている。でも、私はその行動を繰り返してしまう。じゃあ、これはいったい何なんだ」
その答はあなたがそうすることを「選択している」ということ。

「では、なぜ私は自分がやりたくないと言っている行動を選択しつづけてしまうのだろう」
それは自分のもっている観念や定義によって。

この観念を変えるには、
「どんなにもっともらしく見えたとしても、それらの定義・観念は必ずしも真実ではなくてひとつの仮定にすぎない」ということをまず理解することだといいます。

つまり、分かりやすく言うと、
one仕事をするのは嫌だ。でも毎朝決まった時間に起きて出勤する。それはなぜか?
twoお金がなくなるのが恐いから。
threeじゃあ、お金を得るのは働くという選択肢しかないのか?
単純に言えばこういう事かな?と理解しました。
もちろんこれは一例です。

自分がしたくないのにしてる習慣について考えた時、自分の観念や定義が見えてくるかも知れないですね。

この本が山だとしたら、まだ山すそまでもたどり着いてない私ですcoldsweats01

| | コメント (0)

THE BOOK

乙一さんの本です。

図書館で借りたのですが、開けて思わず「わぁっheart04」と声が出ました。

ジョジョの奇妙な冒険4部のキャラたちが仕掛け絵本のように立ち上がってきたから。

そう。

この本は乙一さんがジョジョの不思議な冒険4部のキャラたちのことを書いた小説なんです。

この小説に当たって出てきた敵は悲しい宿命を背負って生まれてきた少年。
彼は生まれてから今まで生きてきた記憶を全て覚えているんです。
今まで出会った人の顔、本の内容、経験した事、全て覚えてる。
物忘れの激しい私からすると羨ましい気もするけど・・・。

これはつらいですね。

今まで死にかけた記憶、つらい経験全て覚えてる上に思い出すとその感覚がそのまんまよみがえるんだから。
しかもある日彼の前に1冊の茶色の表紙の本が現れます。
その本は彼の今までの経験を全て閉じ込めてある本。
そのページの過去を辿ると、その時の経験をそのまんまリアルに体験してしまう。
この本を見た他人もそう。
そして、これこそが彼のスタンド能力。

彼はこの能力を使って、自分の父親に復讐するために殺人を犯し人を傷つけていく。
それを阻止しようとする仗助たち。

この小説で面白かったのは、以前マンガに出てきた幼少の頃死の間際だった仗助を助けた少年の話。
彼は敵スタンドの能力で過去にタイムスリップした仗助だったんじゃないか?と言うんです。

結局マンガの中で彼の正体は明かされなかったけど、そういう事なのかsign02と改めて思いました。

この本はマンガが元で、しかもそのマンガを読んでるので、このキャラがこの場面でこういう事言う?というちょっとした違和感はありました。

よくも悪くも乙一さんは個性的な小説家なので・・・。
小説にした時点でもう乙一ワールドになってる気がしました。

| | コメント (0)

自分の小さな「箱」から脱出する方法

先日図書館で借りました。
以前から書店で見て気になって手にはしていたけど、パラパラっとめくって「どうも違う・・・」と買うには至ってませんでした。
それ正しかった!
あの時の私が見ても「何じゃらホイ」だったと思います。
って言うか今見てもそうだけど・・・。
でも最近日記で書いてたこと、気づいたことと不思議と内容がリンクしてて、今見る本だったんだと思いました。

ここに書かれてる箱とは・・・?

想像してみて下さい。
飛行機に搭乗する際に係員の人に「このフロイトは満員になってないが空席はごくわずかだ」と言われました。
しかし、あなたは運よく窓際の席に座れました。
そして後から入ってくる乗客を雑誌を広げながら観察しています。

この状況で、
Aの男性は、書類鞄を置いてある席に誰かが座りたそうにすると、書類をわざと大きく広げてけん制した。
Bの女性は、離れた席に座りそうな夫婦に自分の席と替わりましょうか?と声をかけた。

Aの男性が箱に入ってる人。
Bの女性は箱から出てる人。

とこの本では書かれてます。
二人の違いはAの男性は自分中心に世界は回っていると思い、Bの女性は他者を理解してとにかくどこかに座らないといけない人間なんだと思っていたということ。

箱とは自己欺瞞だとこの本には書かれてます。

つまり、人間である以上、他の人たちが何を必要としているか、どうすればそれを手助けできるかを感じ取ることができる。
それなのに、それを感じながらその通りにしないと、自分の感情にそむくことになり、それが自分への裏切りになる。
そして自己欺瞞の「箱」に入るというわけです。

1その箱に入ったら自分を正当化しようとする。

2相手の欠点をあげつらう。(それで自分をさらに正当化する)

3自分以外の人間も箱に入れようとする。

この図式には納得いく場面もあるけど、ちょっと疑問を感じました。
私の例で言うと、朝私は起きてダンナを送り出さないんです。
それは朝あまりに早いから。私は朝が苦手だから。
これは1の段階。
でもその後その事でダンナを悪く思うかと言うとそれは全然無いです。
とにかく朝早くでかけて働いてくれてありがとうと感謝感謝の気持ちしかない。
でも私って箱に入ってるん?
と思っちゃいました。

長くなりますが、もうひとつ。
最近気づいたことにドンピシャだったことが書いてあったので・・・。

ひどいのろのろ運転をするドライバーにいらついて、追い抜きざまににらみつけたら、なんとそれは隣人だった!

これってバツが悪いし、一瞬のうちに怒りが吹き飛びますよね?

それと同じように合流点でゆずってくれない、割り込みを何度もする、そんな運転手のことを「この人も私と同じくらい忙しいんだ。私と同じように生活に汲々としているんだ」と考えられたら・・・。
まるで今までと違って見えてくる。
ある意味で彼らのことが理解でき関係がもてそうな気がする。
赤の他人なのに。

これって、階下の人間を私の大事な人に置き換える、とかみーやさんが書かれてたことに考え方が似てると思いました。

それが箱の外にいるって事らしいです。
私が今理解できたの、ここまで。
皆さんもしこの本を読む機会があればもっと深い解釈をお願いしますexclamation ×2

| | コメント (0)

楽園

宮部みゆきさんの本です。

主人公は以前「模倣犯」で犯人を捕まえるのに重要な役割を果たした記者の女性。
その主人公の所に一人の中年女性がやって来る。
彼女の小学生だった息子が亡くなる前に描いた絵を持って。
そこに描かれていたのは少女が風見鶏のある家の地下に埋められている絵だった。
実際に両親が自分の娘を殺し自宅に埋めた後、15年の時効の後に自首するという事件があった。
しかもその事件が世間に発表される前に描かれていたものだった。
その少年は似たような絵を何枚も描いていて、その内の一枚は「模倣犯」の犯罪現場となった家。
しかもマスコミには発表されてない、ごく限られた人しか知らないものがその絵には描かれていた。
そこから興味をもち本格的に少年の描いた事件について調べる主人公。
事件を調べていく彼女の元に、事件の被害者の妹が現れる。
彼女は両親が何故姉を殺さねばならなかったのか真相が知りたいと主人公に依頼する。

ここに一人の少女が出てくる。
少女は周りの人間から自己中心的でわがままだと言われる。
友達もいないし、両親は妹ばかり可愛がる。
だからどんどんひねくれて反抗的になる。
少女は近づいてはいけないと言われている悪い噂のある家にわざと毎日足を向ける。

主人公はお話の最後、その少女に殺された不良少女を重ねて見る。
うまくまとまった話だと思った。

| | コメント (0)

犯意

乃南アサさんの本です。

この本は普通の小説とはちょっと違う。

どこが違うかというと12のさまざまな事件にまつわる短編があって、その後その事件を陪審員としてどう読み解くかという事を書かれてるんです。

それにしても相変わらず乃南アサさんは容赦ない。
ここまでひどい事する?くらいの残虐な犯罪が次々と登場。
しかもそのどれも「ありそう」と思えるのが恐い。

失業の末、リストラに合わせた職場に盗みに入り放火、殺人。
幼児虐待する妻と無関心な夫。
宗教の観念によって死んだ父親を生きていると言い張る。
ストーカー、DV・・・。

どこでもありそうでしょう?
でも乃南アサさんが書くと面白いんだな~。

| | コメント (0)

名もなき毒

宮部みゆきさんの本です。

冒頭、初老男性が散歩中に突然死んでしまうところからこのお話は始まります。
それは、コンビニで買ったパック入りのお茶に青酸カリが混入されていたのが原因。

このお話は以前出版された「誰か」の続編です。
主人公は「誰か」と同じ。
財閥の逆タマにのった男性。
彼はトラブルを起こして辞めたアルバイト女性の身上調査のために私立探偵の元をたずねます。
そしてその私立探偵の所で殺された男性の孫と知り合い、知らず知らずの内に事件に関与していきます。

以前の「誰か」も知らないうちに事件に巻き込まれるという同じパターンでした。
そしてそれによって、主人公の男性はお人よしで優しい人だと読者に印象づけようとしてると思いました。

私は宮部みゆきさんの本は結構読んでますが、読む度に「今回も思うほど面白くなかった」と思います。

この本も途中から斜め読みして、話の筋だけ分かればいいという読み方になりました。

何故いつもこうなるのかと思い返すと、宮部みゆきさんの書く小説は面白い。
だけど文章は私には合わないということだと思います。

会話の後にいろいろ書きすぎる。
そして、

「ね、この人いい人でしょ?」

「こんな考え方もあるのよ」

と押し付けのようなものを感じて読んでてしんどくなってきます。

読み手の想像を奪う小説。

一言で言うとそんな感じ。
でもネット上でも宮部みゆきさんの本の感想を見ているとどれもこれも絶賛されてる。
私のように感じてる人はほとんどいないんでしょうね。

確かにお話の冒頭がいつもひきつけられてどうなるんだろう?と思ってしまう。
だからつまらないと思いつつ次々読んでしまいます。

なんだかんだ言いながら宮部みゆきさんの術中にはまってるみたいで悔しいです。

今回、かなりエキセントリックな女性が出てきて最初から最後まで周りの人間を振り回しますが彼女が出てくるところだけが面白かったです。

虚言癖、妄想癖のある女性を知ってますが、あの子がひどくなったらこうなるんだろうな~とと思いました。

| | コメント (0)

インナーチャイルドの癒し

越智啓子さんの本です。

越智啓子さんは自称魂科医・笑いの天使・楽々人生のインスト楽多ーだそうです。

う~ん。

怪しい・・・coldsweats01

でもちゃんとした精神科医なんですよ。
沖縄に心療所を構えてたくさんの人の心を癒されてます。

この本にはタイトル通りインナーチャイルドの癒しについて書かれてます。

インナーチャイルドって何?

最近よく耳にする言葉だけど、越智啓子さんによるとインナーチャイルドとは、「感情」「自分の気持ち」「本当の気持ち」「本音」「本当の自分」を象徴した子供のイメージです。

このインナーチャイルドをイメージすると自分の本当の気持ちが分かり、抑圧されていた感情が出てて、本当にやりたかったことが思いだされます。
まるで別人のようにやる気が出て、人生が前向きになり、自分のことが好きになります。
人生が楽しめるようになります。

私は越智啓子さんの「イルカの瞑想」というCDを使ってセルフでインナーチャイルドの癒しをした事があります。

でも思ったような効果はありませんでした。
そのCDでは波の音、そして途中からハミングのような声が流れるのですが、それがどうにも気持ち悪くて・・・。
しかも海で泳いでるというイメージなので寒くてブルブル震えてしまいました。
3回ほどしましたが楽しいという気持ちにならなかったのでやめました。
何でも楽しめないと続かないですね。

その後マイミクの美知さんのインナーチャイルドを受けました。
それは濃密なセッションで、ありありと昔の自分、小さな子供をイメージできました。
そして、その頃の母親の気持ち、妹の気持ちも理解できました。
やはり最初は専門家に頼ったほうがうまくいくのかも知れません。

この本ではインナーチャイルドの癒しはそういう特別なワークを受けなくても、例えば本を読むこと、ペットを飼うことでもインナーチャイルドは癒されるとあります。
ペットを飼ってる人はいろんな学びがあると共に自分の中のインナーチャイルドが知らずに癒されてるんですね。
あと好きな事は好き、嫌いなことは嫌いと言う。
自分の感情を素直に出すというだけでもインナーチャイルドは癒されるそうです。

この本の総評としては、この本を読んで自分でインナーチャイルドの癒しを出来るという具体的な本ではないと思いました。
まずインナーチャイルドはどんなものなのか、どういう事をすればインナーチャイルドが癒されるのかを知る分かりやすい入門書のようなものだと思いました。

| | コメント (0)

公募ガイド

先月から買ってます。
それまでもちょこちょこ思いついたら買ってたけど、今は時間があるのでまた再燃しちゃいました。

名前の通りいろんな公募が載ってる雑誌です。
ネーミング、標語、俳句、川柳、アートなどなど。

私が応募するのは主にネーミングです。
それもキャラクター名とか簡単そうなの。
ヒラメキflairで作ってます。

でも今は時間もあるし、ちゃんと納得できるの作ってみたいと思い立って「ネーミング辞典」なるものを買いました。
ネーミングで使われる単語を13ヶ国語で訳されてます。

今それで頭をひねってるのが、「社長島耕作」新社名&新ブランド名です。
マンガ「社長島耕作」の初芝電器は五洋電機と統合して新しく「初芝五洋ホールディングス」になりました。
それで、この長い名前をもっと短く、英語表記で覚えやすい社名を募集するという内容です。

エコやピースといったメッセージがある作品を。
「シンクグローバル」を合言葉に生まれ変わる我々の最高の武器となるブランド名をつけてください!

とあるのですが、難しい~shock

今までのキャラクター名をちょろちょろっと考えてたのとは違う。
改めてマンガを「専務島耕作」から読み直してますsweat01

エコやら、ピースやら、電器、技術、共同開発、次世代エネルギーなど言葉を拾い出してそれをネーミング辞典で調べて書き出す。
・・・まではしたけど~。

どうにも、こうにもまとまらない!

ネーミングって決まったら最初からそれがそのモノの名前だったようにしっくりきてるんですよね~。
それとも使ってる内に違和感が無くなったりもしたのかな?

そう!そう!
このネーミングの賞金はなんと100万円ですsign01
これは当たって砕けろ精神で応募する価値ある金額だゾcatface

| | コメント (0)

自信

加藤諦三さん(以前ラジオの日記の際に”ラジオの人生相談の枯れたじじい”と紹介した方です。お名前、こんな字だったんですね!)の本です。

私はこの本を読んでる途中から、「あ~、私は幸せだexclamation」と思いました。
そして、自分が今思ってるより自信が無い人間じゃないのだと気づきました。
むしろ、自信があった(と思っていた)昔の方が自信が無かったのだとも気づきました。

この本では自信を得たければそれまでの依存の人間関係を断ち切り、新しい人間関係をつくることだ、とあります。

でも、それは容易なことじゃないです。
以前そんな関係にいた私だからこれははっきり言えます。
衝撃的なきっかけでも無い限り、よほど本人の変わりたい意思が強くない限り、それは無理です。

私は数年前にある事がきっかけで、それまでの人間関係を全て自分から断ち切りました。
今でも、あの事が無ければずっとあの中にいたのだろうと思います。

依存の関係にいると、どこかおかしいと思う事があっても、居心地も良いのです。
だから薄々やめた方がいいと分かっててもやめられない。
まるで麻薬のようなものです。

この本にこんな事が書かれてました。
「他人から自分が行きたくないところに誘われたりした時、断ったら嫌われるだろうと恐れて、いやいや一緒に行く人がいる。この人は自分を誘ってくれた人に嫌われたくないために、自ら自分を嫌いになることを許してしまっているのである。」

これは正に以前の私だと思いました。
今でもまだその習性は残ってます。
だって40年近く、行きたくなくても、したくなくても、人を失望させないために、嫌われないためにした方がいいという考え方だったから。

でも結局嫌々相手に合わせても、その人から感謝されるでもなく、私もしんどい思いをするだけ。
私は私のしたい事をしたらいいんだ。
したくない事はしなくていいんだ。
関係を切ってそう思えるようになりました。

自分の人生を生きる。

そんな普通の人が普通にしてる事が私にはずっと出来てなかったんです。

私のダンナは私が話しかけても気が乗らないと返事もしないし、口もききません。
そのくせ、自分が話して欲しいときは私が何かしてても返事を求めます。
でも最近は時々、私も言いたくない時は何も言わない事にしました。
あと自分が今これをしたいと思ったら、気を遣いつつも少しずつするようにしました。

まずはこういう小さい事からでも実行していって、自分を尊敬できるようにしようって思っています。
そして、そんな風に思えるようになった事が幸せだと思ってますクローバー

| | コメント (0)

スヌーピー -こんな生き方探してみよう-

ほしのゆうこさんの本です。

スヌーピーのマンガから生き方を学びましょうという本。

開けると、片側のページにはスヌーピーのマンガ。

例えば一番最初の「友情」では、

one「ぼくらはもうずっと親友だよね」とスヌーピーに話しかけるチャーリーブラウン。

two「おたがい好きあってるだけじゃなくて尊敬しあってるからだと思うんだ・・・」

three「ご飯皿のこともお忘れなく・・・」と心でつぶやくスヌーピー

このマンガから、

「身近な人こそ、尊敬したい」

とあり、「ご飯皿のことばかり心配してるスヌーピーも本当はチャーリー・ブランのことを大切な友達だと思ってるのです。」

と片側のページには作者の友情に対する考えが書かれています。

私がこの本で特に心に響いたのは、

「宿題」
「宿題は、人が自分を進歩させたり、何かを改善したりするときに欠かせないもの。(中略)私たちはそういう前向きな気持ちを失わない限り、自らに宿題を課していくのでしょう」

私がいつも自分に何かを課すことは前向きな気持ちからなのだとこの一文で気づきました。

「誓い」
「今年は、人の意見にもっと耳を傾ける。夜更かしをやめて、早起きをする。その日すべきことは、明日に持ち越さない。いつもきちんと身の回りを整理する。そんな誓いを新年にひとつでも立てて実行する人は、毎年着実に理想の自分に向かってステップアップできるのでしょう。」

目標を立てることは自分を向上させる。
それを1年に1度きりの新年にするのってわくわくしますheart04

ところで、スヌーピーの登場人物で私が好きなのは、ウッドストック(スヌーピーの友達の鳥)とシュローダー(いつもピアノを弾いてる男の子)ですheart04

| | コメント (0)

小生物語

乙一さんのエッセイ(?)
乙一さんのブログの内容をそのまんま本にまとめたものです。

乙一さんを一言で語ると
「今時の作家」です。
ファンも若い人が多い。
ジャンル的にはホラーで、作品も良いと思うのと「う~ん」というのと両極端。

私が苦手な作品はグロいものです。
読んでて吐き気がした本もありました。
それだけ具体的にイメージさせる力があるし、感性は独特なものがあります。

さて、この「小生物語」ですが、自分のことを「小生」または「僕」と言っています。

私は最初全部本当のことを書いてるのだと思ってました。
でも、途中で「ん?違うんじゃない?」と思うところが所々あって、「あ、これはエッセイと言っても作り物なわけね」と納得しました。

だって部屋に缶のゴミがたまって、その缶の山を崩さないように小さい缶を買うようにしたとか。
そこまでは、「ふ~ん。男の一人暮らしってそんなもんか」と思ってたけど、何故缶のゴミがたまるのか。
それはゴミの収集所が遠いからだ。
収集所まで行くのに4日かかる。
という時点でさすがに鈍な私もこれは嘘でしょう・・・と気づきました。(遅いって!)

それはそれなりに割り切って楽しんで読めました。
だってやはり感性がすごい!

13日の金曜日に3人のジェイソンに会ったというんです。
それはもちろん、例えだけど、そういう風にこの人の目を通したら見えるのねと思いました。

だけど、段々最後のほうに行くにしたがってつまらない話ばかりになりました。

それは、そのブログを読んでたファンが、乙一さんのことを本当にそういう人だと見だしたから、らしいです。

嘘を嘘としてみることが出来ない。
そのまんま思い込む。
そういう人が増えていくことに作者自体少し困惑して当たり障りのないことばかり書くようになって・・・。

それで言うとネットの人間関係もそうですよね。
プロフィールだって日記だって適当に絵空事を書くことはいくらでも出来るんです。
でもそれに対してきたコメントやメッセージは自分宛のものであってそうじゃない。
自分が嘘で塗り固めて作り出したもの。
だから虚しくなるんだろうな~と思います。

私は基本、嘘がつけないんです。
ここに書いてることも本当のことばかり。
等身大の私を書いて、それについてけない、こんな人・・・とバカにする人がいたらそれはそれでいいと思う。
本当は楽しくさせるために少し嘘をついたり大げさにした方がいいのかもしれないけど・・・。

あと、この本で面白い、多分これは本当のお話だと思う話がありました。

ある日、乙一さんがファミレスに入るとマンガ家らしい人がいた。
何故分かったかというとその人の服にスクリーントーンの切れ端がついていてストーリーを考えてる様子だったから。

でも見た目さえない中年で服もみすぼらしい人だったらしいです。
それで、周りの女子高生はその人を見ながらバカにしたような言葉を言っていた。

すると、中年の男性がその人を迎えに来て、一緒に黒塗りの普通では買えないような高級車に乗って走り去ったそうです。
後でその人がすごく有名なマンガ家だと知った・・・というエピソードがありました。

その時、バカにしてた女子高生は口をあんぐり開けてたそうです。
こういうのって胸がすいて気持ちいいエピソードですねるんるん

| | コメント (0)

血脈

佐藤愛子さんの本です。

この本は一冊でもぶ厚い上中下巻からなる長編で、読みたいな~と思いつつ手つかずにしてました。
今仕事をしてなくて時間があるので思い切って読むことに。
読んでみるとやはり長編小説は読みがいがあるな~と改めて思いました。

内容は一言で言うと佐藤愛子さんの家系の自伝です。
私は知らなかったのですが、佐藤愛子さんは佐藤紅緑という有名作家のお嬢さんで、お兄さんはサトウハチローさんなんですね。
サトウハチローって聞いたことあるけど・・・くらいだったのですが、読んでいるとあの「ちいさい秋みつけた」や「りんごの歌」を作詞した人だと知って、ほ~っと思いました。
でも、この本に書かれてるサトウハチローさんはあの歌からは想像できないような人でした。
利己主義者でわがままで小心者でケチ。
そんな人が、

ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋み~つけた~note

りんごは何にも言わないけれどりんごの気持ちはよく分かる~note

こんな優しい可愛い詩が書けるのかsign02
私は普段から絵や文章などはその作者の内面が出るものだと思ってるので、そうじゃないのかしらん?とふと思ってしまいました。
だけどあんな詩を書けるということは子供のように純真な心の人だったんでしょうね。
子供のように純真だからこそ、自分の欲望や気持ちに残酷なくらい正直だったのかな。

この本は佐藤家の全ての人の立場になって書かれています。
佐藤愛子さんもご自身のことを客観的に見て書かれています。

お父さんと元舞台女優だったお母さんとの出会い。
それによってずっと後世へ続く家系への波紋。
佐藤家の男の子は皆、ろくに学校にも行かず、仕事もしないで、揃って女好きの不良ばかり。
そのほとんどが早く亡くなられてます。
それはタイトルの血のせいだ。血脈なのだ。
というのが大方のあらすじです。

ただ、その中で名前をなして大成したサトウハチローさん、佐藤愛子さんを見ると、それだけじゃなく親の愛情を受けて育ったかどうかも影響してると思います。

サトウハチローさん、佐藤愛子さんはお父さんの佐紅緑藤さんに特に可愛がられて育ちました。
あとの方々は親の顔さえ知らない淋しい幼少期を過ごしてた人がほとんど。

愛情っていろんな意味で大きなものだ、と読み終えて思いました。

| | コメント (0)

こんなことでよろしいか

最近佐藤愛子さんのエッセイを読んでます。

久しぶりに読んだらやっぱり面白いexclamation
元気をもらえます。
そして、本の中で80代だと書かれてあってビックリしましたexclamation ×2
80代でこんなパワフルな文章が書けるんだーって。
よっぽど今の私達やもっと若い世代より元気がある。

佐藤愛子さんの文章はあっけらかんとしていて、ものの見方が単純で裏表が無いのが好きです。
ご本人もそんな方だと思う。
いろんな事に怒りを感じられてるけど、それは優しいひとだからだと思ってます。
一番冷たいのは無関心ってことですから。
人間、自分のことでは怒りを感じても、人のことで怒る人ってそうそういないと思います。
だからお人よしなんだろうな~と思って・・・。

あと結構乱暴な言葉を使われてても下品じゃないんです。
品ってものは言葉遣いとか表面に出るものだけじゃなく、もっと奥深いものだな~としみじみ思います。

あと考え方も私とよく似てるところがあってそういうのを見てるとホッとするんです。

「人の賞賛など遥か遠くのこととして、黙々と自分の仕事にいそしんでいる人、ひたすら一生懸命に生きている人の姿に私は感動する」
という一文に、あ~。私もそう思います!

「この世を生きるのに大切なのは鈍感力よりも鋭敏な想像力だと思っている。この世の辛さ苦しさを乗り越え乗り越えするのが生きる意味である」
という言葉に、うん。うん。

老人会で童謡を歌うのに抵抗がある。「千の風になって」を歌う方がいいという友人の言葉に、「七十八十のじいさん、ばあさんが、これを合唱する光景はどんなものだろう?「私のォお墓のまーえで泣かないでください」と歌われてもなァ」
という言葉にホンマにそうやわ~と大笑い(心の中で)


佐藤愛子さんが師事されている中川昌蔵師の「幸福になるためのソフト」という五箇条を紹介されていて、


今日一日、親切にしようと想う。
今日一日、明るく朗らかにしようと想う。
今日一日、謙虚にしようと想う。
今日一日、素直になろうと想う。
今日一日、感謝をしようと想う。

これを紙に書き、いつも見える場所に貼って毎日見ること」
とあります。
最初見たとき、ふ~ん。まあそうでしょう。と思ったけど、次の言葉がすごい。

「但し、この五箇条を実行してはダメです。
意識して実行すると失敗します」

この言葉で、あ~、なるほど!と思いました。


長くなったけど・・・。
佐藤愛子さんのお宅の家政婦になりたい~ってずっと思ってます。
「あんた、こんな事も出来んの?」
「あんたね~、その言葉遣いは・・・」
と怒られながら仕事してみたい。

| | コメント (0)

容疑者Xの献身

東野圭吾さんの本です。

私は小説は文庫本になるまで買いません。
文庫化されない可能性のある本は単行本で買いますが、
それ以外は図書館で借りるか文庫本になるまでひたすら待ちます。

この本も読むまでに4年待ちました。
でも待ったかいがありました。
読み終わった後感動で胸が震えました。
あやうく涙が出そうでした。

容疑者Xの献身。
タイトルからして一度見たら忘れないインパクトのあるタイトル。
黒い表紙に赤いバラが一輪。
その全てが感動に色を添えてると思いました。

とにかく内容は何も語れません。
下手なことを書いて少しでも小説の内容が分かるようなことはしたくないです。
中盤から話の中に引き込まれて、小説の風景が見えてきました。
登場人物の誰かになってこの本の中にいました。
ここまで引き込まれるのは久しぶりです。

私は東野圭吾さんの本の中でガリレオシリーズは好きじゃないんです。
でもこれは別格だと思いました。
まったく違う雰囲気だと思います。

また、この作品は映画化されるようですが、作中の石神さんは私の中のイメージでは完璧に温水洋一です。

| | コメント (0)

365日のベッドタイム・ストーリー

365日分のおとぎ話や童話が載ってる本です。
有名な「ウサギとカメ」「マッチ売りの少女」「ジャックと豆の木」といったお話や、今まで知らなかったお話、現代っぽいお話まで。
私の誕生日は「白雪姫」でしたhappy01

結構分厚い本だけど、1つ1つのお話短いのですぐに読めちゃいます。
本当に寝る前に1話ずつ読むといい感じ。
でも、私は図書館で借りたので、1日1ケ月分読みました。

ただ一気に読むと似たようなお話が多いので、正直食傷気味でした。
前もなかった?この話。
みたいに似たようなお話が多いんです。

おとぎ話や寓話って教訓めいたものが多いんですよね。
特に短いのを紹介すると、

ライオンとロバ

ある日、ライオンが森の小道を歩いていました。

森の動物たちはみんな頭を下げたり、目をふせたりしていましたが、ロバだけは、ライオンが通り過ぎるときに、耳障りなことを言いました。

ライオンは一瞬カッとなりましたが、何も言いませんでした。

ひとことでも何か言えばこのばかなロバを認めることになるから、そんなもったいないことはしなかったのです。

-イソップ-

何となく何が言いたいか分かる気がします。

| | コメント (0)

クローズド・ノート

沢尻エリカの「別に・・・」で有名になった映画の原作です。

恋愛小説って、あまり好きじゃないからほとんど読むこと無いんです。
退屈だし、もう恋には遠く身を置いてるんで・・・。
でも、この小説は主人公の女の子の気持ちがすごく伝わってきて、共感できました。
さすが雫井脩介さん。

主人公の女の子は文具店でアルバイトをする女子大生。
彼女の部屋には、前の住人が残していったノートがありました。
開けるとそこには教師をしていた元住人の生活が綴られていました。
そして、その中に現れる一人の男性-。
彼女はだんだんそのノートを書いた女性に共感するようになります。

その頃、彼女がアルバイトする文具店に一人の男性がやって来ます。
彼女はその男性を好きになるんですが、そのシチュエーションがすごく共感できました。
あ~。私もこの状況で、こんな人なら好きになるわって。

雰囲気のある人で・・・。
細いきれいな指をしていて・・・。
心地のよい声・・・。
試し書きをどうぞと言われて猫を描いたりする遊び心。
近づいたかと思えばさっと離れていく・・・。

これは、どうやったって、気になるよな~と思いました。
じっとしていれば近寄ってくる相手には、下手に動いても逃げられるということだ。
って言葉が出てくるけど、
うん。正しく。
どこかで見た言葉で「得がたいひと」という言葉があるけど、こういう人がそうなんだって思います。

この主人公の女の子、すごく女の子らしくて素直でちょっと天然が入った可愛い子なんですよ。
沢尻エリカとは全然印象が違う!と私は思いました。
沢尻エリカのファンの方、ごめんなさい。

この小説、恋愛小説だけど甘すぎず、せつなくていいと思います。
あっという間に読めました。

| | コメント (0)

ギャロップ!!

毎週日曜日の夜中、BSのNHK放送で「週間ブックレビュー」という番組をしてます。
その名前の通り、ゲスト3人が自分のお気に入りの本を紹介していくという番組で、時々見ています。

昨日、その番組で面白い本を紹介してました。

「ギャロップ!!」という絵本で、本を開くと・・・。

中に描いてある動物が動き出すんです。

え~exclamation

何で~exclamation & question

どんな仕掛けになってるのか不思議でたまりません。

昔、教科書のすみっこに落書きを描いて、パラパラめくれば動き出すというのがあったけど、その絵本に描かれてる動物はたった1ページで動くんですよ。

口でうまく説明できないので、興味があれば下記のHPを見てみてくださいほっとした顔

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=20417

番組で見ただけなので、実際手にとって見たくなりました。

ギャロップというタイトルもすごくいいし~ウマ

欲しいな~。買おうかな~と考え中です。

| | コメント (0)

たのしい色えんぴつ―わくわく、ドキドキ毎日描きたい

秋草 愛さんの本です。
色えんぴつを使って描く絵の描き方が紹介されてます。

以前から絵が描きたいなーと思ってました。
頭の中に描きたい情景が浮かぶんです。
でも実際に描いたら・・・思ったように描けない!

そりゃ、そうですよね・・・。
普段何も描いてないのに、描けったって子供と同じでどこからどう描いたらいいやら・・・。
しかも、困ったことに昔はよく絵を描いていて、割とよく褒められてたので、「こんな下手くそな絵、違う!」とちょっと描いたら嫌になってしまうんです。

これは・・・基礎から描く練習をしようか。
まずは色鉛筆から。
とこの本を買いました。

パラパラっとみると、色鉛筆で描いた素敵なイラストばかり。
私もこんなんが描けるようになるんだ~とわくわくheart04

最初のお手本はトマトから。
トマト~?
そんな簡単なもん!と内心バカにしながら描き始めると、あれれ・・・?
見本と違うsweat01
光の当たり具合でトマトの色を変えるのですが、どうも思ったように描けずイライラ・・・。
消しゴムで消したりして何とかできたけど・・・。

あ~。
ここまで私って絵が描けなくなってたのか・・・と愕然。
もう、あと描く気がしなくなりました。
頭の中ではあれ描きたい、これ描きたいとあるのに。

まずはこのすぐ投げ出す性格から何とかせにゃsad

| | コメント (0)

楽しいムーミン一家

トーベ・ヤンソンさんの本です。
この歳になって初めて、ムーミンの本を読みました。

ちょっと前に図書館で、心理学のジャンルで、人間つきあいか孤独について書かれた本だったと思うのですが、パラパラッと立ち読みしたところ、ムーミンとスナフキンの会話が載ってたんです。
なんて言ってたかちゃんと覚えてないのですが、スナフキンの態度が大人のおつきあいの見本のように書かれてたと思います。
その言葉が気になって、後から探そうと思ったけど、タイトルも分からないし、心理学の本?というだけでは探しようが無いんですよね・・・。
それで、ムーミンを読んでみようと思いました。

その本を見るまでも、スナフキンってムーミンの仲間の中で一番好きだなーと何となく思ってました。
自由な大人の見本という感じで・・・。

やはり実際のスナフキンもそういう人でした。
落ち着いていて大人の性格なのに、無邪気。
自由に好きなように生きていて、皆から愛される人。

お話は、ムーミンが山のてっぺんで見つけた魔法の帽子のお話。
その帽子の中にものを入れると、中に入れた時と正反対のものになってしまうんです!
例えば魚なら空飛ぶ魚に・・・。
発想が面白いな~と思いましたhappy01

全然イメージは違うけど、寅さんってスナフキンっぽいと思います。
二人とも持ち物が驚くほど少なくて、身軽に生きてる。
そして計算が無くて、憎めなくて・・・。
二人とも大好きですheart04

| | コメント (0)

ゆほびか8月号

今週号の特集は、「幸福財布」。

お金がたまる幸福な財布について、さまざまな人が語られてます。
それを見ると、「これがいい!」というものは特に無いのかなーと思えてきました。

財布はとにかく新しい方がいいと思ってましたが、女優の阿木燿子さんなんて500円の財布を10年使ってたというし、女性実業家の舛岡はなゑさんも、「愛着のあるお財布を大切に使うこともお金を引き寄せることにつながります」と書いてあります。

高価な財布ほどいいのかと思えば、「あまり高価なものを選ぶと中身とのアンバランスが生まれ、金運が乱れてしまいます」とあります。

お札を折らないほうがいいのかと思えば、占い師のアフィさんによると、正方形がいいと書かれてる。

結局の所、自分が気に入って使い勝手のいいものがいいという事かも・・・。

でも、私は一応財布にこだわりがあるんですよ。

1.長財布(お金を折るのは抵抗があるので)

2.お札を1万円、5千円、千円ごとに分けて向きを揃える。

3.色は原色と黒の財布は買わない。(風水でいうと、赤の財布はお金が出ていきやすく、青は入りにくい、黒はお金が安定しすぎて、今お金もちの人はいいけど、もっとお金が欲しいなら×だそうです)

の3つです。
あとなるべくゴチャゴチャしないようにしてます。
カードがすぐに増えてしまってパンパンになるので、カードは二つ折り財布に入れるようにしました。
そしたら、忘れるんですよねー。これがsweat02
いっつもカード忘れてポイントもらえず・・・ってこと多いんです。

あと占い師のアフィさんによる星座別に金運を上げる財布の色ってあるそうで、

牡羊座・・・明るい
おうし座・・・
ふたご座・・・黄色
かに座・・・シルバー、白
しし座・・・黄金オレンジ
おとめ座・・・
てんびん座・・・淡いピンク
さそり座・・・深紅
いて座・・・
やぎ座・・・茶色
みずがめ座・・・ターコイズ
うお座・・・うす紫藤色

で、自分の星座の次の星座を見るそうです。
私はいて座だから、茶色の財布がいいらしいです。

私以前からシャネルかボッテガヴェネタのピンクの長財布が欲しいと思ってました。
でも、この特集読んで気持ちが変わりましたsign01
もっと自分の身の丈に合った財布にしますcoldsweats01

| | コメント (0)

運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方

ももせいずみさんの本です。
「願いごと手帳」が今静かなブームになってるそうです。
新聞を見ていて見つけました。
普段新聞の記事ってちゃんと見ないのに、その日はひと通り目を通しててパッと目に入りました。

「願い事手帳」の作り方は簡単。
用意するものは手帳と三色ボールペン(三色じゃなくてもOK!)
そして、お気に入りの手帳
この二つだけ。

そしてその手帳に願いごとを書くだけで願いが叶うというんです。
最初は30個のお願いから。

ただ、ほんのちょっとした決まりみたいなのがあります。
願いごとを書くときに、「これはダメだろう」と自分で制限を設けないこととか、手帳に書く言葉の選び方とか・・・。

あと手帳に書く願いごとは「手触りのいいタオルがみつかる」とかそんな小さいことから、「家を建てる」といった大きいことまで何でもOK!
そして書いたら、たまに見直してかなった願いに○をつけていく。

作者はこの「願いごと手帳」で本当に次々願いごとがかなっていったそうです。

普段私たちは意識してないけど、「あれが欲しい」「こんなものがあったら」と思って生活してるはず。
その思いを「書く」ことで明確にして、それがかなったら達成感を味わって幸せな気持ちになれるんだと思います。

実際私も似たようなことは既にしてて、さらに願いごとがいつまでかなえばいいなというのを3ケ月、6ケ月、1年、3年、5年、10年のスパンで書き出してイラストに描いてます。

これが不思議とその通りになってるんです。
私の場合、自分が楽しいるんるん幸せるんるんと思うことを書き出してて、「寝る」「マンガを見る」「本屋に行く」
最初はそんなことばかり書いてるので、その通りできて当たり前なんですけど・・・たらーっ(汗)

早速、願い事手帳も作ってみましたるんるん
かなうといいなるんるん

| | コメント (0)

クロワッサン6/10号

「ちゃんと食べても、痩せられる。」
表紙のこの言葉ひとつでふらふらーと買っちゃいました。
最近、このテの言葉には弱いですsweat01
まず最初に、6か月で5キロ痩せた角田光代さん(作家)のダイエット記録が載ってました。
痩せる前、痩せた後写真見比べると確かに違うー。
身長158cm、51.5kgが痩せた後は46.5kg。
痩せる前の写真も特に太ってるという感じは無いけど、痩せた後の写真と比べるとやっぱり明らかに違う!
これは少しだけショックでしたdespair
この実例って私の全く反対なんです。
私は痩せてるところから、ちょっと太い・・・ギリギリラインまでいってしまって・・・。
誰が見ても太いという訳では無いけど、人から見るとこんな感じ?と思ってしまいましたcoldsweats02
それもここ半年以上はかなり頑張ってエクササイズとか家でやってるというのに・・・思うように痩せない!
しかもこの記事を読むと
中途半端に運動すると、筋肉が脂肪を巻き込んで固太りになって、よけい痩せにくい体になってしまうとあり、ドキッcoldsweats02
それ正に今の私じゃ・・・。
大体自分でこれ以上いったらヤバいというボーダーラインを超えたときに何とかするべきだった。
2kg、3kgすぐ痩せるわ~と思ったら大間違いsign03
自分でも知らないうちに基礎代謝がぐーんと減ってたみたいです。
しかも、「私は食べても太らない」という思い込みがあったもんだから大変sweat01
なにせ、痩せてた時の私は寝ただけで痩せてたんです。
昼寝の度に痩せるんで、ダイエットなんて無縁でした。
やっぱその体質が理想ですshine
まず、腹八分目sign01食べたものをメモするsign01お菓子の量を減らすsign01
あと2kg、絶対痩せるゾsign03

| | コメント (0)

ゆほびか7月号

今月号の特集は、「お金」でした。
その中でもとても実感できたのは「心のくせ」についての特集です。
自己診断チャートがついていて、4つの心のくせに分類されるのですが、私は「私はダメだと逃げるタイプ」でした。
テストする前から私はこれだろうと思っていました。
自分に自信が持てない、なにかトラブルが起こったとき、「嫌だ、怖い、不安だ」と現実から逃げてしまう、正にその通り。
この心のくせで何度仕事を変わったことか・・・。
だからそういう心のくせがあると人間関係が悪くなって金運もダウンしちゃうって、確かにそうだと思います。
私の嫌いな人は「自分の正しさを押し付けるタイプ」です。
いつも他人の欠点とか失敗ばかりに焦点を合わせてワーワー言ってくるのですごい苦手なんです。
その人といるとまた何か言われるのでは・・・?また何か嫌な思いするんじゃないか?といつもビクビクして心が休まりません。
しかも、自分が正しいと思ってる割に自分は間違いばっかで、中途半端にやっておいて後は人にいろんな事を押し付けるんです。
また、私のダンナは「ぼんやり鈍感、問題先送りタイプ」でした。
これもテストする前から、うちのダンナはこれだろうなーと思ってたらやはりその通り。
うちのダンナはよっぽどじゃないと動かない人で、ただ友達つきあいするにはいいけど、夫婦や仕事仲間となるといろいろ周りが苦労する人なんです。
うちのダンナから見た私は私の最も苦手とする「自分の正しさを押し付けるタイプ」だと言ってました。
私はよほどじゃないといろいろ言わないんだけど、それでもダンナからすると痛いところをつかれる相手にうつっているようです。
私もよほどじゃなきゃ言いたくないんですけどね・・・sweat02

| | コメント (0)

ザ・シークレット

ロンダ・バーンさんの本です。
セラピストの美知さんのブログで紹介されていたので興味をもって買いました。
世界的にベストセラーの本だそうです。
歴代の成功者、アインシュタイン、ガリレオ、ベートーベンの成功した理由には共通する「秘密」の考え方があった。
そして現代でも成功者と言われる人々はその「秘密」を使っている。
その人たちの言葉を寄せ集めて出来たのがこの本です。
多分、こういう本を読んでいる人は、ある程度もう実践されてるんじゃないかなーと思いました。
つまり今自分の考えてることが未来の自分を作るということ。
だから否定的な考え方はせず、良いイメージを常にもつようにしようということです。
例えば、ポストに入ってるのは請求書ではなく、小切手だとイメージしようという風に。
マザーテレサは戦争反対の集会には参加せず、平和を願う会には参加していたそうです。
でも、私は否定的なイメージのほうが鮮明にイメージできるんです。
先日も、嫌いな営業に嫌な思いをさせられて、GW中ずっとまたああいう事が起こったらどうしようと考えていました。
すると!何とGW明けにその通りの状況が起きたんです!
あと、今日はカラーセラピーの回答がきてる!とイメージしつつ請求書もきてるんじゃないか?と思いながらポストを開けるとその通りのものが郵便受けに入ってたりもしました!
よいイメージは自分が平和な心地のときはもてますが、つらい時、しんどい時はどうしても難しい。
その状態の時にいかに否定的なイメージから抜け出せるかが今の私の課題かな・・・とこの本を読んで思いました。

| | コメント (0)

いいわけ劇場

群ようこさんの本です。
いろんなモノに依存している人たちが出てきます。
化粧、風俗、食べ物、買物、癒し、ギャンブル・・・。
依存症というと重いイメージがありますが、この本に出てくる人はあっけらかんとしていて軽く読めます。
どのお話もその依存症から抜けるということもなく、ある意味結論が出ないまま終わってます。
群ようこさんの作中に出る人達を見ていると、「私もこれでいいか」と読んでいる時だけは思えて救われます。
今の私は依存というほどのモノがありません。
競馬はするけど、ちゃんと収支を考えてやってるし、マンガや本は好きだけど依存はしてない。
パソコンは突然無くなると顔が蒼白になるけど、無いなら無いでやっていけそう。
どこかで依存することに対する恐れがあるので、ブレーキを心の中でかけているんだと思います。
だからこうやって何もかも忘れて夢中になれるモノがあるって少し羨ましいかな・・・。

| | コメント (0)

まさかの結末

E・Wハイネさんの本です。
ショートショートストーリー。
一番短いお話はたった2行!
どれもブラックユーモアのきいたオチがあって、それなりに教訓めいていたりもします。
やっぱり外国の作家の書くものは日本人とは感覚が違う。

| | コメント (0)

「読む」だけダイエット

市村操一さん、小澤まやさんの親子の共同執筆です。
私は今までこういう本はタイトルを見ただけで「そんなことはありえない」と手にすることもありませんでした。
でもなんでか昨日はふと手にしてしまいました。
そしてパラパラとめくるといくつか心にひっかかる文章が。
さっそく買って読んでみました。
感想は、やはり読むだけでは痩せないんだなーということですsweat02
この本ではまず自分が痩せたい理由といつまでに何キロ痩せたいのか、というのを明確にしなさいとあります。
そして、まず「ゴミを拾う」「鏡を磨く」「ハンガーに服をかける」ことをしなさいとあります。
私がその中で実行しようと思ったのは「鏡を磨く」ことです。
他のことはやってるのでとりあえずそれから始めようかなと。
鏡を磨くことは運気アップにもつながりますしshine
読むだけでやせるのは無理だと分かりましたが、気持ちのもちようでだいぶスリムな体型に近づけるのだと思いました。
私がこの本を買うきっかけになった言葉は「無理な運動をするより掃除をしなさい」という言葉です。
そういえば痩せてたときは家の掃除を熱心にしてたっけ。
それに痩せるきっかけもやはり「メンタルダイエット」という雑誌の記事がきっかけでした。
それまでの私は夕飯を残すのがもったいないとお腹いっぱいなのに無理して食べたりしてたのですが、メンタルダイエットを自分の意識に植えつけることで難なく痩せれたんです。
それを思い出すきっかけになったこの本に感謝ですhappy01
あとこの本は痩せたい作者とそのお父さんの心理学者とのやりとりで、とても分かりやすく読みやすい本です。

| | コメント (0)

栗原薫さんの本です。
タイトル通りひたすら暗い内容でした。
でも読みやすいのですぐに読めちゃいました。
栗原薫さんっていくつなんだろう?
もうかなりのお歳じゃないかと思うのに、文章が古臭くないしぐいぐい引きつける文体だと思います。
主人公の女性は自分の不幸な生い立ちを小説にして作家デビューします。
それからしばらくして弟と二人暮しの彼女の家に嫌がらせの電話やハガキが届くように・・・。
親から虐待を受けた悲惨な記憶のある家に引きこもる弟と、そこから離れたいのに離れられない姉。
そんな彼らに嫌がらせをし続ける相手は誰なのか・・・。
途中で犯人はわかってしまいました。
栗原薫さんの本は、結末があっけないお話が多いんですよね。
でもこれでもかというくらいさらけだした文章なので読んでいて退屈はしません。
私がこの本を買ったのは、あらすじに主人公は電話嫌いとあったからです。
あれ、私と一緒だ、そう思って買ったのですが、読んでいると携帯をもっていると知ってがっくり。
それ私からすると電話嫌いじゃないよ!と少し冷めてしまいました。

| | コメント (0)

自分らしく幸せになれる色彩の魔法

澁澤眞由美さんの本です。
この本はセラピストのヒロミさんに紹介していただきました。
ありがとうございますhappy01
私はこの本を読んでいろんな気づきがありました。
でも一番心にぐっときたのは、
自分自身が苦しいと、どこかで、「気づいてほしい」「わかってほしい」ということを無意識に他人に強要しています。
周囲はそれを感じるので、してもらっていることが重荷であり、なおさら反応しません。その悪循環に気づいてないのです。
わざとらしい、押しつけがましいとさえ受け取られてしまいます。

という文章です。
これまさにに私だと思ってショックを受けました。
私は人とつきあってると、何故か自分がいろいろする側になるんです。
しかも相手に感謝されてると感じるのは最初だけで、皆私がして当たり前という感じになります。
それは何故?
私だってしたくないのに・・・。
私だってしたくない、そう思いながらしてる事で、向こうは「やってもらってる」という感覚にならなかったって事?
それじゃ、今までやってきた私の立場は?かわいそうすぎる・・・。
と思いました。
でも向こうがどう思うかは相手の自由なので、私自身が心の負担になるようならストップをどこかでかけなきゃいけないんですね。
この本には色のお話だけでなく、そういう心に気づきを与えてくれるメッセージがたくさんありました。
あと最初に、あなたが今、いちばん開けたいと思うのは、何色のトビラですか?という質問があり、私はピンクを選びました。
ピンクのトビラは、細やかな気配り上手で、自分自身をいたわるのがキーワードだそうですcloverなるほど。

| | コメント (0)

婦人公論4/22号

今回の表紙、壇れいさんに惹かれて買いました。
壇れいさんって美女ですね。
「武士の一分」のつつましやかな演技と美しさで、今時の日本もこんな人がいるんだと思いました。
今回の特集は「幸せ上手になりたい」。
幸せ上手になるには・・・といろんな人がこのテーマで語られてます。
それと別に私が記憶に残ったのは陪審員制度のお話です。
私は陪審員制度の話が出た当初から、私はしたくない!とずっと強く思ってきました。
他の人も多分そうじゃないかな。
国民の理解を得ないまま、なしくずしに法案が通って、やりたくないのに強制でやらされるって状況に疑問を感じています。
でも陪審員制度に関しては、誰も声を大にして言う人がいないですよね。
何か国家の圧力でもあるの?と思ってしまいます。
とにかく、私は人を裁いたりする一端を担いたくないんです!
自分の判断に自信がないし、私は偏見もすごくもってるので。
公務員が嫌い、性犯罪者は嫌悪している、そんな固定観念のある人間が人を裁いていいのかと思います。
それに、自分が調査してる訳でもないのに、証言と証拠とだけで人を裁くなんて。
もしかしたら、冤罪の犯人を作ってしまうかも知れない。
もしかしたら、有罪になった犯人から逆恨みされるかも?
国家に強制されるのも我慢できません。
また、公務員のように規則にもっとって、休みを取れる職場にいる人ならいいけど、パート、アルバイトで働いてるとそんなに再々休むなら辞めてもらっていいともなる可能性もあるのに。
今回の斎藤美奈子さんの記事、「女のニュース男のニュース」で、断固拒否したいです。裁判員制度は。とはっきり書かれている言葉に拍手です!

| | コメント (0)

生首に聞いてみろ

法月綸太郎さんの本です。
この人の本は、今回初めて読みました。
「このミステリーはすごい」の一位になった作品だというのでどんなもんかなーと。
でも読むのに1ケ月以上かかりました。
2、3ページ読んだら寝てしまうんです。
私には合わない本でした。

彫刻家の川島が病死した。
そして、彼の遺作となった、一人娘の江知佳をモデルにした石膏像の頭部が切断される。
江知佳には、ストーカーがいて、彼女のことを心配した叔父は、この本の主人公である法月綸太郎に調査を依頼する。
しかし調査の最中に、江知佳が行方不明になり、胴体と引き離された頭部だけが発見される。
犯人はストーカーか。それとも・・・。

この話、登場人物の心情がほとんど描写されてないんです。
事件の概要だけをずーっと追っていく感じでお話が進みます。
それがなんとも退屈でした。
話に入り込めないというか。。。
結末も、それで?という印象でした。
でも本格的な推理小説が好きとか、緻密なトリックが好きとかなら面白いと思うかも・・・?
謎を解く主人公が作者と同じ名前ということで、浅見光彦シリーズみたいにシリーズ化しそうな気がします。

| | コメント (0)

ウツな気分が消える本

高田明和さんの本です。
まず、ウツになりやすい人は感受性が強すぎて、普通の人が感じないことも悩みの種にしてしまうような性格の人が多いのでは思っていませんでしたか?の一文にひきつけられました。
私がまさにそんな性格だからです。
私自身この数年、ウツになるのでは?という不安を抱えながら生きてきました。
でも、この本によるとじつはこれが大間違い。
それとは逆に、学業に秀で、仕事もてきぱきとこなすようなタイプの人にウツがしのびよっているというのです。
はじめの言葉にひきつけられて読みましたが、内容的には感情と脳との関連性を書いた部分が多く、そこはほとんどとばし読みしましたcoldsweats01
でもいくつか興味深いお話があったので紹介すると・・・
とにかくストレスをとるには、「好き嫌い」という感情的な思いが大切だということ。
人間は、好き嫌いがないと判断できない。
そしてその好き嫌いには直感も必要な場合がある。
その直感はどのように鍛えるのか-。
①いろんな事にアンテナを張り巡らし、ちょっとした事態の変化をなるべく早く発見し、計画や決定を修正する。
②物事について自分で判断する練習を欠かさない。
③自分の直感がどのくらい当たるのか、いつもチェックすること。
だそうです。
実は私、これらの事はいつもしています。
例えばテレビなどで、世の中の出来事についてコメンテーター、世論が何か言っても、私はそれについて私なりの意見をもつようにしています。
その人たちの言うことは、情報は頭に入れて、意見はうのみにしません。
そして、この本には、運が強いというのは、何かを直感的にやるときに成功の確率が高いということ。直感は自信があると当たります。ともあります。
自信があるということは、その直感に対して、ある程度成功するという理論が頭の中で裏づけされてるということかも知れません。
でも、まあ、これは競馬には当てはまらないですね。
競馬は自信があっても負けるときは負けますから。
でも直感を鍛えるにはよいと思います。
あと最初のウツになりやすい人、そうじゃない人という話に還れば、ちょっとした事でも感動、感激に浸るほうが良いそうですhappy01

| | コメント (0)

8.1 - Horror Land -

山田悠介さんのホラー小説です。
短編で文章がとても読みやすいので、あっという間に読んじゃいました。
3話の短編が収録されていて、
1話目の「8.1」は、ネットの心霊トンネルを探索するサイトで知り合った4人の男女が、昔赤ん坊が殺されたという噂のトンネルで恐ろしい体験をする話。
これはありそうな話だけど、ただ恐い体験をするというだけじゃなく、行くべくしてそこに行ったのだというオチのあるお話です。
2話目の「黄泉の階段」は恐いというより、ちょっと感動的な話です。
突然の事故で恋人を失くした男の子。いきなり恋人を失った喪失感とその恋人に秘密を打ち明けられなかったという罪悪感に悩みます。そして、死んだ人ともう一度会えるという「黄泉の神社」を訪れます。まず彼女と会いたいなら、彼女についての40の質問に答えなければならない。そして全ての質問に答えた彼の運命は・・・。
ちょっと私が想像したのとは違う結末でよかったですhappy01
3話目の「骨壷」はひたすら気持ち悪かったです。
私って恐いというより、痛い映像や表現が苦手なんですdespair
この本、すぐ読めるので、電車に乗ってる間にでも読めちゃうと思いますよhappy01

| | コメント (0)

ゆほびか5月号

2年くらい前から毎月買ってる雑誌です。
最近は、内容がマンネリ化してるので、もう買わなくてもいいかなーと思いつつも、ついつい見たら買っちゃいます。
今月は1億3000万の宝くじに当たった住職さんの言葉が心に響きました。
「幸せを感じる喜びを知る」
来月、あるいは来年、同じ仕事をしているという保証はどこにもありません。毎日の生活は、皆それぞれに偶然と奇跡の連続なのです。「今日も一日楽しかった」ということに感謝し、ほんのささいな幸せを感じることができるようになれば、だれしも幸せいっぱいの人生になります。
いい言葉ですねconfident
私なんて、普通に仕事してる、生活できる、ってことを当然と思いがちです。
私は今の仕事を半年以上前に辞めようと思っていました。
もう今月でここともお別れだとそういう思いでしばらく出社しました。
偶然かどうか、例の嫌いな営業がその頃から態度が変わりました。
あまりタメ口をきかなくなったし、ちょっとマシな態度になりました。
辞めるつもりで仕事に行くなんて投げやりだと思われるかも知れませんが、私の場合そのくらい開き直りで仕事をしたほうがいいのかも知れません。
それに今月で辞めるという気持ちと別に、今私は仕事があるんだなーというのを意識して、感謝することにつながっていたと思います。
今またその気持ちを忘れがちなので、今日限りという気持ちでこれからも仕事に臨もうと思います。

| | コメント (0)

しあわせの雑学

近藤勝重さんの本です。
ラジオの人気コーナーから出来た1冊。
ちょっとホッとできるような話がいっぱいです。
私がこの中で心に残ったのは、「人間関係のストレスを一晩で撃退する方法」です。
こういうタイトルってすごく興味があるので、何?何?って読んでみると・・・その方法は簡単。
嫌なことがあると、友人に聞いてもらうこと。
そして、ゆったりとお風呂に入ること。
だそうです。
私も若い時は嫌な事があるとすぐ友達に電話していました。
そして聞いてもらうとその時はすっきりしてたっけ。
でも今は、嫌な事があってもすぐ電話できる友人がいません。
大人になると何かあった時「聞いて、聞いてー」とすぐ電話できる友人ってなかなかいないものなのかなー。
お互い家庭があったり、仕事などの都合があり遠慮がありますよね。
だから、そういう友人がいる人って幸せだよなーと思います。
私は今嫌なことがあると、メル友さんにいつもその都度メールして聞いてもらってます。
その度に少し心が軽くなりますconfident
いつもいろいろ聞いてくれるすずさん、ありがとうhappy01

| | コメント (0)

嫉妬する人、される人

谷沢永一さんの本です。
この本歯科の待ち時間に読んじゃいました。

人間性をとことん煮つめ煎じつめたら最後にどす黒い嫉妬の塊が残る

この本の最初の言葉。
そうかも知れないなーと思います。
この本の言葉では無いですが、苦行を経験した修行僧が「人間の感情で一番やっかいなのは嫉妬だ」と言うくらい嫉妬ってやっかいなものなんです。
私自身、嫉妬をするし、されてきました。
なんで嫉妬がやっかいかと言うと、誰も「私嫉妬してるのよー」なんて口にしないからです。
この本にも書いてありますが、人間は誰もスケールの大きい小さいが違うだけで、だれでも嫉妬心を持っています。ただし、「あいつは嫉妬している」とだけは思われたくないという気持ちも強いのですとあります。
私がいくつか経験してきた事とこの本い書いてある事の共通してる嫉妬の思いをいくつか書くと・・・。
1.嫉妬は自分に近い存在にするもの。
  あまりにもかけ離れた存在の人、歳の離れた人にはあまり嫉妬しないものだと思います。自分の手に届く距離にいる人に嫉妬はするものですね。
2.一人勝ちして目立つな
  これ海外ではあまり無いのかなーと思いますが、日本人は一人で何かを成し遂げた人って反感をもたれやすいと思います。個性的な人、自分が出来ない事をしてるって人から羨まれるのだと思います。
3.嫉妬を避ける「どこか1つ欠けたところがある」状況
  私は職場では身だしなみを完璧にしないようにしています。例えば寝癖をそのままにしたり、働き出したばかりの頃はわざとやぼったい服装をしたり。女性同士の嫉妬は容姿にまずいくものだし、どこかスキを見せると喜ぶ人が多いものです。これ一度だけパートで働いていた職場を辞める前に、引き止められて明かしたことがあります。その人からは「ぜひ、うちに残ってくれ」と言われましたが辞めちゃいました。

でも嫉妬って悪いことだけじゃないです。
嫉妬するからこそ、その嫉妬の対象に近づこうと頑張れたりって利点もあります。
「悔しい」と思う気持ちは文明を発達させるそうです。
それと嫉妬を抑えるには、読書が効果があるそうです。
本を読むことは学問をすることではありません。
自分の精神をコントロールするこつを覚えることなのです。

| | コメント (0)

ピギー・スニードを救う話

作者はジョン・アーヴィングさん。
久しぶりに読んだ海外の小説ですが、とにかく読むのに時間がかかりました。
短編だしページ数も少ないのに。
私はこの作者の本は初めて読みましたが、もともとは長編作家らしいです。
本のタイトルにもなった「ピギー・スニードを救う話」は、作者の自伝的話だそうで、まあ、このお話がこの中では分かりやすかったです。
豚と一緒に暮らすピギーという男性のお話で、周りから見ると救いようのない状態にいる彼を救うのは結局想像力しかない・・・というお話でした。
後のお話は???マークの羅列って感じです。
登場人物の行動に共感できない部分が多いし、やっぱり外人は日本人とは感覚が違うなーと改めて思いました。
でも発想はすごいと思います。
まず、自分の家の庭にくるみの木があり、くるみの実が雨樋をつまらせるとか、ホテル・ペンションの格付けをする家族の話とか、なかなか日本人では思いつかない発想じゃないかなー。
思い浮かびそうで思い浮かばない。
感心したけど、しばらくまた海外の小説を読むことは無いと思いますcoldsweats01

| | コメント (0)

色の奇跡

堀木れい子さんの本です。
2つのテストを通して今自分を生かす色、心の中に何があるかが分かります。
1つめのテスト<自分を生かす色>
12色の色についてそれぞれ10の質問があり、さらに1~5までと6~10までの質問それぞれに点数を出します。
このテストで分かるのは、自分らしさを生かせるために今欲しい仮面の色です。
仮面の色とは、外側に強く発信している色のことで、相手にわかってほしいこと、理解してほしいことを伝えるときに用いる色のことです。
さらに1~5までの質問は、その色のポジティブな面、6~10まではネガティブな面が表出しているそうです。
二つめのテスト<心の中に何がある>
12色の色のカードを自分の好きな色から順に並べます。
このテストで自分の無意識からの呼びかけを知る事が出来ます。
心だけでなく体がほしがっている色も出るそうです。
そして並べた順番によって、今自分はどうなりたいか、どんな状況か、何が課題かもわかります。
私の診断結果は・・・当たってました!
今私に必要な仮面の色は黄緑だそうです。
黄緑とは穏やかで癒しの色。
いつも優しく微笑むようなイメージ。
その仮面を今私は必要としているようです。
私の憧れというか、理想の女性っていつも静かに微笑む女性なんです。
そして偶然にも、毎日のように着ているフリースの色が黄緑です。
知らず知らずこうなりたい!という自分を色で表現していたのかも知れません。
そして2つめのテストで見えてきた自分は、
自分の力で目標に向い、前向きに努力したい、もっと愛されたいと思っている。だけど、現状は争いにまきこまれたくない、心身のダメージを回復させたい、現実から逃避して自分の世界観で生きたいとと願っている状態。自分のペースを守り誰にも邪魔されたくない、外よりも自分の内部に起こることに関心があるというのがその原因のようです。
うー。恐いくらい当たってる。
色ってホント不思議ですねー。

| | コメント (0)

今日からお金持ちになれる!ハッピー生活術

佳川奈未さんの本です。
読みやすいので1時間くらいでさらっと読めます。
お金もちになりたいなら、どんな考え方をして、どんな生活習慣を身につければ良いのかということを分かりやすく書かれている本です。
実は私こういう本が大好きで、斎藤一人さんや佐藤富雄さんの本など、いろいろ読んできました。
大体そういう本って共通したことが書かれてます。
お金持ちになるには、
・好きなことを仕事にする。
・高級感のある財布を使う。
・もらったお金の一部を人のために使う。
・部屋をキレイに掃除する。
といったことです。
でもそんんだけ分かってるのに、今現在私がお金持ちかと言うと・・・そうじゃないですsad
いくら知識をつめても心の中はそっちの方向に向いてないのかも、と思います。
でも考え方として、本を読む前から実践していることはいくつかあります。
まず、
・お金持ちを否定しない。
私は昔からお金持ちの友達が多くて、生活レベルが違うのに何故かなーと思ってました。
それって私がお金持ちを否定してないからかも、と思います。
よくテレビのお金持ちを紹介する番組を見て、人の自慢話は面白くないという感想をもつ人がいますが、私はその生活スタイルからいろいろ学べるなーと思います。
・形ないものにお金を使う事は無駄じゃない。
この本にも書いてありましたが、花って買うのはもったいないと思う人っているようです。
私が昔そうでした。
どうせ枯れるし、水をやるのも面倒、そんなものにお金を使うのもったいないって。
でも、華道を始めて、お花が1輪でも部屋にあるといいものだなーと思いました。
心がウキウキするし、見た人も喜ぶ。
今はいずれ枯れてなくなるものでも、その花を見ている時は幸せな気持ちなら、それで充分お金を払う価値はあると思っています。
それと似たようなものに、アロマオイルとか、ちょっと高価な自分用の食器、1杯1000円のコーヒーなどがあります。
無理をしてまで贅沢する必要なないけど、そういうちょっとした贅沢を、私はお金のムダとは思いません。
この本で新たに「ほ~」と思ったのは、金運がつきはじめる前兆現象として、人はむしょうに「新たにお財布を買い替えたい」気持ちになるのです。という一文でした。
実は私二年くらい前に新しいお財布が欲しくて欲しくて、買いたいお財布もちゃんと決めてデパートに買いに行ったんです。
だけど、そのお財布よりずっと安いお財布で気に入ったのがあったので、これでいいやってそっちを買って使っていました。
でも何かしっくりこない、どうも気にくわないんです。
すると、その何日か後に仲の良い友達がブランドのお財布をくれました。
今現在そのお財布を使っていますが、やっぱり新しいお財布が欲しい!って気持ちがそのまんまあります。
やっぱり、思い切ってあのお財布を買おうかな~とこの本を見て思いましたhappy01

| | コメント (0)

毒になる親

スーザン・フォワードさんの本です。

本屋で何気なく本を探していた時、この本がパッと目にとびこんできました。
時々本屋に行った時、本のほうから「見て」と私に呼びかけることがあるんです。
この本も見つけたのもそんな感じでした。
「毒になる親」
このタイトルを見て、いったん手に取ったもの、悪いものを見たような気がしてまた本棚に戻しました。
でもやっぱり気になったので買いました。

まずこの本、冒頭から心をつかまれました。
ある整形外科医の話。
彼は、本当は親に虐待をされていたのにそれを認めず、それどころか「父親は偉大だ」と誇らしく言います。
でも話を進めていくうちに自分は親に虐待されていたと認め泣き出します。
私もこの本を読み進めていくうちに、時につらくなり、何度も泣いてしまいました。

心の不健康な親は、子供の反抗期を子供の離反はおろか自分と考えが違うことすら自分に対する個人的な攻撃と受けとめてしまう。そういう親は、子供の「非力さ」と親に対する「依存度」を大きくさせることによって自分の立場を守ろうとする。

「毒になる親」を許す必要はない
あなたが自分に対し良好な感情を持ち、自滅的な人生を建設的なものに変えるためには、必ずしも親を許す必要はないのである。
私は長年にわたって多くの被害者をカウンセリングし、観察してきたが、「毒になる親」の支配から自己を解放した者は、必ずしも親を許さなくても心の健康と平和を取り戻すことができている。

私の「ひどい親」というイメージは、アル中で子供に暴力をふるうというような極端なもので、それからするとうちの親はごく普通の親だとずっと思ってきました。
そして、その普通の親から差別を受けたり、ひどいことを言われるのは私が悪いからだし、これくらいで虐待などとは言えないと。
でも本当はとても傷ついていた。
それだけは確かです。
そして今もそのことで悩んでいます。
またその悩みは同じような経験をした人じゃないと理解できないと思います。
私は、親のことを誰かに話すたびに、理解してもらえないという空しい思いを抱くだけなので語らなくなりました。
同じように親から傷つけられて悩んでる人がいたら、この本をぜひ読んで欲しいです。

| | コメント (0)

償い

矢口敦子さんの本です。
この人の本は初めて読みました。
主人公の36歳の医師は、子供の病死、妻の自殺、患者の死を全て自分の責任と思い、私財を投売りホームレスになります。
ホームレスとなり町を転々とする中、彼は一人の少年と出会います。
彼はかつて主人公が偶然出くわした幼児誘拐犯から救った少年でした。
やがて、その町で連続殺人事件が起こり、主人公は少年が犯人ではないかと疑います。
なぜなら被害者は皆少年となんらかの形で接触していて、少年は、心が悲しんでる人は死んだほうがいいのだという自分なりの考えを彼に語っていたからです。
事件の目撃者である主人公は、その事件の容疑者として警察に連行され、そこで親しくなった刑事に、事件の真相を探って欲しいと依頼されます。
元医師のホームレス、かつて誘拐された少年、弱者ばかりを狙う連続殺人事件と興味をそそる内容で、面白そうと思って買ったのですが・・・・。
これは読むのにすごく時間がかかりました。
ちょっと読んだらすぐ寝てしまうからです。
作者が言いたいことは早くから分かったのですが、どうも話の設定に無理があるので読んでてしらけてしまったのかも知れません。
やはり、もっと納得いく形で主人公がホームレスになった、刑事に探偵に任命されたとして欲しかったし、最後の犯行の動機も薄い感じがしました。
私のこの本を読んでの感想は、心が傷ついてもそれが目に見えないのが恐いところだという事です。

| | コメント (0)

空中ブランコ

奥田英朗さんの本です。
トンデモ精神科医伊良部の活躍するイン・ザ・プールの続編。
今回も跳べない空中ブランコ乗り、先端恐怖症のやくざ、伊良部の同級生で同業者の精神科医、投球できないプロ野球選手、ネタのマンネリ化に苦しむ女流作家が出てきます。
前回に比べて断然面白い!
伊良部の暴走ぶりもパワーアップしてるし、何もしないのに側にいるだけのマユミさんの存在感もすごい!
この作品で、作者は直木賞を受賞されたようです。
それにしても、この伊良部世の中の常識では計り知れない・・・。
今回もいきなり空中ブランコに挑戦するわ、やくざを恐がらないわ、下手な小説を出版社に売り込むわ・・・。
普通の人なら、「私が空中ブランコなんて出来るわけない」「やくざは恐い」「小説をいきなり持ち込むなんて・・・」と思うはず。
その固定観念がないんですよね。この人。
だから何でも恐れずに挑戦するし、無意識に任せていろんな事が出来ちゃう。
でも真似したりするととんでもないことになりますよ。
途中で自分の力を疑ってしまったが最後、ブランコの持つ手が震えてまっさかさまに下に落ちていく可能性大です。
今回は義理の父である病院理事長のヅラを取りたくてしょうがないという精神科医の話が面白かったです。
あとマユミさん、患者の有名女流作家のベストセラーを読んだことないと平然と言いながら、欲しいと言ってもないのにもらった本をちゃんと読む。
そして、ふてくされながら「すごく面白かった」とボソッと言う。
しかもわざわざ追いかけてきて。
やっぱこの人魅力的だわ。
とにかくこの本面白いです!

| | コメント (0)

婦人公論2/7号

この雑誌は興味のある特集の時などに時々買います。
今回の特集は「年齢は女の勲章」でした。
表紙は森光子さん。なるほどですね(~_~;)
婦人公論は昔母がよく読んでいました。
その頃はもっと小さくて分厚い雑誌でしたが、今は大きくなり写真やイラストが増えて読みやすい雑誌になりました。
今回は佐藤愛子さんのインタビューが載っていて、なるほどと思う文章があったので勝手に抜粋させていただきました。

生きるってことは理不尽なことだらけ、矛盾だらけです。その理不尽を受け止め、矛盾に苛まれながら日々必死に生きていくと、いろいろなことがわかってくる。人は死に無かって生きているとか、栄耀栄華は儚い満足でしかない、とか-。
だからね、経験は、人を育てるんですよ。今は楽しいことの多い時代だけど、苦しいことも含めて充分に生きてきたと思えるだけの経験のない人が多いから、現象的なことばかりに関心がいってしまう。(省略)
私はある時期から、この世には修行するために生まれてきていると考えるようになりました。すると、苦しいこと、泣きたいようなことがあっても、これは修行だと思うと耐えられる。ところが今は人は楽しむために生まれてきているという考え方が勝っていますね。そのせいでかえってみんな、「楽しくなければいけない」といった強迫観念みたいなものにとらえられてしまっているのではないですか。

私は昔から佐藤愛子さんが大好きなんです。
歯に衣着せぬスパッとした言い方で、最近の世の中を嘆いたり、怒ったり、でも怒り方が上手だから嫌味じゃなくて・・・。
佐藤愛子さんの文章を見ると元気になります。

| | コメント (0)

イン・ザ・プール

奥田英朗さんの本です。

総合病院の地下にある精神科。
そこを訪れるのは、プール依存症、陰茎強直症、被害妄想、携帯依存症、強迫神経症の人びと。
患者さんを迎えるのは、色白で小太りな精神科医。伊良部。
そして白衣のボタンを3つあけて太もも丸出しの看護婦。マユミさん。
とにかくこの伊良部、カウンセリングらしいことをしません。
「生い立ちも性格も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」って調子で、
患者さんがプール依存症なら自分も水泳を始め、深夜のプールに忍び込もうとする。
常にストーカーにつきまとわれているという被害妄想のあるコンパニオンの女性のオーディションに自分も応募する。
・・・なんて感じで、自分が患者さんと一緒に楽しんじゃう。
その上注射フェチ。
それなのに、精神を病んだ患者さんは落ち着くところに落ち着いてしまうから不思議です。
でも、ある意味こういう精神科医もアリなのかなーなんて思います。
精神科の先生ってあまりにも健全すぎると気後れしそうだし、ホントにあんたみたいな人に私の悩みが分かるのか?と私なら思いそう。
精神的に病んだ部分があったり、そういう経験のある先生の方が私なら安心できます。
この中では、常に誰かとつながっていないと不安で携帯依存症になった男子高校生のお話が印象的でした。
私も以前、スケジュールがどれだけつまってるかとか、友達が何人いるとか、そんな事が非常に大事なことのように思えた頃がありました。
だからこの男子高校生の気持ちよく分かります。
男子高校生が伊良部に聞きます。
「先生、友達いないんですか?」
伊良部は、
「うん。いないよ」しれっと答えます。
マユミさんにも同じ質問をすると、
「いないよ」と何でもないように答えます。
すごいのは次の一言。
「淋しくないんですか」との質問に、マユミさんは
「淋しいよ」と即答するんです。
これはすごい。
友達はいないと言えても、「淋しい?」と聞かれて「淋しい」とは答えられないですよ。
私なら「淋しくない」と強がっちゃうなー。
なんて感じで時々クスッと笑いながら読める本でした。

| | コメント (0)

もう人に会いたくないと思ったときに読む本

斉藤茂太さんの本です。
タイトルに惹かれて買いました。
以前何冊か斉藤茂太さんの本を読んだ事がありますが、どの本もちょっと違う・・・と思い、それ以来読んだ事がありませんでした。
多分作者の斉藤茂太さんがあまりにも前向きで社交的な方なので、私とは感覚的にズレがあるからだと思います。
例えば職場の人間関係で問題があった時、この本では「上司に相談せよ」とどの項にもありますが、本当に問題のある職場なら上司に相談しても却って問題を大きくするだと思います。
また、正社員、パート、派遣、と身分の違いで相談に親身に乗ってくれるかどうかも違ってきますし。
ただ胸にグッときたのは、「友人のほうから連絡をとりたくなるような存在になれるように自分を磨くことを考えたほうが心理的にもラクである」という言葉です。
もちろんこの本、読む人によっては前向きになれる本だと思います。

| | コメント (0)

犯人に告ぐ

雫井脩介さんの本です。

あっけない終わりでした。
ただのミステリーとして読めばその感想です。
それなのに、最後まで引き込まれて読んでしまう。
それは何故か・・・。
この本の良さは、連続児童殺人事件を公開捜査で解決しようという特殊な状況に魅力があるのはもちろんですが、主人公だけじゃなくただの脇役も丁寧に描写されているところにあります。
あまりにもリアルに書かれているので、登場人物が自然に心の中に出来上がってしまいました。
特にこの人はこの人が演じたらいいな、と思ったのが、

津田 = 緒形拳

小川 = ユースケ・サンタマリア

です。
実際映画化されているようなので、誰が演じているのが見てみたいです。
あとクールな主人公巻島はトヨエツが演じているみたいで、本の帯を見て、巻島=トヨエツとイメージが出来上がってしまいました。

あと、巻島と植草という全く正反対の位置にいる二人の対比も良かったです。
巻島は、叩き上げで、諦観した深い考え方の出来るクールな初老警視。
植草は、キャリアで、世渡り上手、上昇志向が強く、浅薄な若い官僚。

植草は読めば読むほど鼻につく人間で「好かん」の一言の男だけど、この男がいるおかげで巻島の誠実さや人間的魅力が際立ってくる効果があります。

津田の、最後に植草に言った

「人を叩き過ぎちゃあ、いかんのです」

「叩けば誰でも痛いんですよ・・・」

「痛そうじゃないから痛くないんだろうと思ったら大間違いだ・・・それは単にその人が我慢しているだけですからな」

という言葉、胸にジンときました。

あと「犯人に告ぐ」というタイトル。

シンプルで、かっこいい(^^)

内容もそのタイトルのごとく、奇をてらってない「どうよ」というところのない作品です。

| | コメント (0)

むこうだんばら亭

乙川優三郎さんの本です。
この方の本を読んだのは、今回が初めてです。。
日本中が和のモードの、今の時期に読むには最適の本だと思います。
時代背景が江戸時代というのもあり、今はあまり使われない美しい日本語が使われているからです。
まず1ページ目から浅葱色、汀と美しい言葉がぱっと目に入ります。
こういう本を読むと自然と俳句の勉強になります。

お話は、元女衒の男性が身請けした女性と開いた酒屋「いなさ屋」に来る様々な人たちの話です。
皆貧しさや消せない過去など、さまざまな事情を抱えてこの酒屋にやって来ます。
私がその人々の中で共感を感じたのは機織の女性の話でした。
つらい思いをして離婚をした彼女は一人で機織の仕事をしています。
その彼女に降ってわいたような条件の良い縁談。
しかし、彼女はそれを断ります。
過去のしがらみが幸福になる気持ちを足止めしてしまうのです。
家庭に入る安心感より、ささやかな自由をとった彼女。
そして、その後に以前より感じる寂しさ、恐さ。
だけど自分はこんな生き方しか出来ない女なのよと心のどこかで思っている・・・。
こんな風に自分に少しでも似た部分を持っている登場人物が出るとぐっとお話が心に迫ってきます。
もちろん、「いなさ屋」を経営している男女はとても魅力的でした。
無口で物事を静観する主人の孝助。美しく控えめなおたか。
全体的に過酷なのに、どこかホッとさせるところのあるお話でした。

| | コメント (0)

オススメの本

先日ブックオフに去年買った本を売りに行きました。
その時目について買った本が「あなたの夢がどんどん叶う幸運☆色ノート」です。
この本を年初めに買ったのはかなり良かったと思います。

まず自分の嬉しい、楽しい、幸せだと思う事を100書き出します。
そしてその100のイメージを3ケ月、半年、1年、3年、5年、10年後のいつ叶えたいか分類します。
そしてそのイメージを絵にするのです。
さらにその3ケ月後の中の1週、2週とまた細かく、いつそのイメージを実現させるか書きます。
今まで私は宝地図や夢地図などのコラージュを作って、いつも目につくところに貼ってましたが、あまり効果がありませんでした。
それどころか、それを見る度に「ああ、これもあれもまだ叶えてない」と自分を責めたりしてとうとう去年いっぱいで夢を書いたボードは取り外しました。
そんな私なんで今回も書いただけになる可能性もありますが・・・。
イメージを100最初に書く、それを期限を決めて書き出すというのはとても目標設定が具体的で良いと思います。
一番良いのは絵でそれを見るという事です。
私ってこんな事を望んでたんだな~と自分の描いた絵で、自分の心の中を改めて発見できました。
また他にハートに色を塗るとか、雨の中の人を描くとかで自分の今の心理状態を知る事も出来ます。

話は変わりますが、私が古本を買ったのは学生の頃以来です。
学生の頃私はよく古本を買ってましたが、「働き出したら本は絶対新品を買うんだ」と決めていました。
その頃買った本は開けると色を塗られてたり、破れたり、ひどいのがあったからです。
また神経質なので人の触った物を自分が所有するのに抵抗があるからというのもあります。
考えてみれば図書館でよく本を借りるんだから同じ事なんだけど・・・。
今回の本を買う時もかなり迷いましたが、「これは今買うべき」だと思いました。
買って本当に良い本だったと思います。オススメです(^^♪

| | コメント (0)

今月読んだ本

200712301644000_2 今月読んだ本です。

・動機        横山 秀夫
・魂萌え!      桐野 夏生
・ラッシュライフ   伊坂 幸太郎
・重力ピエロ    伊坂 幸太郎
・最悪        奥田 英朗
・火の粉       雫井 脩介
・虚貌        雫井 脩介
・おまけのこ     畠中 恵

・読むだけで夢がかなう!イメージングブック    ジョイ石井
・ユニット      佐々木 譲
・邪魔        奥田 英朗

オススメは雫井脩介さんの「火の粉」です。
後で知ったのですが雫井さんは「クローズドノート」の作者なんですね。
人物描写が丁寧でストーリーに引き込まれました。
女性作家が好きなのですが、今月はミステリーづいてて男性の本ばかり読んでいました。

| | コメント (0)